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メタタイムトライアル京都予選会走ってきました。私がテストレースを使う際の目的と分析の仕方を共有させて頂きます。

こんにちは!


 昨日はメタタイムトライアル京都予選会が開催され、私も走ってきました。本日はそのご報告とあなたのお役にも立てるようにいわゆる「練習レース」の使い方と分析の仕方を紹介させて頂きたいと思います。


テストレースという概念

 よく「レースを練習で使う」ということが言われていますが、私はレースが練習と比べて有意に良い練習だとは一切思いません。寧ろ、ハーフマラソン以上の距離になってくると、疲労の残り具合が大きくなるので、練習効果は、少なくとも費用対効果は低いと思っています。


 私自身が本命レース以外で出場する場合には、テストレースという位置づけで出場します。テストとは実験という意味もある訳ですが、その通りで一種の実験、測定としての効果を期待しています。つまり、より正確に今の自分を知るということです。


 では主に何を実験するのか、何を見るのかということですが、それは以下の項目です。


だいたい思った通りに走れるか?

 だいたい練習の感覚からこのくらいで走れるかなという感覚はありますが、それは実際にはやってみないと分からない訳です。本命レースに向けて理論に基づいて練習を組んでいますが、理論だけでは細かいところまでは導き出せません。細かい箇所については実際に試してみることが必要である場合もあるので、自分の思い通りの走りが出来るかどうかを試すのがテストレースです。


 そして、思い通りに走れない場合には1自分の状態が自分で思っているよりも良くないか、2自分の見通しが甘かった、のいずれかになります。経験を積んでいけば、見通しが甘いということはなくなっていきますから、可能性としては1番目の自分の状態が自分で思っているよりも良くないというのが高いです。その場合は、自分で練習の負荷をやや落とすなり、数日低強度な練習を挟むなりして、微調整をする必要があります。


 逆の言い方をすれば、この微調整をするための客観的指標を得るのがテストレースの目的です。


 一方で、まだ経験が浅い間、特に中高生は1番目の見通しが甘いという場合が多いです。この場合は、正しく今の自分を知ってもらうという役割がある訳です。


客観的な指標や目安を得ることの重要性

 そして、正しく自分を知って何をするのかということですが、更に練習を続けていく中で、なんとなく適切な負荷の指標が出来る訳です。


 例えばですが、私が最近取り組むお気に入りの練習(洛南高校時代に多用されていた練習でもある)に、300m17本を100mつなぎという練習があります。このくらいの練習であれば、一回の疾走距離も短く、基礎構築期にも継続しやすいのですが、疾走距離に対するつなぎの距離がそこまで長くないので、レースの感覚も掴みやすいです。


 また、400mトラックで実施すると、300mと100mで足して400m、1本ごとに1周終わるので、なんとなく精神的にもやりやすいです。


 重要なのは、この300m17本100mつなぎの練習の感覚とタイムと今回のレース結果を照らし合わせることです。この練習はなんとなく5000mのレースペースを想定して実施しています。じゃあその練習で5000mのレースペースで走った時の感覚と実際のレースペースはどうであったかというようなことを比較する訳です。


 1つ目の観点として、先ずそこの5000mのレースペースの感覚と実際の試合のタイムが一致していれば、今後も単純にそこが速くなっていけば良いことになります。


 例えば、5000mのレースペースの感覚で300m17本100mつなぎという練習をしたら、72秒0平均だったとしましょう。つまり、1㎞4分ペース、5000m20分ちょうどのペースです。


 もしも、それで5000m20分ちょうどで走れたのであれば、単純計算で同じ感覚で300m17本100mつなぎを70秒5でこなせるようになれば、19分35秒くらいで走れるなという指標になる訳です。あくまでも、同じ感覚、同じ主観的強度で走った際のという条件はつきますが、今後の見通しがより正確になっていく訳です。


 これも同様で、もしもそこがズレていたらどこに原因があるのか、直感を働かせて分析する訳です。全体のトレーニング負荷が高すぎて、体がトレーニング刺激に対して、不適応を引き起こしていたのか、それともスピードは充分だけれど、持久練習が不足しているのか、あるいはレースで思った以上に走れたのであれば、もう少しインターバルのペースを速めても良いかなというような指標にもなる訳です。


