こんにちは、池上です!
今日は思い出の地長野県富士見高原に来ております。本日の朝は6時より先日のぎふ清流ハーフマラソンで61分22秒の7位に入ったヴィンセント君と一緒に18キロの持久走をやってきました。途中4キロで300mほど登る急な坂がありタフなコースですが、景色が綺麗で心が洗われるような気がします。
ここ長野県富士見高原は私がプロ時代の大半を過ごした地です。最寄りの駅まで約8キロ、コンビニまで約6キロ、夏場は合宿に来る長距離選手たちでにぎわいますが、それ以外の季節は人はほとんどおらず、冬になると人間よりも鹿の方が多くなり、傾斜があるのでクロカン走が練習の中心になるそんな土地です。
もちろん、治療院に通うことも出来ないので、体の手入れはセルフケアか治療器具に頼るしかありませんでした。私がLLLTを使うようになったのも、万が一故障した時の為に、使えるものを探したからです。世の中には色々な治療器具があります。その大半は振動を与えたり、こねたり、温めたりすることによって血流を促進し、筋肉をほぐすものです。これも効果があるので、特に日常の体の手入れにも使っていました。
もう少し具体的に言えば、温浴、ホットパック、マッサージオイルを用いたセルフマッサージ、超音波治療器、フォームローラー、ソフトボールなどを用いたセルフマッサージです。これらは単純でありながら、体の手入れの基礎となるもので重用していました。
ただ、私としては故障した時に求めていたのは、炎症反応を抑えてくれるものや鎮痛効果のあるものです。急性期の炎症反応は体に必要なものであり、治癒過程を促進してくれます。ただ、その炎症反応が低度で慢性的なものになれば。体に悪影響を与え、逆に炎症反応を促進します。炎症反応が炎症反応を促進します。また、仕事で走っているととにかく痛くても走らなければいけないことも多々あります。というよりは、走れないと死活問題なので困るのです。
また、長く走っていると1つや2つは慢性的な痛みを抱えるものです。練習しても悪化しないのは分かっているのですが、それでも痛いのです。痛いのはやはり困りますし、どこかで悪化するとやはり死活問題です。
そんな訳で、鎮痛効果や消炎効果のあるものが欲しかったのです。結論から申し上げますと、炎症反応を促進する可能性があるのは、非ステロイド系の抗炎症剤、ステロイド注射、自然由来の抗炎症サプリメント、超音波、LLLTの5つです。そして、このうち副作用がなく、治癒過程を促進してくれるのは、超音波、LLLT、自然由来のサプリメントの3種類です。
このうちの超音波に関しては、使い方によります。周波数は20ヘルツから50ヘルツ、そしてパワーは強すぎないようにしないといけません。超音波は文字通り音波を超えるエネルギーを送ることによって組織の熱を上げることがあります。そのことによって血流が増し、治癒過程が促進したり、筋疲労が緩和することもあるのですが、その程度が甚だしいとかえって炎症反応が促進され、悪化してしまうのです。
転んだり、ぶつけたりして腫れあがっているところを温めると悪化するのと同じ現象が起きます。繰り返しになりますが、炎症反応は治癒過程を促進させる面もありつつ、組織を破壊し、さらなる炎症反応を引き起こす原因にもなりかねません。少なくとも、練習を継続する上ではマイナスの方が大きいのです。例えばですが、転んで本来3日間で治る打撲をわざわざ自分で温めて5日間に長引かせる必要はないということです。超音波は使い方によってはこれが起こってしまうのです。
LLLTの長所は単に消炎効果、鎮痛効果があるだけではなく、細胞内のミトコンドリアを活性化させることで、細胞レベルで自然治癒力を高めることです。そもそもの話をすると慢性的な痛みというのは、局所的に治癒過程が滞っている状態なのです。それに対して、何らかの刺激を与えてもう一度治癒過程を動かさないといけません。その手段として、鍼灸やマッサージもあります。ただ、先述の通り山の中にいたのでなかなか治療院には通えませんし、走り終わったらすぐに炎症反応や痛みを緩和させる必要があったのです。
自然由来の消炎サプリメントも摂取していました。MSMやクルクミンのカプセルがそれに当たります。これらのサプリメントの良いところは、基本的に体に良いもので副作用もなく、痛みと関係なく摂取して悪いものではないということです。酸化ストレスを除去してくれる働きもあり、また実際に使っている人からは副次効果として肌が綺麗になってきたなどのお声も頂いております。
またコスト面で考えても、確かに超音波治療器は30万円から80万円するくらいのものが主流なのに対し、LLLTは数万円から50万円と選択肢は多いように感じていました。そんな訳で、LLLTを自分で買って使い始めたのですが、今回は最近の私のLLLTの体験記を書かせて頂きます。
