長距離走・マラソンが速くなるために必要な心

こんにちは、池上です!


 今回は長距離走・マラソンと心の関連に関する話です。


 先日ウェルビーイングオンラインスクールの受講生の方から下記のようなメッセージを頂きました。


「レース終わって気持ち的にも余裕ができてきたので、オンラインスクールを改めて受講しています。

レース直前だったのでマインドセット編を軽視していたので改めてという意味合いが強かったのですが、受講し始めて、実はこの項目が一番重要だと気付きました!(中略)


ともかく生活全般に応用できる内容ですので、家族や親しい人に話たくなりました。


自分自身もしっかりと心の準備をして池上さんにぶつかりたいと考えていますので、来シーズンもよろしくお願いします!」



 そうなんです。実は心、トレーニング、リカバリーと3つの要素がある中で、トレーニングばかりに目が行きがちなのですが、このどれもが等しく重要で、中でも心はある意味では一番重要な要素です。別に喧嘩をしたい訳ではないのですが、最近SNSを含めてオンラインに公開されている情報のほとんどがトレーニングだけに絞り、その中でも「私はこれをやってサブ3を達成しました」とか、そういう大雑把に分けても3つある要素の中の、ほんの一つの要素に絞って情報発信されていることが多いです。しかし、現実には全てが重要です。


 その中でも心の問題は軽視されがちですので、今回のメルマガでは改めて書かせて頂きます。長距離走・マラソンにおいては心が重要だと書くと、「そりゃそうでしょ?苦しいところで我慢しないといけないんだから」と言われることが多いのですが、その要素もごくごく一部にしかすぎません。


 だって、考えてみてください。あなたはレース中にどのくらい手抜きをしていますか?たまにはレースが終わってから「ああ、あの時もう少し頑張っておけばよかった」と思うことがあるかもしれません。


 でも基本的にはレースでは自分の全力を出していないでしょうか?勿論、後ろからピストルを突き付けられて「この一キロを2秒上げないと殺すぞ」と言われれば、もう少し速く走れるかもしれません。でも、マラソンで5分も10分も変わりませんよね?基本的には全力で走っていると言って良いと思います。


 では、心をどのように使えばよいのかというと前回の記事「ハーフマラソン2時間をマラソン2時間半にする方法」の中にヒントがあります。今回は専門用語を用いて解説をすると、スコトーマを外すということです。


 では、スコトーマを外すとはどのような意味か?ここは別のウェルビーイングオンラインスクールの受講生様のお言葉をお借りしましょう。


「ウェルビーイングオンラインスクールが新しくなって、復習を兼ねてまた見たいところから復習しています。

脳みそのフックが増えると何かと情報が引っかかりますね」


 厳密にこちらの受講生様の意味しているところと一致しているかは分かりませんが、「脳みそのフックが増えると何かと情報が引っかかる」これが、スコトーマが外れるということです。


 スコトーマというのは心理的な盲点のことであり、通常は見えるはずなのに見えていない、認識されていないもののことを指します。例えば、恋人の顔や家族の顔でさえ、ほくろがどこにあったか正確に書けと言われても書けないことが多いです。特徴的な部分は覚えていますが、全部は無理だったりします。でも、恋人や家族の顔はそれこそ飽きるほど見ているはずです。視界には入っているはずです。でも認識はされていない。これがスコトーマです。


 ただ、スコトーマというのは本来はもっと深い意味を持ちます。例えばですが、最近まで私はパソコンに書いてあるCore i3という単語の意味が分かりませんでした。パソコンを使って8年間ずっと知らなかったんです。というか書いてあること自体最近知りました。ところが、最近パソコンが壊れたので、新しいパソコンを買おうと思い、いくつかの会社に電話をして聞いてみました。そうすると、Core i3というのは人間で言うと脳みその機能に当たるものでこの数字が大きいほど、パソコンの頭が良いということが分かりました。


