池上秀志

2020年6月9日6 分

Sell me this pen?

こんにちは、池上です。今回は久しぶりにセールス関連の記事を書きます。私のブログ記事で何度か紹介している映画「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」の最後にセールスセミナーのシーンが流れ(ちなみに司会者役をやっているのが本物の「ウルフ・オブウォール・ストリート」)、Sell me this Pen?(このペンを私に売ってくれ)とするシーンが流れます。あなたなら「私にペンを売ってくれ」と言われれば、どのようにして売るでしょうか?

 実はこれはセールスパーソンの就職試験としても出てきた例なんです。私ならどうやって売るでしょうか?今回はHidden hillsというブランドの86400Genというブランドの時計を例にとってみましょう。状況は私が電話をかけて、こちらの時計を販売するというシチュエーションです。

「もしもし、ウェルビーイング株式会社代表取締役社長の池上です。〇〇さんのお電話でお間違いないですか」

見込み客

「はい、そうです」

「あっ〇〇さん、お忙しいところすみません。本日はリーズナブルで大きな夢や目標をお持ちの方にぴったりの時計を紹介させていただくためにお電話いたしました。すでに数千人の方にご購入頂き、アメリカ西海岸から出発し、急激に認知度を高めている時計です。さて、いくつか簡単な質問にお答えいただき、〇〇さんにぴったりな場合のみ紹介させていただきたいのですが、今5分ほどお時間いただいても良いですか?」

見込み客

「ええ、まあ構いませんが」

「ありがとうございます。先ず、初めに質問なのですが、〇〇さんには今何か成し遂げたい目標や夢、もしくは一度は志したものの途中で心が折れてしまった経験はありますか?」

見込み客

「そうですね。今私はある会社で普通のサラリーマンをしていまして、世間一般に言う大手会社で、給料も良く満足しているのですが、将来は脱サラして、独立したいと考えています。挫折した経験としては毎年年始にジムに通うことを決意するのですが、すぐに続かなくなってしまいます」

「なるほど、脱サラして独立したいとお考えなのですね。今の会社も給料は良くないとのことですが、どうして脱サラして独立したいのでしょうか?」

見込み客

「元々私は田舎暮らしが好きなんです。ただ、良い給料を稼ごうと思うとどうしても都会の大手会社に就職という選択肢になってしまうんです。満員電車に乗るのも好きじゃないですし、上司との人間関係も正直面倒くさいです。自分の仕事だけやれたらいいんですけど」

「なるほど、私も〇〇さんと同じで田舎が好きで、仕事は好きなんですが、こまごました人間関係は苦手なので、お気持ちはとても分かります。ということは、理想としては今と同じ給料で田舎でご自身で起業というのが理想でしょうか?」

見込み客

「まあ、そうですね。多少稼ぎが減っても良いのですが、半分とかだとやっぱり今の会社で仕事をすることを選びます。

「理想は生活の質と稼ぎと両方欲しいですよね。ところで、もし仮になのですが、田舎で開業するという夢が叶わないとどうなるでしょうか?」

見込み客

「そうなると、一生都会の今の会社で暮らすことになるでしょうね。それも悪くはない人生なのですが。」

「大手会社に就職できるんですから、素晴らしい人生ですよね!」

見込み客

「ええ、まあ」

「ちなみに先ほど、毎年年末年始にジムに通うことを決意するけれど、続かないとのことでしたよね?以前からそういうことはあるのでしょうか?」

見込み客

「実はそうなんですよ。さすがに、与えられた仕事はきっちりこなすのですが、自分で決めたことはなかなかこなせなくて。」

「なるほど、そうなんですね!でしたら、脱サラして起業という夢に向けての準備も途中で続かないとどうなるでしょうか?」

見込み客

「それは、当然夢は実現できないですよね。残念ながら」

「そうですよね。そうすると、都会で今の会社で定年まで勤めるのでしょうか?」

見込み客

「まあ、そうですね。悪い人生ではないですけどね。」

「でもやっぱり、一度きりの人生ですから、夢は叶えたいですよね?」

見込み客

「そりゃそうですよ」

「実はですね、今回私が紹介させていただく、86400Genという時計は〇〇さんのような方にぴったりなんです。〇〇さんはこちらの86400という数字、なんの数字だか分かりますか?」

見込み客

「えっ、なんですかね?世界で売れている数とかですか?」

「あっ惜しいですね!実はこれは一日の秒数なんですよ。一日は秒に直すと86400秒なんです。この時計のブランド化を決意して販売に乗り出したPhillip Duffneyという男は非常に優れた起業家で、人生は小さな選択の連続ではなく、大きなヴィジョンや夢の現実化だと信じているんです。こちらの時計はカナダのブランドなのですが、Phillip Dyffneyはアメリカ西海岸の隠れた山々、英語ではHidden Hillsと言うのですが、その大自然と発展したアメリカ西海岸の豪邸や高層ビルからインスピレーションを受けて、毎秒自分のヴィジョンや夢に向かって生きている人のための時計を作ったんです。彼は、単にベンツやロールスロイス、ロレックスのような物質的なステータスを求めた訳ではありません。彼が求めたのは自分のヴィジョンに向かって生きる人生の中に、その象徴としての高級時計です。ですから、価格はたったの10万円です。購入手続きは簡単で、お名前と住所、クレジットカードやペイパルなどのお支払い情報を入力するだけで、一週間後にはお手持ちには届きます。

 さて、ここで〇〇さんに二つの選択肢があります。一つ目は、ご自身でお好きな他社の時計を使用していただくことです。二つ目は、この機会にHidden Hillsの時計をご購入いただくことですが、これはただの時計ではありません。〇〇さんがこの時計を見るたびに本日私とした会話を思い出します。文字通り一日86400秒、〇〇さんは常に脱サラして起業し、田舎暮らしを実現すると言う、本日私にお話しして頂いたご自身の決意を思い出すことになります。嫌なら全然断って頂いて構わないのですが、その場合は〇〇さんがご自身の決意に対してノーということになりますが、どうされますか?」

 あなたなら、Sell me this pen?と言われたら、どうやってペンを売りますか?やり方は色々ありますが、基本的な考え方は理論と感情のバランスだと思います。例えば、サプリメントは効くか効かないかなので、何と言っても理論が大事です。一方で、時計というのは本来時間を確認するためのものでしか、ありません。私のようにガーミンを持っていれば、プライベートも仕事も基本的にはそれで充分です。もしくは時計なんかなくてもスマホで充分です。それでも時計をつけるのには、そこにはおしゃれ、ステータス、仕事をする上での最低限のマナー、自分が時計に込めた想いなど様々な感情面でのセールスが有効になります。

 さて、改めてあなたなら、どうやって売りますか?あなたの売り方を下記のメールアドレスまで送ってください。必ず頂いたメールには全て目を通します。

ikegami.marathoner@gmail.com

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