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関西実業団5000m

執筆者の写真: 池上秀志池上秀志

こんばんは、ウェルビーイングライオンズの池上です!

 本日は関西実業団対抗選手権大会の5000mに出場してきました。本当は5000mと10000mの二種目にエントリーして、日程を見て決めようと思っていました。10000mが初日、5000mが二日目の今日というスケジュールで、日曜日の朝から東京で仕事だったので、10000m一本に全集中して、5000mは棄権しようと思っていたのですが、なんと初日の10000mで失格になりました。

 ルール変わったの知らなかったんですけど、トラックレースは25㎜以下のシューズ履かないといけないんですね。そうなんですよ、自分でも思うんですけど、ちょっと人間として偏ってるのでそういう細かいことは気にならないんです。よく「お前あんだけ色んなこと知っててそれ知らんのかい!」ってツッコまれるんですけど、またやらかしてしまいました。

 一応今季トラック3本走ってるんですけど、本来全部だめだったってことですね。

 そこから、長居の前のステップに行って急遽新しいシューズを買い、ウォーミングアップで履きならしてぶっつけ本番、案の定靴擦れはしたものの無事今日の試合には間に合いました。一応二種目エントリーしておいてよかったです。

 展開としては、私にとっては少し速いペースで2000m手前で遅れてそこからは単独走、2分54秒、2分57秒、3分01、3分03、3分00という結果でした。

 私の中では、今回の結果は二つの見方があります。一つ目の見方は今の自分が持っている力を100%発揮できたので満足だという見方です。実際のところ、三週間前の5000m15分22秒から着実に仕上げてきました。関西実業団を一つの目標にしてきたので、ある意味ではピーキングが上手くいったと言えます。

 また、心理的にもヴィジュアライゼーションテクニックやオルファクトリーアンカリングがとても上手くいき心理的にも、一周72秒というペースに対して高い臨場感を持つことが出来て、集中力も高くリラックスしながらもワクワクする感覚が作れました。実際のところ、2000m手前で離れてからはあと一周、あと一周、更に一周という戦略で5000mのうちの3600mくらいはあと400mだけ頑張ろうという気持ちでなんとか72秒を刻んでいくことが出来ました。その内訳も一周だけ74秒とミステイクがありましたが、その一周だけであとはほぼ72秒、小数点以下など足して3分1秒という感じです。

 あらかじめ自分にとっては苦しいレースになると思っていたので、苦しくなっても72秒で押せば良いというイメージ作りがきちんと出来ていました。やはり3000mから4000mを上げることが出来なかったのは悔やまれますが、でも現状の力はしっかりと出せたと思います。

 では、悪い方の見方をするとどうかと言うと、そもそもこのレースでは10000m29分台を出すはずのレースだったはずです。3月の終わりに3000mが8分56秒、次が4月4日で3000mが8分48秒、この段階でこれだけ走れていたら、関西実業団では10000mが29分台は出せないといけません。結局、10000mは失格になりましたが、10000mで29分台ということは5000mは14分40秒では走れないといけません。

 そうすると、15秒くらいは想定よりも遅いわけです。予想外の出来事としては一時期仕事にのめりこみすぎ、コンディションを崩したというのはあります。でもそれだけではありません。やっぱり練習の積み方が悪かったです。というのは、一時期ある実業団選手と一緒に練習させてもらったんです。でも、練習というのはやっぱり流れがあるので、流れを無視してそこだけやっても意味がないし、むしろマイナスなんです。

 まあ、今回はその選手の後ろを走らせてもらうことで、技術的に学ぶことも多くありましたし、全てがマイナスだとは思っていません。ただ、トレーニングの組み方としてはまずかったです。もう少しステップバイステップで組めば、それこそステップバイステップで仕上がったかもしれません。

 だから、そういう意味では本当に色々な意味で悪い評価も良い評価も出来るかなとは思います。3000m8分56秒から、5000m14分55秒という見方をするなら、着実に状態は上がっているし、一度大崩れしてるけど、狙ったレースに向けてきちんとピーキングが出来た、さらに練習の流れをきちんと組んでピーキングが上手くいけば、10000m29分台ともそう大きな差はないでしょう。そして、そこまで行けば再び本格的に復帰すれば、ハーフマラソン63分までは比較的早く戻せます。

 悪い見方をすれば、仕上がりが3週間遅いと言えるでしょう。本来なら、3週間前に出すべきタイムだと思います。だから良くも悪くも練習の組み方で大きく変わるので、ここから先も練習の組み方が上手くいけば、まだまだ上げていけるだろうなと思います。

 このあたりのトレーニングの組み合わせの妙、ピーキングの妙に関してはトレーニングプログラムビルダーという集中講義の中で、3本合わせて合計3時間の動画とPDF形式のワークシートで解説していますので、まだ受講されていない方は是非下記のURLよりご確認ください。


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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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