池上秀志

2020年10月3日6 分

レッドdeハッスル

最終更新: 2020年10月4日

 こんにちは、池上です。前回のブログではウェルビーイングTシャツをお知らせさせて頂いたいのですが、もうご覧いただけましたでしょうか?まだご覧になっていない方は下記のファイルからご確認お願いいたします。

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 さて、今回ウェルビーイングのTシャツ、ユニフォーム共に赤色で統一しました。あなたは赤色に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?共産主義?ソ連?女子トイレ?ばら?女性?様々なイメージをお持ちだと思います。

 今回私が赤色を選んだのは、赤は闘う色だからです。あなたは赤ヘル軍団といえば、どこのチームかご存知でしょうか?もしかしたら、カープ女子もこの記事をご覧いただいているかもしれませんが、赤ヘル軍団といえば、広島カープのことです。赤いヘルメットの軍団だから赤ヘル軍団です。決して、地獄からの使者という意味ではありません。

 ところで、あなたは広島カープの球団旗をご覧になったことはありますでしょうか?これはカープ女子でもあまりみたことがないかもしれません。実は広島カープのユニフォームは創設以来25年くらいは紺系の色でした。これを赤色に変えたのが、広島初の外国人監督ジョー・ルーツという人です。ジョー・ルーツという人が赤は闘う色だ、君たちは勝たなければいけないと言って赤色に変えたのが始まりです。

 ジョー・ルーツは練習に関して、非常に深い知見を残しています。ジョー・ルーツが監督になったその年、カープのキャンプは1日も休みがありませんでした。それに対して選手を代表して大下剛史選手が監督室に直談判に行きます。そんなことをしたら、全員壊れる、シーズンの開幕に響くという訳です。そうすると、ルーツはこう答えました。

「君たちはいつも休ませている。練習は勝つために何が必要かを自分で考えて、やるのが練習だ。勝つためにこれが必要だと思えば、やれば良いし、勝つために休むのが必要だと思えば、休めば良い。ところが、君たちの練習は勝つためにやっているのではなく、ただやっているだけ。これでは休んでいるのと同じだ」

 大変深い知見だと思います。陸上競技も同じです。ただ漠然とやっているだけでは速くなりません。なぜ、これをやるのか、自分の行動の裏側にあるものが見えていないと強くはなれないんです。もう一つ言えば、自分の行動の裏側にあるものが見えていないと、モチベーションも湧きません。

 例えばですが、嫌いな上司に何も言われずに「一日300件電話をかけろ」と言われたら、意味もわからずやってると、ただ辛いだけのストレスの多い仕事かもしれません。でもこう言われたらどうでしょうか?

「いいか、俺が教えた声のトーンとトークスクリプトで、300件電話をかければ、見込み客が15人取れる。15人に対してクロージング率が三分の一なら、5人の契約が取れる。このペースで行ったら、お前はうちの会社のエースや。そうなったら、俺が社長に話をつけてお前を営業部長にして、給料あげたる。それからお前の好きなあの子は、仕事のできる男がタイプって言うとったぞ。エースになったら、うまいこと三人でご飯連れてったる」

 こう言われたら、辛いだけの仕事が楽しくならないでしょうか?陸上競技もこれをこうやったら、こうなって、レースではこういう走りができる、それがイメージできるからモチベーションに繋がっていくんだと思います。

 さて、赤は闘う色だと書きましたが、情熱の色でもあります。闘うと言うのは相手に勝つと言うだけの意味ではありません。自分への挑戦であり、自分との闘いという意味でもあります。私もなるべく陸上競技に対して本物の知識を届けたい、マーケティング上のたわごとではなく、売れなくても良いから本物の知識をお届けしたい、そう思って日々情報発信を続けていますが、知識や経験だけでは補えないのが情熱です。燃えるような気持ちを持って、走る人が一人でも増えれば良いなという今日この頃です。

ジョー・ルーツの上の写真はこのシーン

 世間では楽しんで走ることと真剣に走ることが対極にあるように言われがちですが、本当にそうでしょうか?真剣に走るからこそ、楽しみや喜びもあるように私には思えます。走り終わった後のビールも美味しいのかもしれませんが、真剣に取り組んだ結果のサブスリーには、走り終わった後のビール以上の美味しさがあります。人と比べた優越感ではなく、達成感です。障害があるからこそ、乗り越える楽しさがあります。壁にぶつかった時「辛い」と思うのではなく、「さてここからどうしようか」と考える、そこにもまた楽しさがあります。

 世界中の神話には共通点があります。桃太郎、一寸法師からゼルダの伝説、ポケモン、ワンピースまで男は旅に出て、仲間と出会い、壁にぶつかり、それを乗り越えて成長していく、男にはDNAレベルでそういった楽しみを追求する傾向があります。そうすると、少なくとも男にとっては、走るのもただ走るのではなく、目的意識と目標を持ち、困難を乗り越え、成長を楽しむというスタイルが最も楽しい走り方のはずです。男にとって、成長なきランニングは、一生マサラタウンから出られないポケモンと同じくらい面白くないです。

 さて、最後に赤に込めた願いをもう一つ、広島カープが優勝するまでには、25年という歳月を要しました。しかも、その25年間でAクラス入りは一度だけ、初優勝する前は巨人軍がV9を達成した時代です。そんな中で、お金も何もなく、地元の選手が中心で構成された広島カープが25年かけて優勝しました。私の夢はマラソンチームを持つことです。選手第一号は私です。今26歳ですから、25年も待てませんが、自分が赤のユニフォームに身を包んで火の玉となって、向かっていく、本当の目標は自分のブログでしか書きませんが、2時間6分と一つでも多くの大会で優勝することです。そして、その後に続く選手を育てていく、国籍関係なく(とは言え、日本語、英語、ドイツ語のいずれかが話せることが必須条件)、ハングリー精神を持った磨けば光る宝石の原石を集めて、強いチームを作る、そんな夢へと繋がっていけば良いなと思っています。

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