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執筆者の写真池上秀志

2023年に結果を出したいランナーさん必見の信念の話

謹賀新年


 昨年は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い申し上げます。


 よく「走り納めはいつですか」とか「走り初めはいつですか」と聞かれたりしますが、普通に大晦日が走り納めで、走り初めって元日ですよね。皆様の多くもそうだと思いますけど。


 特に仕事として走っていたころと職業訓練として走っていた頃は、カレンダーなんて関係ないですよね。アーサー・リディアード氏のランニングの21要素にあった通り、一番重要なのは目標とするレースの日付です。


 そんな訳で、大みそかはたまたま35キロ走だったので、大阪マラソンに向けておよそマラソンレースペースの90%で距離走をしてきました。90%といっても、遅めに入って後半上げていくという原則は変わらないので85%くらいから入って自分の感覚に従って後半ペースを上げていきました。


 弊社副社長でらんラボチャンネル総支配人の深澤哲也も大みそかに10キロのレースに出場して34分34秒と市民ランナーベストを大幅に更新しました。


 さて、そんな大晦日も元日も全く関係ない生活をしていますが、一応2022年が2023年になり、一つの区切りではありますので、2023年の皆様の成功をお祈りして本日から3日間30パーセントオフセールを致します。


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 すぐにでも、商品ページに飛びたい方は是非こちらをクリックしていただければと思うのですが、もう少し我慢が出来るという方には本日はやはり2023年の成功をお祈りして信念の話をさせて下さい。


 誤解の無いように書いておきますが、聖人君子として信念のお話をさせて頂くのでもなければ、偉人として信念のお話をさせて頂くのでもありません。


 あくまでも、選手としての経験、コーチとしての経験から走力を向上させるための合法ドーピングとしての信念を具体的にお伝えさせて頂きたいのです。


 この信念が正しく形成されないと、せっかく良い練習をしても力がついてこないし、そもそもいくら有益な情報をお伝えさせて頂いても「自分には関係ない」と頭から否定して、自分のものになっていかないからです。


それではお話しさせて頂きます。


 そもそも信念とはなにかということですが、ここでは潜在意識レベルにまで入り込んでいる思い込みのことだと定義させて頂きます。ですから、本来信念というのは非常に中立的なものです。


 信念そのものは良いものでも悪いものでもありません。ただ、自分が持っている信念が良い方向にも悪い方向にも作用するということです。


 例えばですが、初めて行く建物でも通常は「入り口はどこかな」と一から調査することはないでしょう。一周ぐるっと周るくらいのことはするかもしれませんが、入り口があればすぐに分かるはずです。わざわざ壁を全て手で触って調査したり、X線で透過することはしないでしょう。


 では、何故そこが入り口であると分かるのでしょうか?


 入口だけではありません。どうすれば、その扉はドアノブをひねって押すかひねるかすれば開くと分かるのでしょうか?


 おそらく何故と聞かれても答えられないと思います。それが当たり前だからとしか言いようがないと思います。


 そうです。この当たり前であるというのが、信念です。考えなくても分かってしまうんです。でも、これは正しくもないし、間違ってもいません。あくまでも中立です。ですから、私が扉のような形をした壁を作れば、大半の人が「あれっ開かないぞ。開けてくれませんか」と言うはずです。


 そして、一見壁のところがくるりと回転して開いたら、「あっこんなところに隠し扉がある」と思われるでしょう。しかし、それは隠し扉ではありません。普通の扉です。ただ、多くの人の信念によって扉を壁と認識し、壁を扉と認識してしまっただけのことです。


 通常はこのようなことにはなりませんが、信念が思わぬ問題を生むことがあります。例えばですが、外国人の方は一定の確率で和室の引き戸が分からないんです。目の前に扉があるのに、それが扉と分からないんです。


 日本人なら家が洋式でも、生まれてから何度かは和式の扉を使ったことがあるはずです。ですから、日本人で分からない人はほとんどいません。でも、外国人は寧ろ和式の引き戸を使ったことがある人の方が少数なので、目の前にあってもそれを扉を認識せず、壁として認識するのです。


 これが信念の作用です。つまり、無意識のうちに思い込んでいる訳です。


 通常信念というのは、生まれてこの方の経験の積み重ねによって形成されます。


 せっかくなので、もう一例見てみましょう。


 あなたはアフリカの家と聞いたらどのような家を思い浮かべるでしょうか?


