オリンピック選手を何人も輩出した名指導者が語る長距離走、マラソンが速くなる基礎練習
- 池上秀志

- 2 日前
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更新日:22 時間前
あなたはアーサー・リディア―ドの名前を聞いたことがあるでしょうか?
私がこの尊いお仕事を始めさせていただいた時、市民ランナーの方の読む三大ランニング本と言えば、ジャック・ダニエルズ博士の『ランニングフォーミュラ』、池上秀志の『ランナーズバイブル』そして、アーサー・リディアードの『リディアードバイブル』でした。
それがこの5年ほどで一気にアーサー・リディアードって誰?という方が増えてきました。名前すら知らないという方が増えてきました。
では、この5年間でアーサー・リディアードのトレーニングシステムは一気に時代遅れになって使えなくなったのでしょうか?
当たり前の話ですが、そんな訳はないです。今から半世紀以上に1500m3分37秒、5000m13分半、10000m27分半と言った名ランナーを輩出してきた名伯楽のトレーニングシステムは今でも充分に有効です。
では、何故彼のトレーニングシステムはこれほどまでにも廃れてしまったのでしょうか?
理由は二つあると私は睨んでいます。
一つ目の理由は単純に多数決の問題でしょう。長いものには巻かれろという言葉がありますが、人間は基本的に全員長いものに巻かれるものです。
要するに、人気のものを選びたがる傾向にあるのですが、ジャック・ダニエルズ博士のトレーニングシステムが第一党を占めるようになり、徐々に野党には興味を示さなくなっていったというのが一つ目の理由としてあるように思います。
では、二つ目の理由は何かと言いますと、これはリディアードシステムが徐々に第一党の座から滑り落ちていった理由とも関連していますが、大きな理由として正確に語れる語り部がいなくなってきました。
実はリディアードシステムも運動生理学的な観点から非常に理に適っています。実は理に適っているのですが、説明が難しいし、何よりも運動生理学の世界ではイマイチ用語が安定していない部分もあるのです。
つまり、同じ現象であるにもかかわらず、異なる言葉で説明したり、あるいは逆に同じ言葉を使っているにも関わらず、異なる意味で使われるということが結構あるものなのです。
リディアードという人が選手としてご活躍されたのは1940年代の後半から1950年代の前半、先日お亡くなりになられて長嶋茂雄さんが巨人軍に入団されたのが1958年ですから、それよりも以前に選手としてご活躍されていたのです。
指導者としてご活躍されたのも1960年代から1970年代が中心です。つまり、まだ運動生理学の世界でも用語が確立されていないという事情もあったのです。
そんな訳で、段々とリディアード氏の考え方を正しく伝える人の数が減っているのではないかという現状がある訳です。
これら二つの理由があり、人気は下火にはなっていますが、しかしながら、人気が下火だからといって彼のトレーニングシステムが有効ではない訳ではないです。すべて説明すると非常に長くなってしまいますので、本日は彼のトレーニングに対する考え方のいくつかを抜き出して紹介させて頂きたいと思います。
リディアードシステムの根幹
リディアードシステムの根幹は何か?と問われれば、色々な答えが返ってくるでしょうけれど、一番多い回答は「持久力の養成に重点を置くコーチ」ということでしょう。これは間違ってはいないです。少なくとも半分は正解です。
多くの人が見落としていることは持久力には基礎的持久力と特異的持久力の二つがあるということです。特異的持久力とはレースで目標とする結果を得るために必要な持久力です。
ここでは単純に、レースで目標とする記録で走る為に必要な持久力という風に考えてください。
例えばですが、皆大好きサブ3を達成するには1㎞4分15秒ペースで42.195㎞を走りぬく持久力が必要になりますし、5000m20分ちょうどで走るには1㎞4分ちょうどで5000mを走り切る持久力が必要になりますし、3000m11分ちょうどで走るには1㎞3分40秒で3000mを走りぬく持久力が必要になります。
これが特異的持久力になります。
では、基礎的持久力とは何でしょうか?
