ぐんぐん前に進む後ろキャンセル走り
突然ですが、あなたは為末大さんという元400mハードルの選手をご存知でしょうか?
私世代であれば、為末と末續の名前を知らない人はいないのではないかというくらい有名な選手で、世界大会でもメダルを獲ったことのある選手です。
その為末さんが長距離ランナーと短距離ランナーの走りの違いを説明されていました。
その説明が普段私が言わんとしていることと全く一緒でしたので、為末さんの解説動画も参考にして頂きたいのですが、そのまま観ても分かりにくいかもしれませんので、事前に少しだけ説明させてください。
先ず第一に、長距離ランナーと短距離ランナーの技術の違いの出どころとして、ピッチの違いがあるという話が出てくるのですが、ただそうすると長距離ランナーもピッチを速くすることを意識すればもっと速く走れるのではないかという疑問が出てくるかもしれません。
しかしながら、それは代謝の問題として無理なのです。
つまり、技術ではなく、運動エネルギーを生み出す方が制限因子になるので、技術で解決できるものではないのです。技術で解決できないものを技術で解決しようとするのが一番の誤りです。
そして、人間の体で生み出せる運動エネルギーを如何に効率良く使うかということを考えた時に、長距離ランナーはその限られた運動エネルギーを効率良く使うということを考えた時に、力を抜くことの方が重要であり、力を抜きながらも、ある程度速いペースを維持しようと思うと自然と1分間に180歩前後、つまり1秒間に3歩前後になる、一方で、短距離は運動時間が短いので代謝の方が制限因子にならず、1秒間に5歩を刻むことになる、その結果として動きが変わるということです。
そして、この1秒間に5歩というピッチを生み出す為に必要なのが為末さんが後ろキャンセルという動きです。
最近はユーチューブを見ていると長距離選手の走り方においても前後の動きではなく、上下の動きを中心に使うように指導している人が増えたような印象です。これが後ろキャンセルの動きに近い訳ですが、しかし、長距離選手は後ろキャンセルを意識しすぎると疲れるので、それは意識しない方が良いのです。
しかし、一応そういう神経回路は持っておいた方が良いんですね。
意識はしないけど、やろうと思えばそういう動きも出来るという神経回路を持っておいた方が良いんです。
そして、これを身に着ける為に良い練習が補助的スピード練習です。これはあくまでも主練習ではなく、補助練習です。
後ろキャンセルは主ではないが、身に着けておいた方がプラスはプラスなので、主たる練習に支障が出ない範囲、つまり疲労が残らない範囲で行うのが補助的スピード練習です。ここで後ろキャンセルの動きを体に覚えさせるのです。
もちろん、その他の動き作りも有効な手法でしょう。
では、後ろキャンセルの動きとは何か?
是非下の動画をご覧ください↓↓




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