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執筆者の写真池上秀志

レースとレースの間の練習の組み方

狙ったレースで最高の結果を出すために逆算して、トレーニングを組んでいく


 これが練習の基本です。


 しかしながら、実際には一度そうやって最高の状態を作ったら、レースを一本だけ走るということはあまりなく、前後にレースが続いていくことが普通です。


 もしも、学生であれば、都道府県予選があって、地区大会があって、全国大会があってとか、あるいはその前後にメンバー選考も兼ねた駅伝大会があったりとか、市民ランナーの方であれば、メインのレースとしてマラソンを据えて、その前後に更にロードレースを入れたりとか、マラソンを何本か走ったり。


 また、日本の場合は四季があり、どうしてもタイムが出るのは11月から3月までの5か月間くらいに限られます。そこで、自分がタイムが狙えるような大会や出たい大会が複数ある場合は、どうしてもある程度重要なレースが続くことになります。


 ここでいう重要なレースというのはあなたにとって重要なという意味です。例えば、私がよく受ける相談は、12月の青島太平洋マラソンに出場して、2月の別府大分毎日マラソンにも出場したいのですが、どうしたら良いですかというような質問です。


 基本的に私の仕事は依頼者の願望実現や問題解決のお手伝いをさせて頂くことです。ですから、そういった質問を受けたらその課題の解決に全力を尽くします。


 決して、「最高のレースをしたければ3か月から半年くらいの準備期間が必要になるので、そのプランでは無理です」とは言いません。「なかなか難しい」ということは伝えた上で、その中でベストだと思われるプランをお伝えします。


 先述の通り、日本の気候を考えれば、私は12月の青島太平洋マラソンと2月の別府大分毎日マラソンの両方で記録を狙うという戦略は妥当だと思います。ある程度上手く練習計画が組めれば充分に可能ではあります。


 また、マラソンではなくロードレースであれば、むしろ一本のレースに賭けるというケースは少なくて、一度良い状態を維持したら6週間くらいは最高の状態が続きますから、その期間に何本かレースに出るというのが普通です。


 ところが、意外と世の中にはこのレースとレースの間の練習計画の組み方というのは出ていません。レース何か月前の練習とかいうのは割と色々情報が出ています。玉石混交であり、その大半は使えない情報ですが、情報だけはたくさん出ています。


 一方で、レースとレースの間の練習の組み方というのはそもそも情報すらあまりないのが現実ではないでしょうか。


 レースとレースの間の練習の組み方は大きく分けると、次の3パターンに分かれます。


1. レースとレースの間の期間が6週間

2. レースとレースの間の期間が6か月以上3か月未満

3. レースとレースの間の期間が3か月以上


 1番目のパターンは非常にオーソドックスなパターンだと言えると思います。例えば、6月の日本選手権にピークを合わせる選手は、4月下旬くらいから始まるグランプリシリーズに照準を合わせたり、日体大記録会で標準記録を突破したりして、そのまま日本選手権に出場したり、あるいは日本選手権の後、日体大記録会などで記録を狙ったりというようなパターンです。


 このパターンにおいては、調整の延長線上でレースが続いていきます。ですから、調整の基本戦略である「練習を軽くして行って疲労は抜いていくけれど、走力は落とさない程度に練習する」というやり方を忠実に守ることになります。その上で、具体的なやり方をお伝えさせて頂きます。


 二つ目のパターンが実は一番難しいです。6週間以上あると、一度ピークの状態を作ったとしても、その状態を維持するのは非常に難しいです。おそらくほぼ無理です。しかしながら、一度休養期間を設けて、そこから仕上げていく時間もありません。


 ですから、その中間の折衷案を取ることになります。この折衷案についても考え方が分かれば苦労することなく、組み立てることが出来ますし、また日本の場合は四季が明確にあり、11月から3月までのレースで記録が出ることが大半なので、この折衷案で上手くいくこともあります。


 というのも、3か月のトレーニングを組むとして、11月中旬のレースに合わせるとなると3か月前はまだ8月です。炎天下の中でのトレーニングで、9月くらいまではまだまだ暑さが残ります。


 そうすると、同じような練習を組んでもやっぱり冬場の方が疲労が残りにくいので、11月に一本レースを走って、そのあと1月や2月のレースに向けての練習の方がスムーズに流れることも少なくありません。


 三つ目のパターン、3か月以上ある場合は、もう一度基礎構築期から始めた方が上手くいくケースが大半です。短期的にも、長期的にもです。ですから、本講義では対象外となります。トレーニングプログラムビルダーを参照して下さい。


 また、一言で、6週間以内と6週間以上12週間未満と言っても、11週間と7週間では違いますし、マラソンと5キロでも違います。こういった細かい違いを考慮に入れながらそれぞれのレースの組み方を解説していきます。


 本講義を受講することによるあなたのメリットは以下の通りです。


・一度作ったピークをなるべく長期にわたって維持することが出来るようになる


・短期的目線からも、長期的目線からも自分の能力を最大限に発揮するトレーニングの組み方が理解できるようになる


・鍛えることとレースで力を発揮することのバランスを理解し、自分の能力を最大限に発揮することが出来るようになる


・仮にシーズンの初めのレースに合わせることが出来なかったとしても、そのあとのレースで修正が効くようになる


・仮にピークを合わせていたレースで気象条件に恵まれなかったとしても、そのままの好調を維持し、次のチャンスに賭けることが出来るようになる


 以上のようなメリットが得られる講義を100分間にわたって実施し、それを動画配信し、たった3000円の自己投資で受講していただけるように致します。


 本講義は11月30日までの限定販売となります。


 そして、いつも通り、本講義を受講して頂いた上でご満足いただけなければ理由を問わずに全額返金致します。


 最後に考えてみてください。ここで起こりうる最悪のケースは何でしょうか?


 最悪のケースはあなたがこの貴重な機会を永遠に見逃してしまい、一度失ったチャンスは二度と戻らないことです。


 一方で、とりあえず受講して頂き、万が一ご満足いただけなかった場合は理由を問わずに全額返金致します。


 想定しうる唯一の問題はあなたが今すぐに受講を決意しないことだけなのですが、いかがですか?


 それでは今すぐこちらをクリックしてお申し込みください。



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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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