 そして、メモリというのは作業台の数のことであり、作業が複雑になればなるほど、一台の作業台でやるよりもたくさんの作業台を使った方が作業ははかどる、これは4GBから最大で32GBまである、そして最後にデータ容量、これはパソコン本体に保存できるデータの容量で、これをいっぱいいっぱいで使っていると、余裕が無いので、動作が遅くなったり、故障の原因になるとのことでした。


 パソコンを使って8年間こんなことも知りませんでした。そして、改めて大学入学時に買ったパソコンを見てみるとCore i3と書いてあるではありませんか。今まで全く気付きませんでした。


 このように何本か電話をかければ、分かることを何年も知らなかったわけです。これがスコトーマです。勿論、電話を何本かかければ簡単に分かるものから、自分でパソコンを設計して作ってみないと分からないことまでスコトーマは何段階もあります。これを情報の階層性というふうに言います。


 この多段階にあるスコトーマのうち、手前にあるものから順番に外していくことで、長距離走・マラソンのタイムは伸びていきます。要するに、パソコンと同じです。今まではパソコンを買うということ一つをとっても、私にはスコトーマがあったので、自分の目的と予算に見合った買い物が出来ませんでした。


 ところが、今はスコトーマが外れたので、正しい選択が出来ます。少なくとも以前よりは。長距離走・マラソンでも同じことが起きます。サブ3を達成するために必要な要素に関する情報というのは、この世の中にたくさんあります。このブログを読んでいるあなたならすぐに手を伸ばせば届くところにあります。でも、ある人にとってはスコトーマになっているから見えないし、ある人はもう既にそれを見ています。それだけのことです。


 勿論、ここでも情報には階層性がありますので、言葉で伝えられることもあれば、実際に自分が3時間を切ってみるまで分からないこともあります。でも、今はスコトーマになっているものが、見えるようになっていくということが重要で、その延長線上に実際に自分がやってできるというところまで連続的につながっています。


 このスコトーマを外すということも重要なのですが、スコトーマを適切に設定するということが重要です。例えばですが、普段は女好きの私でもレース中には可愛い女の子がいても気づきません。風でスカートがめくれてパンツが見えてもスコトーマになって見えないでしょう。これはスコトーマが自分の目標に沿って正しく設定されているからです。


 スポーツの世界では、チャンスに強い選手は必ずスコトーマを他の人よりも強く持てて

います。一番有名なのは長嶋さんでしょう。グラブを忘れた、ストッキングを忘れたから始まって、同じ脚に靴下を二枚履いていた、試合前なのに、試合のことを忘れてお風呂に入っていた、球場に車を忘れた、息子を忘れた、東京駅の前に車を止めたまま遠征に出かけたなど長嶋さんの忘れちゃったエピソードは何年たっても色あせません。


 長嶋さんは野球のことを考えると、それ以外のことがスコトーマになったのでしょう。人間はこういう時の方がパフォーマンスは良かったりします。


 別の例ではアメフトにおいてこんな話を聞いたことがあります。それは「ディフェンダーのタックルを避けようとして、ディフェンダーを見ている人よりもゴールだけを見て走っている人の方が、タックルをかわすのも上手い」と


 私はアメフトはやっていませんから、本当のことは分かりません。私のもう一つの分野で言えば、商品販売がそうです。売れない人ほど、やる前から売れないと決めつけます。売れることがスコトーマになり、売れないことだけが見えているという最低の状態です。そして、そのテンションが相手にも伝わるので余計に売れません。


次に売れない人は、やり方ばかりを気にしてゴールを見ません。本来は自分が提供する商品(サービス)を通じて、顧客の問題を解決するか、目標達成を叶えるかどちらかだけを見て、後はスコトーマになっていないといけないのに、余計なことがスコトーマにならずに見えてしまっているのです。


 消えるべきスコトーマが消えていないことも、スコトーマになるべきものが、スコトーマになっていないのもどちらもいけません。このスコトーマを正しく設定することが、先ずは第一歩になります。


 では、スコトーマはそもそも何によって決まるのでしょうか?それは私達のゴールによって決まります。パソコンの例で言えば、今まで自分が使っているパソコンで充分だったものが壊れてしまい、「より自分の仕事に適したパソコンを買う」というゴールが設定されたから、スコトーマが外れたのです。基本的には人間は自分のゴールに従って、スコトーマが設定されます。