いくつかの定義の仕方があると思いますが、リディアードの求める基礎的持久力は疲れにくい体、回復の速い体を作ることです。では、疲れにくい体、回復の速い体を作ることによって何をするのでしょうか?
高強度な練習をたくさんするのです。故障することもなく、オーバートレーニングに陥ることもなく、練習をたくさんするのです。このために疲れにくく、回復の速い体を作る必要があります。これが基礎的持久力が必要になる理由です。
基礎体力と言い換えても良いでしょう。
実際に、リディアードの選手は400m20本を400mつなぎで58秒で行うことが出来たそうです。400m20本を58秒と言われてもあまりピンっと来ないかもしれませんが、要するに、ほとんど全速力の速度で400m走るということを20回繰り返すことが出来るだけの基礎持久力、基礎体力があったということです。
推定ですが、この選手の400mの記録は47秒から48秒くらいではないかと思います。つまり、自分が全力で400m走った速度からわずか10秒遅いだけのペースを20回繰り返すことが出来たのです。
どのくらいピンっと来るかは分かりませんが、まあいずれにしても、基礎体力を養成して、疲れにくい体、回復の速い体、故障しにくい体を作って、たくさんの高強度練習を実施するのです。
具体的にこの高強度練習の中身を精査すると、だいたいはレペティショントレーニングです。ある距離を全力に近いペースで走り、そして、速く走ったのと同じ距離をジョギングで繋ぎ、そしてまた同じ距離を全力に近いペースで走る、それだけのことです。
そして、その一個手前にヒルトレーニングというのがあるのですが、これは言ってみれば短距離の練習です。短距離が速くなるための動き作りや筋力トレーニング、ジャンプトレーニングをジョギングの中に全て組み込んで一つのものにしたものです。
ですから、もう一度順番に並べるとまずは基礎体力を作り、次にヒルトレーニングで短距離を速くし、それからレペティショントレーニングでより中長距離的なスピードを養います。
それから次に何が来るのかと言いますと、タイムトライアルです。これはだいたいレースの半分くらいの距離をレースペースで走る練習です。場合によっては、レースの3分の2くらいの距離をレースペースで走る場合もありますが、いずれにしても、レースに近い負荷を体にかける訳です。これが特異的持久力を養う練習になる訳です。
当然ですが、タイムトライアルからの体の回復、およびトレーニング刺激に対する適応の度合いという観点からも重要なのが基礎体力です。この基礎体力の養成を行っていく訳です。
リディアードトレーニングと言えば、週に100マイルのトレーニングというところだけが独り歩きしていることが多いのですが、この週に100マイルというトレーニングはこの基礎体力養成期、基礎持久力養成期のみの話であり、それ以外の時期には必ずしも週に100マイルを走る訳ではありません。
レースが近づいてくると練習量は減っていきます。
また、この週に100マイルという距離は主たる練習のみの話であり、これに補助的練習が入ってきて、この補助的ランニングも相当な距離を走ります。
ですから、この基礎体力養成期、基礎持久力養成期には週の練習量が少ない選手で250㎞、多い選手は300㎞ほどになっていきます。
そして、この主たる練習、つまり100マイルの練習は、書籍によって書き方が異なるのですが、マラソンコンディショントレーニングや有酸素ランニングと呼ばれています。そして、補助的ランニングの方は単にジョギングや補助的ランニングと記されていることが多いです。
ここの話が独り歩きして、「リディアードは週に100マイル走らせる」とか「持久力を重視して、とにかく中距離選手にも走り込ませる」などと言った言説が独り歩きをする訳です。
しかしながら、今見てきたとおり、基礎構築期、ヒルトレーニング期、レペティション期、タイムトライアル期、調整期、レース期と言った具合にだいたい6つくらいのフェーズに分かれている訳です。
その中でも確かに、リディアードの代名詞ともいえるのが基礎構築期と言えるでしょう。また、今日の観点から言えば、ヒルトレーニングの期間までを基礎構築期に含めてしまって私は良いと思います。