 他の面でも同じように項目ごとに見ていく訳です。


 今回の私の例で言えば、中強度の持久走とレースの結果の関連性を1つ見て見たかったテーマでした。だいたい、一般論で言えば、5000mのレースペースに1㎞あたり50秒±10秒したペースが中強度の持久走のペースになるはずです。


 私の場合は、1㎞あたりだいたい+40秒くらいのところにおさまります。ここ最近の中強度の持久走のペースが1㎞平均3分40秒だったので、単純計算で1㎞3分ペースとなります。そうすると、5000m15分ちょうど前後で走れていれば、バランスが悪くないかなというところです。


 また、今回は京都開催で非常に暑く、いつもの練習時の気象条件と条件が同じであることも選んだ一つの理由です。いつもの練習時の気象条件と条件が同じ方が参考になる数値が得られるからです。


 トレーニングを継続する上で一番大切なのは、論理的思考と本能をバランスよく使うことです。中長期的な目線で言えば、常に論理的思考が本能を凌駕します。だいたいこういう風にやれば上手くいくという理論がある訳ですから、その理論に基づいてやればだいたいは予測可能で、予想したとおりになります。


 一方で、短期目線で言えば、常に本能が理論を凌駕します。細かい微調整は本能によって行う訳ですが、本能に加えて客観的数値も得てそれを参考にトレーニングに微調整を加えるのがテストレースの目的です。


実際にはどうであったのか?

 今回私が確認したかった項目は、5000m15分10秒くらいで走れるかどうかというところでした。申し込みの段階では中強度の持久走のペースから15分ちょうど±10秒と判断し、目標は高めにということで14分50秒で申し込みました。


 しかしながら、3回実施した300m17本100mつなぎの練習から、キロ3は切れないが、15分15秒もかからない、だいたい15分10秒くらいであろうという感覚が得られました。そんな訳で、15分10秒くらいで走れるかどうかを確認するために出場しました。

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 ただし、15分10秒を目指してはいけません。主観が入ると、実験結果が正しく計測されない可能性が出てきてしまいます。


 あくまでも本能に従って、このくらいなら5000m走り切れるかなというペースを刻んでいくのです。おそらく、最後尾からのスタートになるだろうと思っていたら、まさにその通りで初めの1000mは最後尾、しかも最下位から2番目の選手とも間があり、最後尾を独走していました。そこから自分のペースを刻み続け、少しずつ順位を上げていきました。


 22番目からスタートして、ゴール時は15番、15分09秒1ということでほぼ思い描いた通りのレースでした。ここからの分析の仕方は二つあるように思います。


 1つ目の評価の仕方は、レースペースに対する中強度の持久走のペースが充分すぎるくらい速いので、もう少しインターバルやテンポ走などの高強度な練習に重点を移した方が良いという評価の仕方。


 2つ目はだいたい事前に思い描いた通り、中強度の持久走のペースに対して1㎞あたり-40秒くらい(-38秒)でいけているのであれば、中強度の持久走に引き続き重点を置いて、そのペースがあと5秒速くなれば、レースの結果も1㎞あたり5秒速くなるという分析の仕方です。


 別に、どちらも間違ってはおらず、どちらも正しいのですが、私の場合は次に本命とする上尾ハーフマラソンまでまだ3か月以上あるので、方針は後者に定めるべきです。また、マラソントレーニングからのマラソン、そして3週間の休養からの基礎構築、そして今という流れなので、過去7カ月間で5000mのレースペースのインターバルは300m17本の3回以外は全くやっていませんでした。


 そんなこともあって、導入し始めたショートインターバルを継続すれば、こっちの方面は勝手に上がっていくとも思っています。


 ただその反面で、今回のレースもいっぱいいっぱいという感じでもなく、最速ラップはラスト1000m、主観的にも終わってから「楽しかった。また次も走りたい!」という感じではあるので、テンポ走を導入しても良いかなとも思っています。

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 ただ、理論的にはまだ本命レースから3か月以上ある場合には、基礎構築に重点を置いた方が良いのと、気温はまだ高いものの、徐々に日照時間が短くなり、夕方の体感温度が涼しくなってきているので、もう少し中強度の持久走の距離を伸ばす方向性でいこうと思っています。


