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長距離ランナーの為のコンプレッションウェア

 こんにちは、ウェルビーイング株式会社代表取締役でKimbia Athletics所属のプロランナー池上です。今回はコンプレッションウェアの話です。コンプレッションウェアに関しては、知っている人は知っている、知らない人は覚えてね、という感じのもので、必ずしも必需品ではなく、プロの選手も使っていたり、使っていなかったりという感じのものです。実際のところ、私も使ったり使わなかったりなのですが、持っていて損はなく、また使い方に関しても人によって違うので、今回は私の個人的な観点から、おすすめの使い方やその効果について書いてみたいと思います。

コンプレッションウェアとは何か?

 コンプレッションウェアとは、日本語では着圧式衣類と呼ばれるもので、服そのものに着ているだけで圧がかかります。そして、段階着圧と呼ばれるもので、下から順番に圧が弱くなります。逆に言い方をすると、下に行けば行くほど、圧が強くなります。圧という表現が分かりにくい方は、締め付けがきついと理解してください。当然、着用には時間がかかります。

コンプレッションウェアの原理

 長距離走のように長時間動こ続けるスポーツでは、下半身に体液が溜まりがちになります。とくにトレーニングで損傷した細胞には体液が流入します。体液が流れ込んだ細胞は膨張し、いわゆるむくむとかはるという状態になります。一時的にむくんだり、張ったりしても体液が正常に流れ続けて、心臓に変えれば新陳代謝が正常に行われ、リカバリーを早めることが可能になります。ちなみにアクティブリカバリーという言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、アクティブリカバリーは軽く体を動かすことで、体液を循環して、末端の血液を心臓に送り返すのが目的です。

 コンプレッションウェアは、体の末端の圧を強め、体に近い方の圧を弱めることで、末端の体液を体の中心部に返します。

コンプレッションウェアの二つの目的

 コンプレッションウェアの目的ですが、大きく分けると二つあります。一つ目は移動や就寝時のリカバリーを促進するというものです。現在、一線で活躍している長距離選手でどこも痛くないという選手はおそらくほとんどいません。皆どこかしら、痛みを抱えているものです。そして、長距離移動をするとしばしばその痛みが悪化します。長時間移動していると末端に血液が溜まり循環しなくなります。膨張した細胞が痛覚神経を刺激します。痛みとまでいかなくても、長時間移動は疲労の回復を遅らせるので、移動時に使う選手もいます。

 または就寝時や朝練習から午後練習までの休憩時に使い、リカバリーを最大限はやめようとする選手もいます。私の感覚ではこの選手が最も多く、私もその時の状態に応じて、就寝時に使うことが多いです。

 3つ目の使用方法ですが、運動中に疲労を軽減したり、若干ではありますが、瞬発力を高めるというものです。若干の締め付けを加えることで、瞬発力が上がったり、瞬発系競技のように長時間練習するスポーツでは疲労の軽減が観察されています。

 ただし、長距離走には適しません。長距離走ではわずかでも良いので血管が余分に拡張し常に血液が流れ続けた方が、有利です。その為、長距離走でのコンプレッションウェアの使用は、疲労を早めます。中にはふくらはぎだけのコンプレッションウェアもあるのですが、私の個人的な感覚としては、ふくらはぎだけのコンプレッションウェアも疲労を早めます。

コンプレッションウェアはどのを使うのが良い?

 現在色々な会社からコンプレッションウェアが出ていますが、CWXとスキンズが二大勢力ではないかなと思います。CWXはランニング時の疲労を軽減するという目的のものが多く、睡眠時には使用しないように書いてあるものあります。ただ、先述したようにランニング時の使用はお勧めしません。リカバリー用に使うには、スキンズのものがお勧めです。私もスキンズのものを使っています。アマゾンでもわずかながら在庫があるようですので、下記のURLから一度チェックしてみてください。サイズに関しては迷ったら、小さめに買うのがお勧めです。

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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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