 こういった家を思い浮かべませんか?




 私もこういった家を思い浮かべますし、実際にこういう家もたくさんあります。この目でも見てきました。でも、ケニアの首都ナイロビはこんな感じなんです。




この写真を見せられてこれがケニアだと分かる人が一体何人いるでしょうか?


 この写真を街行く人に見てもらって、どこの町だと思うかと聞いても、おそらく名前がいつまでたっても出てこないでしょう。これも信念のなせる業です。一般的に偏った見方のことを偏見と言いますが、厳密に言えば偏見のない人は一人もいません。偏見は皆もっているんです。


 さて、こういった例から無意識のうちに形成されている思い込みがどのようなものかなんとなくご理解頂けましたでしょうか。


 そして、ここからが重要なことですが、私達は自分自身に対してもこの手の無意識のうちの思い込みを持っています。そして、自分自身に対して良い信念を持っている場合は良いのですが、悪い信念や偏った信念を持っていると往々にして問題になるのです。


 例えば、自分は才能がないとか自分は持久型だからスピードがつかないとか、あるいは逆に自分はスピード型だから持久力がないとかそういった思い込みのことです。これは挙げだしたらキリがありません。調整が下手だとか、レースの組み立て方が下手だとか、力みの強い走りを持っているとか色々な信念があります。


 誤解の無いように書いておきますが、信念と事実は別物です。例えば、私は客観的に言って、つまり他の人と比べて持久型だと思います。というか、間違いなく持久型です。これは他の人と比べてという基準があり、更にその基準は5000mのタイムに対するハーフマラソンのタイムであったり、マラソンのタイムであったりという明確な基準があるので、客観的事実です。


 ただ、だからと言って、スピード練習をしてもスピードがつかないということにはならないんです。これを自分は持久型だからスピード練習をしても無駄だと思っていると、本当にスピードがつかなくなります。そもそも、そう思い込んだらたいていの人ってやらないですよね。


 人間はバカではありません。大人になれば理性が発達します。だから、無駄なことはやりません。


 でも、無駄かどうかはその人の信念によっても変わるんです。高校生くらいならまだ良いんです。良くも悪くも大人に洗脳されやすく、意に反したことをやらされることにそこまでの抵抗がありませんから。嫌でもスピード練習はやらされますし、やっているうちにスピードがついてくればまた信念が書き替えられることにもなります。


 ただ、大人になり、自立した大人が趣味として走る場合にはそうはなりません。自分が無駄だとおもったことはやらないし、やってもどうせ無駄だと思っているので身になりません。気持ちがそこにないんです。


 そして、これはレベル感に対しても同じことが言えます。自分にはサブ3は無理だとか、サブエガは無理だとか5000m16分台、15分台は無理だとか思い込みを本人が持っていると実際に無理なんです。


 理由は単純で、人間はゴールから逆算して初めて様々なことが認識できるようになっているからです。適切な戦略は目の前のことを一生懸命やっていれば、自動的に達成されるものではありません。最終的に自分がたどり着きたいところから逆算して、考えるべきものです。


 私の場合で言えば、マラソンで2時間6分で走るためにはまだ長い道のりが必要だと思います。これに関しては理性で考えるべきことです。ただ、その為に何が必要であるかは理解しています。それは初めから2時間6分から逆算しているからです。


 目の前の生活を一生懸命したって2時間6分を達成するために何が必要かなんて見える訳がありません。寧ろ、何百人の市民ランナーさんのサポートをさせて頂きながら、毎月の売り上げに一喜一憂してたら、2時間6分を目指すということ自体が宇宙のかなたに行ってしまって、早晩私の世界から消えてしまうでしょう。