というか、そうするべきだと思います。
何故ならば、本来は基礎持久力養成のための走り込みと短距離を速くするような補助的トレーニングは両立しうるからです。
リディアードは敢えてこの二つの時期を分けているのですが、今日の観点から言えば、この二つの期間はくっつけてしまえるでしょう。
まあまあしかし、本家の方は分けていたということはお伝えさせて頂きます。
それで問題になるのはリディアードが幾人ものオリンピックメダリストを輩出したトレーニングの最大の特徴であるこの基礎構築期に行う有酸素ランニングとは具体的にはどのようなものなのかということです。これが一番気になるところです。
私の手元にある‘Running to the Top’というアーサー・リディアードの著書があるのですが、その中の一節を見ると「有気的能力の99%から70%で、心地良い疲労で終われる強度」とあります。
問題はここに書いてある「有気的能力」とは何かということです。言語はYour aerobic capacityとなっています。素直に理解すれば、最大酸素摂取量になるはずですが、しかしながら、そのあとの練習メニューを見ていくと平気で60分から90分の有酸素ランニングがある訳です。ほぼ毎日あったりします。
先ず第一に、もしもそれが最大酸素摂取量の95%に該当するような強度であれば、人間は90分も走りつづけることが出来ません。
第二に、もしもそれが最大酸素摂取量の95%に該当するような強度であれば毎日走るのは不可能です。
そして第三に、最大酸素摂取量の95%に該当するようなトレーニングはもはや心地よい疲労度をはるかに超えております。毎日がレースみたいな地獄のような日々で遅かれ早かれ体は壊れます。
では、実際に彼の選手はどのくらいのペースで走っていたのか?
私の手元にある資料は非常に限られています。非常に限られていますが、アーサー・リディアードの指導していた選手の一人にピーター・スネルという選手がいます。800mは1分44秒、1500mは3分37秒、ほとんど現在の日本記録と同じで1964年の東京オリンピックでは800mと1500mの二冠に輝いています。
そのスネル選手の有酸素ランニングは1㎞4分ペースであったことが記されています。
推定ですが、1500m3分37秒という数字から考えると、5000mを13分半前後では走れたはずです。そうすると、1㎞4分ペースという数字は彼の5000mのレースペースと比較すると1㎞あたり1分20秒ほど遅いペースです。これをご自身に置き換えて考えてみてください。5000m20分ちょうどの人であれば、1㎞5分20秒ペースになります。
かなり遅くないでしょうか?
こういった要素を複合的に考えていきますと、リディアードが有酸素ランニングとかマラソンコンディショントレーニングと呼ぶ練習は私の用語で言えば、低強度から中強度走、あるいは中強度走に該当することが導き出されます。
ちなみにですが、私の中強度走の定義も一番気持ち良く走れる速いペースですし、生理学的には無気的代謝を一切使わずに走れる一番速いペースです。リディアードの定義にほとんど一致します。
つまり、彼の言うYour aerobic capacityというのは最大酸素摂取量の話ではなく、有気的代謝のみを用いて走れる最も速いペースだと理解すべきなのです。これが分かると、彼の話は完全に実践的に使うことが出来ます。
そして、リディアードのいう補助的ランニングとはさらにそれよりも遅いペースですから低強度走と理解すると良いでしょう。
つまり、基礎構築期とは低強度走、低強度から中強度走、中強度走をひたすら組み合わせることによって練習量を増やす時期のことなのです。それで距離を稼いで週に250㎞から週に300㎞を走り込んでいた訳です。
タイムトライアルとは何か?
しかし、彼のトレーニングシステムをさらにややこしくしているのが、基礎構築期に出てくるタイムトライアルです。レペティション期の後に出てくるタイムトライアルは意味が分かります。これはレースの半分から3分の2くらいの距離を目標とするレースペースで走り、特異的スピードを養う練習です。
では一体、この基礎構築期に出てくるタイムトライアルは何なのでしょうか?
