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執筆者の写真池上秀志

謹賀新年


 皆さん、明けましておめでとうございます。いつもブログに似つかわしくない長く、難解な文章を読んでいただいてありがとうございます。有名人が書いているわけでもなく、イケメンや美人が写真をたくさん載せているわけでもなく、万人受けするような記事を書いているわけでもないのに、これだけたくさんの人に読んでいただけるのは本当にありがたいことです。きっと私のブログを読んでくださっている方は、他のブログでは得られない何かを求めて読んでくださっていると思うので、今年も妥協せず、万人受けするような文章や閲覧者数を伸ばすようなわかりやすくてセンセーショナルな記事ではなく、自分が正しい・役に立つと思うことだけを書いていきます。

 今年のお正月はいつもトレーニングしている長野県富士見高原で迎え、いつも通りの時間に起き、いつも通りのルーティーンで準備をして、練習をしました。午後練習やその後の体の手入れもいつも通りやるつもりです。別にコーチにそうしろと言われたわけではありませんし、コーチが昨日飲み過ぎて朝起きてこられなくても私には関係ないことです。トレーニングについて必要なことはすでに話し合って、いちいち元旦から改めて話し合うことはありませんし、元旦くらいこちらも電話するのは控えてゆっくり休んでいただければと思っているくらいです。

 最近「努力しないこと」について書くと、いくつか質問をいただきました。どうも私の意味するところが上手く伝わっていないようですが、私が元日も大みそかもルーティンを崩さずに練習の準備と練習をすることは「努力」とは言いません。何故なら、誰かにやれと言われたわけではなく、別にやる必要もないのに自らそうすることを選んだからです。義務としてそうしたのではなく、そうしたかったからそうしたのです。日本人もしくは日本語話者はどうしても、真剣=厳しい、我慢、忍耐というイメージがあるようですが、真剣にやることと自分のやりたいことをやることは両立しますし、寧ろ他人からやれと言われてやっていても、10年、20年と続けることはできないと思います。これが私が「努力」すべきではないと書いていることの意味です。

 ただ、一般に「楽しみたい」というのとは違います。言ってしまえば、「楽しみたいです」という人は自分でそれが楽しくないと言っているようなものです。私の場合は走ることを改めて「楽しむ」必要はありません。そもそも走ることは私にとっては楽しいものだからです。この価値観を共有することは非常に難しく、走ることを「楽しんでいる」人たちと一緒に走ると、たいていは相手に不快な思いをさせて終わります。理由は単純で、私はコーチホーゲンと我々のやることを話し合ったら、後はまっすぐそれに進むだけで他人は視界に入らなくなるからです。しかしたいてい「走ることを楽しんでいる人」は「走ること」ではなく、みんなでワイワイすることを楽しんでいる人たちです。私が「みんなでワイワイ走っている人達」の中に入れば、場の雰囲気をしらけさせてしまうことは間違いありません。私が「好きで走っている」と言うと、結構誤解されてしまいますが、私が言う「努力せず、好きなことをやる」という時には、誰かから何も言われなくても、大みそかも元日もそれの為に準備をしてそれをやりたいと思うようなレベルでの「好き」です。しかも、「こんなに頑張っている自分は偉い」みたいなことも一切思わず、家族でゆっくり過ごすより良い練習が出来るように準備をして、練習に行きたいと自然に思うようなレベルの「好き」です。

今年のテーマ

 矛盾しているからこそ、その矛盾を解消しようとして無意識のうちに新たな発想や人脈を求めるようになるわけですが、矛盾しているからこそ、自分がその目標を達成しているという世界にリアリティを感じるのも困難になります。自分の力を最大限に発揮する為には、この自分が現状の外側に設定した目標にどれだけリアリティを感じることが出来るか、換言すれば、強い確信=思い込みを持てるかということにかかっています。今年はこの強い確信の作り方をテーマに一年間過ごそうと思います。

さて、最後にランナーとしての私の今後の予定です。

1月14日 ハイテクハーフマラソン 於東京

2月11日 京都府市町村対抗駅伝(亀岡市代表) 於福知山

4月8日ハノーファーマラソン、もしくは4月29日のデュッセルドルフマラソンのどちらか

今年はマラソンで良い結果が残せるように試行錯誤していきます。

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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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