 そうすると、結局2時間6分を達成するために何が必要なのかと考えることもしなくなるし、勉強しなくもなるし、当然ですがその為の練習をすることもなくなります。


 全て同じことです。今すぐ、サブ3を目指せる人もいれば(今すぐというのは3か月後という意味)、3年くらいのスパンで目指すべき人もいます。


 ただ、断言できるのは今4時間切れなくても良いから、サブ3を達成するんだと決めてしまっている人の方が、なんとなく走ってるうちに3時間15分まで来たからサブ3を目指そうと思っている人よりも早いし、確率も高いということです。


 だって、全部逆算して前倒しで出来るんですから。だいたい、なんとなく走っていて3時間15分まで行けるかどうかも分かりませんしね。全ては偶然に左右されてしまいます。


 信念が出来ていると全てのスピードがぐんぐん早まるんです。


 と、ここまではなんとなくご理解いただけると思います。重要なのはここからです。信念というのは普通は生まれて来てからこれまでの人生経験によって決まります。しかも、無意識のうちに決まります。


 世の中には努力次第でなんとかなると信じている人も信じていない人もいますが、少なくとも傾向としてはお金持ちの家に生まれた子はお金持ちになるし、昔から勉強ができる子は大人になっても勉強が出来るし(仕事が出来るかどうかはまた別の能力)、昔から走るのが速い人は大人になっても走るのが速いし、昔からモテる人は大人になってもモテるという傾向があります。


 これは無意識のうちにそういう信念が形成されているからです。自己に対する思い込みと言っても構いません。これは人格レベルにまで入り込んでいます。


 例えば、私の名前は池上秀志ですが、人生で「私は池上秀志です」なんて言ったり、おもったりすることはあまりありません。初対面の人に自己紹介するときくらいです。普通に生きていて「俺は池上秀志だ」なんて思うことはありません。


 でも、雑踏の中で「池上」と呼ばれたら無意識のうちに振り返ります。皆様も経験があると思うのですが、レース中に非常に多くの人の中でも自分の名前を呼ばれると気づきますよね。あれは自分の名前が信念になっているからです。「私は池上秀志です」というのが信念になっているからです。


 信念というのはこのくらい中立的なものです。別に「私には俺は池上秀志だという信念があります」と言ったとしても「ああ、これは立派な人だ」とは思わないでしょう。


 また、もう一つは信念にはレベルがあります。これはどういうことかと言いますと、「俺は走るのが速い」というのも、サブ3出来るレベルなのか、サブ10が狙えるレベルなのか、オリンピックを狙えるレベルなのかというレベルに差があります。


 レベルに違いがありながら、人はそれぞれ信念を持っています。


 ただ、基本的にはマラソン三時間半の人は「自分はマラソン三時間半のランナーだ」と思ってるものなんです。マラソン三時間の人は「自分はマラソン三時間のランナーだ」と思い込んでいます。


 これが自分の夢やヴィジョンに一致している場合は何の問題もありません。自分の夢はマラソンで三時間を切ることですでに三時間切っているなら、それで良いんです。あとは同じことを何度も繰り返せば良いだけです。それを夢とかヴィジョンと呼ぶのかどうかは知りませんが、本人が最終的にそこにたどり着きたいと思っていて、そこにたどり着いているならそれで良いと思います。


 問題はヴィジョンと現在の信念の間に乖離がある時です。この乖離を埋めるためにヴィジュアライゼーションテクニックとアファメーションを何度もやって頂きたいとお伝えしてきたのですが、ここではもう一歩踏み込んでその時の思い方をお伝えさせて頂きます。


 信念が形成されるというのは、頭で「自分はサブ3ランナーじゃない」と思いながら、口で「俺はサブ3ランナーだ」と言うことではないんです。あるいは頭で「自分はサブ3ランナーじゃない」と思いながら、サブ3を達成している自分を思い描くことでもないんです。


 また、「自分にサブ3は出来るだろうか。出来ないだろうか」と思い悩むことでもないんです。「自分にサブ3は出来るだろうか、出来ないだろうか」と思い悩みながら「いや、自分ならサブ3は出来る。やってみせます!」というのは信念ではないんです。