これは私の用語でいうところの高強度走です。それに加えて、はっきり言ってしまえば気分転換の意味合いもあるのでしょう。私も高校生の指導をする時に、冬場に2000mのタイムトライアルを入れたことがあります。
我々市民ランナーからすると秋から早春くらいまでがロードレースシーズンで試合期真っ盛りなのですが、トラックレースと秋の駅伝に取り組む中高生からすると、冬場は長い長い鍛錬期です。ずっと地道な走り込みばかりしていると飽きてしまいます。
ですから、10㎞のタイムトライアルなどと書いてあるところはより積極的に高強度走としてのトレーニング効果、すなわち有気的代謝の向上に重きを置いているのでしょうけれど、2000m、3000m、5000mといった距離のタイムトライアルは有気的代謝の発達と気分転換の要素を混ぜ合わせているのではないかと私は推察しております。
短い距離の高強度走と長い距離の低強度から中強度走、それに中強度中量の練習を組み合わせることによって、適切な負荷と強弱と長短をつけられる、そういうことではないかと思います。
改めてまとめますと、基礎構築期において基礎持久力、すなわち基礎体力を養う、ヒルトレーニングに入ると、更に基礎持久力と基礎スピードを養う、そしてレペティション期に入ると、さらに中長距離走に特化した基礎スピードを養う、それからタイムトライアルで特異的持久力及び特異的スピードを養う、換言すればそれまでに培った基礎持久力と基礎スピードを融合させる、そして調整して試合に出る、大雑把に言えば、このような流れになっており、市民ランナーの方にもそのままお使い頂ける流れになっています。
本当にそのまま市民ランナーの方にも使える?
では、本当に文字通りそのまま使えるのかということですが、いくつかの変更点は必要です。
先ず第一に、市民ランナーの方には週に250㎞から300㎞というような練習量は非現実的です。
ただし、ただし!
これも強調しすぎて強調しすぎることがないのは、当時の、つまり1960年代初頭のトップランナー達は皆市民ランナーであったことです。これは強調しすぎても強調しすぎることはありません。
つまり、彼らもなんとかやりくりして時間を捻出していたのです。この事実は一応知っておいてください。
それを踏まえた上でですが、やっぱり週に250㎞から週に300㎞という練習量は非現実的です。
そして、それに比べて、5000mのレースペースよりも1㎞あたり1分20秒も遅いような練習は少しペースが遅すぎます。基礎持久力の養成と雖も、もう少し速いペースが欲しいです。具体的には、1㎞あたりあと30秒ほど速めて、5㎞のレースペースに1㎞あたり50秒±10秒くらいの練習が欲しいです。
おそらく、このくらいの強度が一番気持ち良く速く走れるペースです。これよりも速いと主観的にもきつく、また呼吸も有意に乱れるようになっていきます。つまり、無気的代謝を使い始めることになります。
つまり、全体的にもう少し量を少なく、質を高めた方が実情に即しているというのが一点。
もう一点は少々練習を細かく分けすぎているきらいがあります。
例えばですが、リディアードの場合は、基礎構築期、ヒルトレーニング期、レペティション期をはっきりと分けていますが、これらははっきりと分ける必要があるのかというと私は細かく分けすぎだと思います。
先ず第一に、レペティション期にリディアードはレペティショントレーニングを週に2、3回導入しますが、週に3回も高強度な練習を入れると体が適応するのが難しいです。
一方で、リディアードのスケジュールだと数か月間中長距離選手の為のスピード練習が一切入らないのです。これではややバランスが悪いです。やはり、週に1回くらいの頻度で継続した方が実際には上手くいきます。
そして、これが最大の問題ですが、リディアードの時代から考えると10000m以上の種目、特にハーフマラソンとフルマラソンは飛躍的にレベルが向上しています。5000m以下の種目についてはそれほどレベルが上がっていませんが、10000m以上の種目、特にハーフマラソンとフルマラソンの二種目については飛躍的にレベルが向上しているのです。