 という訳で、今回はテストレースの使い方と分析の仕方を共有させて頂きました。


 さて、一昨日より三日間限定でばら売りさせて頂いておりますウェルビーイングオンラインスクールの人間編にお申込み頂けるのが本日までとなりました。


 改めて、こちらの講義を作成させて頂いた経緯を説明させて頂きますと、過去5年間でのべ1万人を超える方に弊社商品をご利用いただいた結果、弊社商品を活用して長距離走、マラソンで結果を出していかれる方は社会的にご活躍されている方や人間的に魅力的な方が多いことに気づき、ということは長距離走、マラソンを学ぶ前に、人間としての土台となる部分があるのではないかということに気づいたからです。


 実はこれは大人だけではなく、中高生についても同様で、弱いチームを一から指導して強くした指導者の方々は全員人間教育の重要性について説かれています。私の高校時代の恩師中島道雄先生も同様です。


 部員3名から始め、それも一番速い選手で5000m18分台というところから始めて、中島先生がご勇退なさるまでにインターハイ総合優勝3回、全国高校駅伝は出場20回、最高順位準優勝、インターハイチャンピオン、国体チャンピオン、日本高校記録保持者も多数出ました。


 そして、中島先生がご勇退された後も中島先生の教えはしっかりと引き継がれ、先日まで開催されたインターハイでは2年連続12回目の総合優勝を果たしました。中島先生が洛南高校に奉職されたのが約半世紀前、約50年間で12回の日本一と約4分の1は洛南高校が日本一になっています。


 その中島先生の教え方はほとんど人間教育でした。長距離走については理論らしい理論というものは教えて頂いていません。もちろん、細かいご指導はその時々で頂いたのですが、理論というものは学んでいないと言っても過言ではないくらい指導の9割は人間教育でした。


 そんな訳で、人間教育の重要性は重々承知しながらも、大半が私よりも年上の弊社のお客様に大人が高校生を教えるようには人間教育出来ません。また、そもそも私自身が人間教育を受けて、人間教育って一体何なのかよく分からないというのもありました。今も役立っている教えはたくさんありますし、寧ろ、社会人になってからの方が役立つ教えが多いです。


 でも、結局人間教育って何なんだろうとなるとよく分かりませんでした。


 よく分からないなら、分かるまで研究しようということで、人間とはどういう生き物なのかを研究し、やっと理論化出来ました。そして、理論化することで私でも人間教育が出来るようになりました。何故ならば、真理というものは誰が説いても正しいもののことだからです。


 つまり、慣性の法則は高校生が説いても、大人が説いても等しく正しいというのと同じレベルまで人間とはどのような生き物なのかが理論化出来たので、これで私よりも年上の方に人間教育向上の理屈とその方法論を説かせて頂くことが可能になりました。そんな訳で、ウェルビーイングオンラインスクールに人間編という科目を新しく増設させて頂き、すでに多くの方に受講して頂いております。


 今回は新科目の増設を記念し、ウェルビーイングオンラインスクールの受講生様以外にも門戸を開こうということで、人間編だけを昨日より3日間限定でばら売りさせて頂いているのですが、本日は人間編を受講するメリットと受講しないデメリットをお伝えさせて下さい。


 人間編を受講するメリットとしましては、人間としてのレベルが向上することで、何をやっても上達が速くなること、それから自然科学的観点から人間というものを捉えることで、自然科学的に言えば、人間はどのように生きるのが正しいかがお分かり頂けるので、迷いがなくなります。


 例えば、ほんの一例を考えてみてください。


 なんで、世の中にはなんでも出来る人間がいるのでしょうか?


 普通に考えれば、人間の時間、体力、集中力などは有限なので、一つの物事に全振りした方が結果は出やすそうです。ある程度はそういう面もあるでしょう。


 しかしながら、京都大学に合格し、5000mと10000mでは全国大会で日本人トップになり、日本代表にもなり、陸上を引退したと思ったら今度はビジネスマンとして高給取りになり、せめてこれでまだ女からは見向きもされないというのであれば、神の存在を信じられますが、女性にもモテるというような人が実際にいるのは何故なのでしょうか?