 信念というのは、扉を無意識のうちに扉と認識し、ドアの開け方まで無意識のうちに分かってしまうような状態のことです。


 私の言葉では、おそらく不十分でしょうから、中村天風という人の講演録をまとめた『信念の奇跡』から抜粋させて頂きます。



「もうひとつ、別の話をしよう。ほんとに信念の実態が分かるから。


 宮本武蔵の話です。人はいろんなことを言うけども、私は宮本武蔵という人は無学でありながら、立派な哲学を持った人だと思います。


 ご承知の通り、武蔵の晩年は、肥後熊本藩主細川忠利公に客分とし招かれ、細川公は宮本武蔵と話をすることが楽しみだった。


ある時に細川公は家来の目の前で、


「今日までに何百回という真剣勝負、命の取り合いを為されたそうだが、数ある試合の中で、これは強いなと思った相手がいましたか?」と武蔵に聞いた。


そしたら、武蔵がニコッと笑って、


「私と試合をする者に弱い者がいましょうか」


「ほう。それじゃ、皆強かった?」


「そうであります」


「その強いものに勝つんだから、あなたはよっぽど強い人なんだ。どうです?この勝負は勝てるぞとか、ヒョイとすると勝てないなんて思うような気持ちをお持ちになったことはありますか?」


「私は勝つとか負けるとか、そういうことを考えたことはありません」


「けれど、命の取り合いをするんだから、考えないはずはないでしょう?」


「そうですかな。私は武術家ですので、あなたの今おっしゃった命の取り合いをする試合が、いわば私の本職であります。本職のたびに、勝つか負けるかなんてことは考えたことがありません。一言承りたいが、あなたの召し上がっている、二度三度の食事に、今日は毒が入ってるか入っていないか、入っていたら、大変なことにならないかと考えながら、召し上がっておられますか?」


「ああ、そうか」


それで細川公は悟ったというんです」



どうでしょうか?


 お分かり頂けましたでしょうか?


 私も大した実績もないのに、マラソンで2時間10分切るとか、大学の陸上競技部を退部して、帰宅部生としてマラソンを目指すとか、大学を卒業したら実業団には入らずにプロになるとか色々なことを言ってきましたから、周りからは色々と言われました。


 大阪マラソンで日本人トップになった時も、何の実績もない状態で「優勝する」といったので、記者の方からは冷たい反応が返ってきたものです。


 でも、信念が形成されている状態というのは、そういうものを全く相手にしなくなる状態です。それと闘って「いや、俺なら大丈夫だ」「俺なら出来る」と闘いを挑むような状態ではないんです。


 今ネットで流行っているマウントを取るとか論破するというのとも違います。信念が形成された状態というのは、いわばもう既成事実になっている状態です。


 例えばですが、いきなりある方から「今まであなたはご自身で池上秀志と名乗っていますが、一体なんの根拠があるんですか?あなたは池上秀志じゃなくて、田中幸子です」と言われても議論しようとは思わないでしょう。


 そんなこと言われても知らんがなっていう感じですよね。誰がなんと言おうと私は池上秀志です。


 また別の方から「君は自分のことを池上秀志と思っているが、ある日番号で呼ばれるようになったらどうするんだ。おい13番って呼ばれるようになったら、どうするんだ」と言われても「そんなこと言われても知らんがな」ですよね。


 別に13番って呼ばれても良いですよ。実際、池上先生、池上コーチ、池上社長、池ひん、池上君、ユキ、ガミさん、ガーミンなどと色々言われますが、別になんでも良いです。


 ところが、これがサブ3になると、議論してしまう人がいるんです。


 「サブ3するとか言ってるとかなんで出来ると思うの?」とか「サブ3するとか言ってるけど、せめて3時間10分切ってから言えよ」とか「サブ3するとか言ってるけど、出来なかったらどうするの」とか色々ああだこうだと言われる訳です。