この理由は単純です。
基礎構築期をやります、ヒルトレーニングをやります、レペティショントレーニングをやります、ここまでの練習では10000mのレースペースよりもはるかに速くはるかに距離が短い練習か、あるいははるかにペースが遅く、はるかに分量の遅い練習かしかなく、レースペース付近の練習がないのです。
基礎構築期が3か月、ヒルトレーニングが1か月、レペティション期が1か月、ここまでで合計5か月です。
800m、1500m、5000mを専門にやっている人であれば、このうちのレペティション期が比較的レースペースに近いので、そのあとタイムトライアル期に入れば、まあまあ問題なくやれるでしょう。
しかし、10000m、ハーフマラソン、フルマラソンを専門にやっている人からすると、リディアードの有酸素ランニングは少しペースが遅すぎる、そしてレペティション期のトレーニングはペースが速すぎる、しかもこれは短めに見積もっての話であり、実際には5か月間のうちにレペティション期が1か月しかなければ、スピードに慣れるまでにもう少し時間がかかるでしょう。
色々考えて、一年計画でやれば無理ではないです。レペティション期の後にインターバル期を挟んでから、タイムトライアル期というように徐々に移行していくという方法もありますが、もう少し滑らかに移行すると言いますか、基礎構築期においても週に1回くらいはスピード練習に取り組む、それもヒルトレーニング期のように短距離の速度を向上させるのではなく、速いスピード、それもレペティショントレーニングのように一本一本を全力に近い速度で走るのではなく、せいぜい3000mから5000mくらいのスピードに神経筋を慣らしていくのが良いです。
いずれにしても、ハーフマラソンやフルマラソンの選手からすると、遅すぎるペースと速すぎるペースの練習が多く、 これを考えると、ハーフマラソンやフルマラソンに向けて準備する選手にはあまり適さない部分もあるのです。
こういった問題点があり、実は高校駅伝界ではこういった問題点に改良を加えることによってこの半世紀で大きくレベルが向上しています。昔は高校生も普通に30㎞走や40㎞走を夏合宿ではしていました。ペースの今の選手の走り込みと比べるとやや遅めです。
つまり、リディアード方式だったのです。しかし、それに改良が加えられることによって、現在は30㎞走や40㎞走をしていた時代よりも記録が大きく向上しています。では、具体的にはどのくらいレベルが向上したのかということですが、この50年間でざっと1㎞あたり10秒くらいレベルが上がっています。
5000mなら50秒、高校駅伝なら7分ほど記録が向上しています。もちろん、誰と誰を比べるのかという話にもなりますが、インターハイチャンピオンが昔は5000m14分半前後で争われていたのが、現在は13分半前後で争われるようになりましたし、高校駅伝の記録が変わったということは全体的にもやはり1㎞あたり10秒くらいは変わっているということです。
そして、私は市民ランナーの方を指導するにあたっても、やはりリディアードシステムを文字通りそのまま使うことは出来ませんので、リディアードの基礎構築のやり方はかなり有効であることは認めつつも、やや修正を加えて改良しています。
さて、ここからは有料講義「土台づくり研究」の紹介となりますので、今シーズンはもうフルマラソンも終わったから、今から基礎構築=土台作りをしっかりとやってリディアードの選手たちと同じとは言わないが、せめて自分の記録を大きく伸ばしたい、そのために何をやれば良いのか教えてほしいという方のみこのまま続きをお読みください。
「土台作り研究」ではこのリディアードシステムの基礎構築期の練習を現代版に改良、あるいは市民ランナーさんの実情に適した応用を加えたトレーニングのやり方を紹介させて頂いているのですが、私がだいぶ力点を置いて解説させて頂いているのが、実は理論の部分なんです。
それは何故か?