 つまり、出来る人間は得手不得手はあるにせよ、何をやらせても人並み以上になるのは何故なのでしょうか?


 そういう人間のことを巷では「人生100回目」などと言う訳ですが、あれが要するに、人間としてのレベルが高いということです。


 もう少し別の言葉で言えば、人間として強いということです。


 では、ここで言う強さとは正確に何を意味し、どうすれば強くなれるのでしょうか?


 実は長距離走、マラソンは自分が強くなるのに非常に良いスポーツですし、また自分が強くなることで長距離走、マラソンも速くなるという相関関係の非常に強いスポーツなのです。


 つまり、長距離走、マラソンを頑張る→自分が強くなる→自分が強くなることで長距離走、マラソンが速くなる→自分が更に強くなる→自分が更に強くなることで長距離走、マラソンがさらに速くなる→さらに自分が強くなる→さらに長距離走、マラソンが速くなるというサイクルを回せるように出来ているのです。


 当然、自分が強くなれば、他の分野でも自分の能力を発揮することが可能になり、なおかつ幸せに生きていける訳です。


 その先ず第一歩として、人間にとっての正しい発育とは何かを生物学、動物行動学、歴史、宗教、そういった様々な観点から一つにまとめ上げて、人間の発育過程論という一つの理論にまとめましたので、それを解説させて頂きます。


 では、人間編を受講しないデメリットとは何でしょうか?


 私のブログを読んで下さる方の大半が40歳から70歳までの男性です。部下の一人や二人はお持ちの方が多いでしょう。そんなあなたに質問です。何を教えても覚えの速い部下と何を教えても覚えの遅い部下がいませんか?


 あるいは何を任せても常に最善を尽くし、簡単には「出来ません」とは言わない部下と何を任せてもすぐに「出来ません」と言ってくる部下がいませんか?


 人間誰しも得手不得手はありますから、得意なことと不得意なこと、向いていることと向いていないことがあるのは当たり前なのですが、それ以前の問題として人間としての基礎的な力のようなものがあるのを感じないでしょうか? 


 出来なくても良いから出来るところまでとりあえずやり遂げてしまって、そこから更に自分で勉強したり、創意工夫を凝らしたり、上司に相談しながらやり遂げてしまい、それを何度か繰り返していくうちにどんどん成長していく人と何を任せても一向に出来なかったことが出来るようにならず、挙句の果てには上司の仕事の割り振りが悪いとか上司の教え方が悪いと言ってくる人はいないでしょうか?    


 個々の技能や知識、能力以前の問題としての人間としての土台となる力を育まないと何を教えても伸びない、つまり長距離走、マラソンを同じように教えてもその走力の伸び具合には大きな差が出てしまうのです。


 そして、この人間的な土台はあるか無いかの二択ではなくて、おそらく一生向上させ続けることが可能なものなのです。


 では、そもそも人間として向上するとはどういう意味なのか、どうやったら向上するのか、それが分かれば迷いなく進んでいくことが出来ます。つまり、人間としての正しい道筋が理解出来ないと、自分の能力を最大限に発揮することは不可能であるということです。


 これが人間編を受講しないことのデメリットです。


 もちろん、私の教え方よりも釈迦の教えの方が分かりやすいという方は仏教を使われても良いでしょう。ただ、断言しますが現代の日本人に教えるのであれば、絶対に私の教え方の方が理解しやすいです。そのように、理論を構築しましたから。


 何が違うかと言いますと、基本を生物学と動物行動学、それに脳神経科学や心理学などの現代学問においているということです。教育を受けた現代人は2500年前の人間とは違い、学問的、科学的に説明した方が分かりやすいはずです。


 では、具体的には人間編では何を解説させて頂いているのかということですが、以下の内容を解説させて頂いております。


第一回 人間とはどのような生き物か?人間編概論 約12分


 人間編では何について解説するのか、どういう目的で作ったのかを解説させて頂いております。先日よりメルマガをお読み下さっている方は飛ばして頂いて構いません。


第二回 人間の行動原理 約23分


 長距離走、マラソンが速くなるには行動し続けなければならない訳ですが、その行動するにあたって必要になるのがやる気とモチベーションです。では、やる気とモチベーションの正体とは何でしょうか?