 別に言われるのは構いません。人間社会に生きていれば、あることないこととかく言われるものです。重要なのは、その時の心の持ちようです。本当に信念になってる状態というのは、「そんなこと私に言われても知らんがな」という気持ちが本当の気持ちです。もう既成事実として潜在意識に入ってしまっている状態です。


 これに対して、「いや、俺なら出来る」「私がやってみせる!」と同じレベルで闘ってしまうのはまだ信念にまでなっていない状態です。


 先述の通り、信念とはこれまで人生経験のくり返しによって形成されるものなのですが、人間の場合は常日頃の思考や言動がそのまま信念になります。ですから、まだ実現していないものもちゃんと信念になりうるのです。


 そして、サブ3がしたいならサブ3、サブ10したいならサブ10がちゃんと信念になっている人の方が圧倒的にそれを実現させる可能性は高いし、一番のメリットは楽なんです。


 先ほど、人と議論することを例に出しましたが、実は人間は同様の議論を頭の中でやっています。それを本人が気づいているかどうかは別にして、頭の中でその手の議論をやってしまうんですね。


 だから、サブ3を達成するということが信念に入っていない人は、サブ3を達成するための練習をするにもすぐに頭の中で口論が始まってしまうんです。


 「今日は苦しいな。嫌だな」と思ったら、すぐさま「いや、これをやったらサブ3出来るんだ。私はやるぞ!」「いやでも、寒いしきついし、嫌だな。こんな練習やらなくてももっと効率の良い練習のやり方があるんじゃないか」「いや、これが俺が現状考える限り最も効率の良い練習だ。俺はやるぞ!」とあっちにいったり、こっちに行ったりするから心が疲れてしまうんです。


 長距離走、マラソンは苦しいから一人では出来ないと一般的には言われています。私もサポートしてくれる人や練習相手がいたほうが良いのは重々承知しております。


 ただ、99%の練習を一人でやっても、ハーフマラソン63分09秒とか30キロ1時間31分53秒とかマラソン2時間13分41秒で走れたのは、あるいは今も心をすり減らさずに走り続けられているのは、心の中で喧嘩していないからです。


 宮本武蔵と同じかどうかは分かりませんが、一日三度の飯を食べるのと同じ気持ちでやれているからです。気楽にやるのとはまた違います。宮本武蔵だって命のやり取りをしていたわけですから、気楽な訳がありません。


 ただ、それでもそれが一種普通の状態になるというか、それが人格の一部になっているので、何も考えずにただやるだけなんです。この点においては発展途上国の人の方が偉いなと思います。


 「おい、大丈夫か、それ」と思ってもだいたい「そん時はそん時だ」って言いますからね。平気で川の上の橋の線路を歩いたりしてるから、「橋を渡ってる時に向こう側から電車が来たらどうするんだ」って聞いたら、「そん時はそん時だ」っていうんです。


 無鉄砲なのか偉いのかよく分かりませんが、ケニア人の競技力を支えている精神性であることは間違いないです。


 では、最後に一体何を信念にすれば良いのかということですが、これは単純に自分が心の底からやりたいことを信念にしてしまえば良いんです。サブ3をやりたいならサブ3、サブエガをしたいならサブエガ、5000m14分台で走りたいなら5000m14分台を信念にしてしまえば良いんです。


 今マラソン4時間台でしか走れなくても、「あーいつかは3時間切ってみたいな」と思ったら、サブ3を信念にしてしまえば良いんです。これを先ずは3時間55分切って、次は3時間50分切ってなんて区切って考えるから余計に時間がかかるんです。


 自分が3時間切りたいなと思ったら、あとはそれが信念になるように、繰り返し、アファメーションとヴィジュライゼーションテクニックを使うのですが、その時にあたかもすでに実現していることを改めて肯定するような気持ちでやりましょうということです。


 決して、「自分はサブ3ランナーではない」という前提から出発して、信念を書き替えるために「俺はサブ3ランナー」だとアファメーションするのではないんです。「俺はサブ3ランナーだ」というところから出発して、それを改めてアファメーションとヴィジュアライゼーションテクニックで肯定してあげるんです。


という訳で、お互い2023年も実りの多い一年にしましょう!


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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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