冒頭でも述べましたが現在は『ジャック・ダニエルズ博士のランニングフォーミュラ』で解説されているトレーニングシステムが日本の市民ランナー界の第一党を占めております。最近は日本保守党や参政党の新興勢力がだいぶ力を伸ばしてきたとはいえ、ジャック・ダニエルズ党と比べると、まだまだ勝ち目のない様相です。
ちなみにですが、「私はジャック・ダニエルズ博士のトレーニングシステムになんか興味がない」という方も多いと思いますが、そういう問題ではないのです。
何故ならば、現在ユーチューブや雑誌で解説されているトレーニング理論の多くが、ジャック・ダニエルズ博士が書籍に書いていること、さらに正確に言えば、篠原美穂さんの訳文をそのまま言っているだけであるものが大半だからです。
さらに、それを市民ランナーさん同士が口伝していくことによって広まり続けており、その影響を受けないことはもはや不可能であると言っても良いからです。
これが故に、どうなっているのか?
潜在意識レベルで「ジャック・ダニエルズ博士のトレーニングシステム=科学的=正しい、昔からのトレーニングシステム=古い=非科学的=非効率的」だと思っている人が非常に多いのです。
しかし、昔は理論がまだ実践に追い付いていなかっただけであり、更に言えば、まだ理論がそこまで発展していなかったこともあり、用語が定まっていなかったり、そもそも論ですが、GPS時計もなかったので、ロードでの練習においては実はそこまで正確にペースを計れていなかったか、計っていなかったのではないかというような問題もあるのです。
そんなこんなで、詳細な理論が残っていないものの、それらを精緻に分析し、もう一度現在の理論で再構築することは可能であり、そうすることによって理解が深まりやすい部分は多々あるのです。
そうすると、説得力が出ます。説得力が出ると人は信じます。信じてやるから結果が出ます。こういう好循環が生ずるのです。そうなんです。「土台作り研究」を受講すると中長距離走、マラソンが速くなるんです。
このような場合に見事に当てはまった事例として榮井悠佑さんの紹介をさせて頂きます。
榮井さんは私の講義を受講してたった1年間でフルマラソンが3時間16分から2時間32分まで伸びたのですが、その榮井さんもやっぱり、雑誌やインターネットや先輩のランナーさんから得られた情報だけでトレーニングをされており、「土台作り研究」の中で紹介されているトップ高校生たちの土台作りの時期の練習内容や中強度中量を基本としたトレーニングのやり方、さらにそれらを理論づける「中長距離走、マラソンにおける決定因子」や「ホメオスタシス機能と適切なトレーニング強度の関係性」、「超回復理論の正しい理解」、「4つの代謝系と適切なトレーニング強度の関係性」と言った本講義で解説されている内容は目からうろこの内容であったそうです。
ちなみにですが、私自身もこの講義は高校生の時に受講しておきたかったです。そうすれば、もう少し競技人生が変わったかもしれないなんて思ったりもします。
もちろん、それはやってみないことには分からないのですが、ただ一つだけ断言できるのは成功するにせよ、失敗するにせよ、もっとトレーニングについて正しく理解した上でやりたかったということだけは断言できます。
結局のところ、本記事内でも解説させて頂いた内容は、昔の自分に教えてあげたかった内容でもあるのです。なかなか字面だけ読んでも理解出来なかった内容を懇切丁寧に説明し、理論から実践まで体系的かつ網羅的に解説させて頂いているのが「土台作り研究」です。
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池上秀志って誰?という方へ
中には私の講義をまだ受講されたことがない方の中には池上秀志って誰?本当に信頼できる人?と不安に思われている方もいらっしゃるかと思います。実際に、私はオリンピックに出たこともなければ、日本記録を作ったこともありません。ですので、改めて自己紹介をさせてください。
私の名前は池上秀志(ひでゆき)、1993年12月27日に京都府亀岡市に生まれ、駅伝の盛んな地域であったこともあり、亀岡市立亀岡小学校時代に他の友達と一緒に駅伝大会に出場したのが、長距離走との出会いでした。