 これが正しく分かれば、常にやる気やモチベーションに満ち溢れた状態を作れます。常に楽に頑張れる自分が作れるのです。楽に頑張れるというところが一つの要点です。何故ならば、一時的にであれば自分を奮い立たすことが出来ても、それでは疲れてしまうからです。


 出来れば勝手に頑張れる状態を作りたい訳ですが、勝手に頑張れる心理工学のからくりを解説させて頂きます。


第三回 生命進化論 約53分


 鳥が飛ぶのは疲れたと言って飛ぶのをやめることはない、魚が疲れたと言って泳ぐのをやめることはない、それは彼ら彼女らは常にやる気とモチベーションに満ち溢れているからです。


 つまり、人工的なやる気やモチベーションよりも前に自然なやる気やモチベーションというものがあり、この自然なやる気やモチベーションを理解することが出来れば、自力ではなく、他力、つまり自然の力を使って頑張り続けることが出来るのです。


 当たり前ですが、自然の力なので、死ぬまで無理なく使えます。ヒロポン(覚醒剤)を使って一時的に頑張って、後からその反動が来るというようなことにはなりません。


 では自然なやる気やモチベーションとは何かということですが、人間も生物の一種ですから、そもそも生物が持つ自然なやる気やモチベーションとは何かを解説させて頂きます。人間も自然の一部ですから、絶対にこの外側に出ることは出来ないのです。


第四回 人間の発育過程 約2時間26分


 人間も生物の一種ですが、人間は人間ですから、人間独自の発育過程というものがあります。この人間独自の発育過程の中でなるべく上まで行くことがレベルの高い人間になるということですが、人間はどのような発育過程を持ち、何をすれば正しく発育出来るのでしょうか?


 つまり、何をすれば優秀な人間になれるのでしょうか?


 これを解説させて頂きます。人それぞれのやり方があるではなく、大枠で考えれば人間が優秀になる方法は一つしかありません。そして、この道を進んでいくことこそが人間としての幸福の道です。


第五回 人間の発育過程と西洋思想 約1時間14分


 自然が本来持つ自然な発育からそれてしまうとどうなるのか、これを体現してきたのが近代西洋社会です。近代以降の大規模な奴隷制度、巨大な経済格差、大戦争と民間人の無差別大量虐殺、こういった近代社会の闇を生み出してしまったのは紛れもなく西洋社会です。


 しかしながら、彼らもまた我々と同じ人間なのです。同じ人間が何故、そんな大規模で誤ったことをしてしまったのか?


 これが分かれば、自分も同じ過ちを犯さなくて済みます。また、今の日本社会は西洋社会に取り込まれてしい、間違っているものを間違っていると認識している人がかなり少ないので、西洋社会の非難というよりは歴史における人類の過ちから自分が過ちを犯さないようにということで、人間の正しい発育と西洋思想の関係性について解説をさせて頂きます。


 一応誤解の無いように書いておきますと、西洋人大嫌いだからこの章があるのではなく、私には西洋人の知り合いがたくさんおり、寝食を共にして、だいたい皆良い人なのに、歴史としての西洋国家はあまりにも残虐で傍若無人なのは何故なのかという疑問から出発していることを記させて頂きます。

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第六回 仏教と人間の発育過程(約1時間20分)


 第六回では仏教の解説というよりは日本人に親しみの深い仏教という思想を切り口にすると人間の発育過程に対する理解がより深まるだろうということで仏教の力をお借りしております。


 このように書くと「私は別に仏教徒じゃないので、仏教詳しくないですよ」とおっしゃる方が多いと思いますが、「あの人は悟った人」とか「あいつは煩悩の塊」とか「あの人は修行僧みたい」とか、そういうことを普通に言うはずです。


 少なくとも、私は人間の発育過程を説明するのに、小我、大我、真我という言葉を使いますが、それよりは悟るとか煩悩とか修行僧とかあるいは逆に生臭坊主という言葉の方が馴染みがあるはずです。海外ではニルヴァーナ、すなわち涅槃という言葉もかなり一般的に使われています。