1. しこり
先日の40キロ走の後、うちくるぶしの下あたりの足底に痛みを感じました。40キロ走の後はどこかに一時的に痛みを抱えることは珍しくないので、あまり気に留めていませんでした。一晩寝れば収まっているだろうというくらいに思っていました。ところが、次の日の朝起きるとその痛みが一時的なものではなく、何らかの問題を抱えていることに気づきました。足をついただけて痛みが出ていたのです。
そこで触診してみると、しこりが出来ていました。このしこりの正体は腫れのかなりマイルドなやつだと思っていただけると良いかと思います。ちなみにですが、腫瘍も同じようなものです。そこで、LLLTを照射することにしました。LLLT照射し始めて明らかに効いているような感覚が出てきました。
LLLTは基本的には何も感じないけれど、効いていると言われますが、私の経験上そうではありません。よく効く時は主に2パターンあり、1つ目は皮膚の表面に痛くもない、痒くもない何らかの感覚を感じます。強いて言えば、幽霊に優しく撫でられているような感覚でしょうか。この感覚を言葉にすることは非常に難しいです。不快ではなく心地よい感覚です。
ハーヴァード大学のマイケル・ハンブリン教授によるとこの時、細胞の中のミトコンドリアの中のシトクロムCという酵素がLLLTからのエネルギーを吸収しているそうです。そのことによって、炎症反応が抑えられたり、自然治癒力が促進されるのです。
そして、この時もその感覚が患部からつま先の方にかけて流れていくように感じられました。その後、痛み自体はスッと引きました。さすがに一回のしこりが消えるということはなく、走り終わった後は少し痛みが出たりもしましたが、結局1週間ほど照射し続けて痛みもしこりも完全に消えました。
私のLLLT体験記2
私はこの半年ほど、左のアキレス腱に痛みを抱え続けています。常に一定の痛みがある訳ではなく、消えたり、現れたりしながら、半年ほど続いています。走れないほどではなく、痛まない日もあれば少しだけ痛む日もあればという感じで基本的には走り始めは痛いですが、温まればもう痛くありません。
そして、先日私が作ったLLLTの千葉県の工場に京都から視察に行かせて頂くことがありました。何点か確認したいこととお願いしたいことがあったのです。そして、製造者の方と色々とお話しさせて頂いたのですが、その出張の際にLLLTを持って行きませんでした。また、長時間の移動や睡眠時間が短くなったこともあり、一時的にアキレス腱の痛みが増しました。
そこで、帰ってから早速LLLTをアキレス腱から下腿三頭筋あたりと上裸になって上半身全体にLLLTを照射しました。そうすると、これがよく効く時のパターン2です。よく効く時は実は痛みを感じるのです。しかも、面白いことに患部に照射すると別の個所に痛みを感じる時があるのです。そういう時は、その痛みが出るところも照射したほうが良い箇所です。そして、LLLT照射中の痛みが引くころにはだいぶ良くなっています。
逆に色々なところにあてていると、患部とは違うところにあてているのに、患部に痛みが生じることがあります。このパターンの時もよく効きます。体の不思議なところです。ちなみにですが、この話は今まで数十本は読んだLLLTに関する論文のどこにも出ていませんでした。でも、経験から言えば事実なのです。
今回は患部に当てると左のふくらはぎの外側の一番上あたりに強い痛みが出ました。実はそこは前から凝り固まりが気になっていたところだったのです。そして、左のハムストリングスに照射するとアキレス腱にも響いてきました。
今回はよく効いたので照射直後にはすでにマシになっており、3日くらいで治りはしませんが、出張で悪化した分の痛みは全て消えました。
LLLTを使えばすべての痛みが一瞬で消える訳でも一週間で消える訳でもありません。傾向としては、痛めてすぐとか違和感が強くなったという段階で照射するとよく効きます。一方で、半年も続いたものは根気強く照射しないとなかなか完治には至りません。ただ、断言できるのは、仮にすぐに痛みが消えなくても、一時的に悪化した分は割とすぐに良くなるので、悪化させずに走り続けられるという利点は非常に大きいということです。
LLLTについてもっと詳しく知りたい方は、こちらをクリックして問い合わせページに入り、「詳説LLLT」と入力して送信してください。筆者が確認次第、無料で小冊子をお送りさせて頂きます。
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