本格的に陸上競技に取り組むようになるのは亀岡市立亀岡中学校時代で、そこで全国大会出場者や入賞者、日本一になった選手も多く育てあげられた神先宏彰先生の薫陶を受けることが出来、初めての全国大会となる都道府県対抗男子駅伝に京都府代表として出場し、区間賞を獲得することが出来ました。
高校は名実ともに日本一の陸上競技部である洛南高校に進学し、京都府高校駅伝は3年連続区間賞、チームも3年連続で優勝し、全国高校駅伝も3年連続で走らせて頂きました。全国駅伝では都道府県対抗男子駅伝と合わせて高校3年間で通算20人を抜きましたが、トラックでは結果を残すことが出来なかったため、勉強で京都教育大学に進学しました。
大学の4年間はほとんど1人で自分で勉強をしながら練習をしていたのですが、その時に当時の関西歴代4位のハーフマラソン63分09秒を記録し、高校時代は高校の100傑にも入れなかったのが、日本ランキングの69位に入ることが出来ました。そこで、一人で練習をして記録を伸ばすことの面白さ、難しさ、コツというようなものを掴むことが出来ました。
大学卒業後はドイツ人コーチのディーター・ホーゲン氏に師事するようになり、プロランナーとして走っており、大阪マラソン2017では日本人トップの2位、その年の日本ランキング42位の2時間13分41秒を記録したりもしましたが、全体的には思うような結果は残せず、2019年限りでスポンサー契約を失い、2020年に「オンラインに存在するランナーの為の日本一の学び場」をスローガンに現在のウェルビーイング株式会社を創設致しました。
過去5年間でのべ1万人の方にご利用いただき、多くの市民ランナーさんのお悩み解決、目標達成、夢の実現のお手伝いをさせて頂いてきました。
多くの方から「日本一の学び」「ここでしか学べない質の高い学び」「マラソンだけではなく、仕事や子供の教育にも使えてまさに池上教信者です」などのお声を頂いております。
私自身は中学校社会科、高校の地歴公民の教員免許を取得しており、長距離走、マラソンに関する真理を分かりやすく伝えることに誇りを持っております。あなたのお悩み解決、目標達成、夢の実現のお手伝いもさせて頂けますと幸いです。
また、ついでに我が社ウェルビーイング株式会社についても少し紹介させて頂きますと、副社長には私の洛南高校陸上競技部時代の1つ下の後輩の深澤哲也を引き抜いてきておりまして、彼は京都府高校駅伝で5区区間賞に輝いているものの、高校卒業後は8年間全く走っておらず、煙草も吸い、5㎞ジョギングだけで全身筋肉痛みたいな状態でしたが、そこからフルマラソン2時間28分まで記録を伸ばし、さらに滋賀県の中学生を指導し、4年間で滋賀県チャンピオン4人、日本一1人を育てあげました。
また、わが社の黎明期のお客様でわが社のオンラインスクール受講後にフルマラソン3時間16分から2時間32分まで記録を伸ばされた榮井悠佑さんという方がいらっしゃるのですが、榮井さんも消防のお仕事を辞めてわが社に入社してくださり、市民ランナーさん一人一人の気持ちに寄り添いながら指導をして下さっています。
また、ランナーの為の体幹補強に関しましては、主婦、学生、一般の会社員からインターハイチャンピオンや日本代表選手まで幅広く指導されている体幹トレーニングのインストラクターSyokoさんに担当していただき、皆様の体づくり、ブレない体幹、安定した走りを作るお手伝いをして頂いております。
他にも、中学時代1500mの千葉県チャンピオンに輝き、大学でも東海インカレで2位、名城大学の2年連続日本一をマネージャーとして陰から支えた斎藤晴香さん(旧姓早乙女)、中高時代に3000m9分半で走っていた長谷未生菜(旧姓高田)など盤石の布陣でサポートさせて頂いております。
わが社が続く限り、社員一同力を合わせてあなたのお悩み解決、目標達成、夢の実現に向けたコンテンツを作り続けさせていただきます。
あなたもこの機会に、あなたが走り始めた頃には想像もできなかった高みへと一歩踏み出していただきたいのですが、いかがですか?