 その一方で、悟るとはどういうことか、煩悩とは何か説明してくれと言われると説明出来ない人が大半だとも思います。馴染みはあるけれど、意味はよく分からないというのを切り口に説明すると理解しやすいのではないかというのが一点と、もう一点は人間の正しい発育過程と禁欲主義とは異なることをご理解頂きたいと思います。


 欲を抑えつけるのではなく、自然な欲求に従えば、自然と長距離走、マラソンは速くなるし、幸せになるし、収入も増えるしという話なので、そこを誤解のないように説明したいというのもあり、煩悩や修行僧などの馴染みのある言葉を切り口に解説させて頂いております。


第七章 戦陣訓(約54分)


 今我々が当たり前だと思っている考え方の多くは西洋思想であり、戦前や江戸時代の人間の考え方は古く遅れており、間違っており、現代の我々の方が科学的で合理的で正しいとついつい思いがちなのですが、戦前の日本人の考え方の方が現代の日本人よりも劣っているということは実はありません。


 確かに、古いと言われればそれは当り前ですが、だからと言って戦前の日本人の考え方の方が劣っているということではなく、寧ろ部分的には戦前の日本人の考え方や教育の方が優れていた部分もかなりあります。


 そこで、一つの例として戦陣訓を通じて、戦前の日本人はどういう教え方をしていたのかを改めて知って頂きたいと思います。


 何を使おうかとなった時に、教育勅語と戦陣訓の二つが代表的ですが、より正しい発育過程を表現しているのは戦陣訓の方であると判断したので、戦陣訓の方を現代語で解説させて頂きます。


 また、試合に際しても使える心構えであるとの判断からも戦陣訓の方を使わせて頂きます。


 新渡戸稲造著のBushido(武士道)も候補に入りましたが、英語で書かれているというのとさらにその英語が美しすぎる(難しすぎる)ので、候補から外し、さらに『葉隠』でも良かったのですが、こちらも少し難しいのと分量がかなり多いので候補から外させて頂きました。


 仏教が言葉は知っていたり、馴染みはあるけど、よく考えてみるとよく知らないものだとすれば、戦陣訓は名前は知っていても中身は「生きて虜囚の辱めを受けず」の部分しか知らず、この部分もかなり強引な解釈で説明されることが大半です。


 そうではなく、戦前の日本人はこんなにも正しい教え方をしていたし、現代の我々の正しい発育を成し遂げる上でも正しいことがたくさん書いてあるということを知って頂きたいのです。


第八章 知能の発達過程(約1時間42分)


 最後に知能の発達過程について解説をさせて頂きます。多くの方が「頭が悪いから勉強できない」とか「あの人は頭が良いから勉強が出来る」などのような表現を普通のものとして受け入れる、つまり先天的に頭の良さ、すなわち知能が決まっているかのように思われている方が多いですが、決してそうではありません。


 知能も後天的に育んでいくものです。勉強が出来る出来ないの話ではなく、知能そのものです。


 そして、当たり前ですが、同じことを学んでも知能を発達させてから学んだ方が理解度も吸収度も上がります。


 そして、知能を発達させるにはどうすればという方法論以前の問題として、先ずは知能は何かが分からなければなりません。これについても、生物としての人間という特徴から知能とは何かを科学的に解説させて頂くとともに、知能の発達方法についても解説をさせて頂きます。


 これらについて学んで頂くことであなたが得られるメリットは以下の通りです。


・長距離走、マラソンが速くなる


・頭が良くなる


・仕事で活躍できる


・騙されない人になる


・増やしたければ収入が増やせる


・子供の教育がきちんと出来るようになる


・幸福になる


 これだけの内容が詰まった内容がたった22000円の投資額で受講して頂けますが、お申込み頂けるのは8月1日金曜日から8月3日日曜日(本日!)までの3日間限定です。


 ウェルビーイングオンラインスクール(15万円)を受講する心の準備はまだ出来ていないけれど、人間編だけでも受講したいという方は今すぐこちらのばら売り講義にお申込み下さい。


 講義はユーチューブに限定公開させて頂いており、お申込み下さった方にメールで限定公開している動画のURLをお届けさせて頂きます。


 クレジットカードもしくはペイパルをお支払い方法にお選びいただいた方には自動返信メールですぐにお届けさせて頂き、銀行振り込みをお選び下さった方には入金を確認後、手動にてお送りさせて頂きますので、講義が届くまで今しばらくお待ちください。




よくある質問とそれに対する回答

質問:この講義は宗教か何かの勧誘でしょうか?