 ところが、多くの人は自分の現状よりも少し上にゴールを設定してしまい、その先を見ようとしません。これでは自分が今住んでいる世界と大きく変わらないので、スコトーマがあまり消えないのです。情報の階層性で言えば、自分の手前にある情報しか見えていない状況なので、ブレークスルーが生まれません。


 誤解のないように言っておくと、手を伸ばせば届くところに目標を設定するのは悪いことではありません。私が言いたいのはその先まで見えていないと駄目だということです。前回の記事のハーフマラソン2時間をマラソン2時間半切りにする方法では、四年スパンで大雑把なプランニングの提案をさせて頂いたのですが、あれなんかもいきなり、二時間半切りを目指すとなると計画性がありませんが、だからと言って今はハーフマラソンで二時間くらいだから、とりあえず次は1時間50分とちまちま刻んでいってはかえって遠回りになってしまいます。


 それなら、初めから2時間半切りを目指して、現状では1000M2分台で走れるというところからスタートして、5000M15分台、10000M32分台から持って行った方が良いんです。じゃあ、どうやったら5000m15分台で走れるのとかもっと細かいところから考えていかないといけないですし、究極の小さな目標としてその日の行動目標を設定することも重要になるでしょう。要するに、朝何時に起きて何をやって、練習は何時からこれをやるという行動目標です。それらを綿密に決めれば、「よし、これで俺はマラソン二時間半切りに一歩近づいた」と自分に言い聞かせることも忘れてはいけません。


 そうすると、どうなるか?同じ30分ジョギングという練習の中でも片方はマラソンで2時間半切りまでの道のりが見えており、もう片方はマラソンで2時間半切りまでの道のりが完全にスコトーマになっていきます。これを毎日繰り返していけば、やがて大きな差になります。周囲はその二人の違いがスコトーマになっているので、同じことをやっているのに差がついたと言います。でも、本当は同じことをやっていたわけではないのです。片方は完全にスコトーマが出来ていて、もう片方はスコトーマが取り除かれていました(もしくは正しく設定されていた)のですから。


 今回はほんの一例にすぎませんが、長距離走・マラソンで結果を出すために必要な心とはこのようなものです。決して、苦しさに耐えれば走るのが速くなるというような意味ではありません。そして、苦しさに耐えれば耐えるほど速くなるというのは単純に事実ではありません。



長距離走・マラソンで速くなるためのスコトーマを取り外し、最短最速で目標を達成したいあなたへ


 今回は長距離走・マラソンで速くなるための要素のうちのほんの一部のスコトーマとゴール設定について書かせて頂きます。ここであなたに少し想像していただきたいことがあります。それは・・・


もしもこのような心理学全般におけるスコトーマが外れたら?

栄養と睡眠を中心とするリカバリー戦略に関するスコトーマが外れたら?

トレーニングに関するスコトーマが外れたら?


 もしもあなたのスコトーマが外れて通常なら5年かかるようなところに1年で到達することが出来たら?


 もしもプロの知識を使って、現在のあなたからは考えられないようなところに到達できるとすれば?


 ウェルビーイングオンラインスクールは大阪マラソン日本人トップのプロランナーをはじめ、3000MSCのインカレチャンピオン、2時間36分の好タイムで大田原マラソンを優勝したエリート女子市民ランナーの叡智が学べ、心、トレーニング、リカバリー戦略について体系的かつ網羅的に学べる41本合わせて総再生時間約30時間のオンライン講座です。


 現在通常投資額99800円のところを1月のリニューアル後先着100名様限定でたった2万円の投資で受講していただけるようにしています。


 プロの知識を使って長距離走・マラソンが速くなりたい方、マラソンサブ3、サブ2.5、ハーフマラソン80分切り、5000M16分台、15分台などのエリート市民ランナーになりたい方は、手遅れになる前に今すぐ下記のURLより詳細をご確認ください。

https://www.ikegamihideyuki.com/product-page/wellbeingonlineschool



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