よくある質問とそれに対する回答
質問:私はまだフルマラソン4時間半なのですが参考になりますか?
回答:はい、参考になります。寧ろとても参考になります。フルマラソン4時間半のところから記録を伸ばしていこうと思われた場合、1にも2にも3にも大切になるのが土台作りです。まずはここの部分が出来ないと先のステップに進むことが非常に難しいです。非常に参考になる内容と考えてください。
質問:YouTubeに公開している無料の情報と何が違うんですか。
回答:一言でいえば質が違います。どちらも市民ランナーさんのお悩み解決、目標達成、夢の実現のお役に立てるようにという観点から情報発信をさせていただいておりますが、YouTubeの方がより基礎的で初めに知っておくべきような基本事項、有料の講義の方が有益性が高く、全体構造についてもきちんと解説しており、あなたが学んで実践し、結果につながるように情報整理、情報分析、実際に結果が出る戦略と戦術の立案までを池上がさせていただいております。
質問:そんなに結果が出るのであれば何故そんなに安いんですか?
回答:長距離走、マラソンで本当に潜在意識を全て発揮しようと思えば、先ずは人文科学的観点及び生物学的観点から人間というものを理解し、次にトレーニング、リカバリー、心理学について理解する必要があり、そこからトレーニングをさらに細分化して理解してと理解すべきことは非常に多くあります。本講義動画はトレーニングの中の土台作りというテーマに絞って解説をさせて頂いているものです。
従いまして、ウェルビーイングオンラインスクール(15万円)などと比べると格安になっております。
質問:私は頭が悪いのですが、私でも理解できますか?
回答:最低でも義務教育卒業レベルはないと厳しいです。ただし、本ブログ記事をここまで問題なく読める方であれば、先ず問題ないです。寧ろ、ほとんどの方は本ブログ記事をここまでお読みになられないです。
質問:講義はどこで観られますか?
回答:オンラインに限定公開しておりますので、お申込み下さった方にはそのURLをお渡しさせて頂きます。
質問:支払い方法は何が使えますか?
回答:クレジットカード、ペイパル、アップルペイ、グーグルペイ、アリペイ、銀行振込よりお選び頂けます。クレジットカードとペイパルをお選び下さった方には自動返信メールで、銀行振り込みをお選びいただいた方にはお振込みを確認次第、手動でメールにて講義をお届けさせて頂きます。
質問:講義はどこに届きますか?
回答:お申し込みの際にご入力いただいたメールアドレスの方にお送りさせて頂きます。
質問:分割払いはいけますか?
回答:いけます。こちらをクリックして問い合わせページに飛び「土台作り研究分割払い希望」とご入力の上、送信して下さい。
質問:倍速再生は出来ますか?
回答:出来ます。
質問:本当に満足出来なかったら全額返金してもらえますか?条件などはありますか?
回答:最後までご視聴頂いた上でご満足いただけない場合は理由を問わずに返金致します。あなたの不満足が返金の条件です。返金希望の場合はこちらをクリックして、問い合わせページに入り「土台作り研究返金希望」とご入力の上、送信して下さい。
質問:講義で分からないところがあれば質問できますか?
回答:はい、出来ます。受講生様には講師である池上の個人メールアドレスをお渡しさせて頂きますのでそちらよりご連絡下さい。
質問:講義はいつまで観られますか?
回答:一度お申込み頂きましたら、一生ご利用頂けます。

























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