回答:いいえ、違います。長距離走、マラソンが速くなるための人間としての土台を作る方法を解説させて頂いております。人間とはどういう生き物かを解説させて頂き、生物としての人間を向上させる方法を体系的に解説させて頂いております。


質問:長距離走、マラソンとこちらの講義とどのような関係があるのですか?


回答:長距離走、マラソンも人間がやるものであり、先ずは人間としてしっかりとしないと走力も向上しません。多くの中学、高校のチームを強くしてきた指導者の方々は皆口をそろえて人間教育の重要性を語られます。しかしながら、大人の方に同じやり方で教えることは不可能です。ですから、人間とはどういう生き物で、それを人間として成長させるにはどうすれば良いかを理論化したものです。


質問:人間としての優劣があると考えるのは傲慢ではないでしょうか?


回答:そのような受け取り方も当然出来るでしょう。しかしながら、少し視点を考えてみた時に、社会でバリバリ活躍し、収入も多く、多くの人から尊敬され、妻子からも尊敬され、自分の頭で考え判断する力があり、趣味でも活躍し、人生が充実している人と、社会が怖くて社会に出られず、一念発起して仕事を初めても続けらずすぐに辞めてしまい、当然収入も少なく、実家から出られない、結婚も出来ない、という人とどちらの方が幸せでしょうか?


 おそらく前者でしょう。つまり、視点を考えてみると、ここで重要なのは誰かが他人の優劣を評価することではなく、本人の幸福度なのです。最終的には様々な幸せの形があって良いのですが、食べ物がないよりはあった方が良い、雨風しのげる建物がないよりはあった方が良い、モテないよりはモテた方が良い、頭が悪いよりは良い方が良い、というように人間が幸せに生きていくのに必要な要素は大雑把にはだいたい同じです。


 ということは、大雑把に言えば、幸福に生きていくために必要な力や条件も同じなのです。


 人間としてのレベルが上がるとは本人が幸せになる為の力をつけたり、その条件を揃えることであり、決して優劣をつけること自体が目的なのではありません。ただ、優劣があるということを明らかにすることで、その過程の中で少しでも上にいけば、何をやっても上手くいきやすくなり、なおかつ幸福度が上がるということです。


質問:こちらの講義で解説されている理論を構築したのは誰でしょうか?


回答:私池上秀志です。私が独自で作ったものなので、ここでしか聞けない内容となります。ただし、私自身は釈迦、キリスト、中村天風先生、雀鬼と呼ばれた桜井章一さん、多くの非行少年や引きこもりを直した戸塚宏先生、あるいは素人部員わずか3人から日本一の陸上競技部を作られた私の高校時代の恩師の中島道雄先生もほぼ同じところにたどり着いておられたと思います。ただ単に、私が現代日本人に最も分かりやすいと思う説明の仕方で理論化しただけで、内容自体は独自のものではないと思っております。


質問:講義はどのような形で視聴できるのでしょうか?


回答:オンラインに限定公開しております。購入して頂いた方にはご入力いただいたメールアドレスの方にそのURLをお送りさせて頂きます。


質問:支払いにペイペイは使えますか?


回答:いいえ、使えません。


質問:ウェルビーイング株式会社はどのような会社ですか?


回答:2020年に私池上秀志が「オンラインに存在するランナーの為の日本一の学び場」を綱領として掲げた株式会社であり、現在男性社員は2時間半切り、女性社員も都道府県大会でトップ3に入ったり、地区大会(近畿大会や東海大会)でトップ3に入ったり、全国大会に出場したメンバーばかりです。小学生から70代の方まで幅広く様々な方の目標達成やお悩み解決をサポートさせて頂き、過去4年間で中学生の滋賀県大会の優勝者4名、日本一1名を育てあげています。



 
 
 

コメント


筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

© 2020 by ウェルビーイング株式会社

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