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執筆者の写真池上秀志

レース前4週間完全攻略

皆さん、こんにちは!いつもお世話になっております、池上です。

 ここ10日間ほど、「ピーキング」という概念と手法を解説させて頂いているのですが、お楽しみいただけていますでしょうか?

 下にいくつかブログ記事と動画を貼らせて頂きますので、まだご覧になられていない方は是非ご覧ください。

 最近は、コロナによる大会の開催が不透明な状態がずっと続いているのですが、あなたはいかがお過ごしですか?

 私はある克己会員様より「コロナのおかげで走る人やきちんと準備してくる人が減っているので、年齢別日本ランキングの上位ランクインが狙いやすくなっていると思います」と言われ、「その手があったか!」と思いました。

 確かに、まず走る走らないの問題があるでしょう。コロナを理由に大会に出ない人もいると思います。そして、次に大会が開催されたとしても、きちんと準備してくるかしてこないかの違いがあるでしょう。やはり、開催されるかどうか分からない状態で気持ちを維持するのは難しいです。

 私の洛南高校陸上競技部時代の同期に後藤という50キロ競歩の選手がいました。高校時代は日本ユースを制すると、大学ではアンダー20の50キロ競歩日本記録を作り、日本選手権でも入賞するなど活躍を見せていました。

 東京オリンピックに50キロ競歩で出場された丸尾知司さんは洛南高校の我々の2つ上の先輩で、後藤と丸尾さんと二人そろっての出場も夢ではありませんでした。しかし、彼も東京オリンピックが延期になったタイミングで引退を決意しました。

 4年計画でずっとステップバイステップで積み重ねてきたものが、1年延びるだけでもかなり難しいのに、更に開催されるかどうか分からないとなるとそれに向けてモチベーションが維持できなかったと言っていました。

 この気持ちは私も分かります。やっぱりオリンピックを目指すとかプロでやるという話になると、かけるものも大きく、犠牲にするものも大きく、開催されるかどうかも分からないものにそれだけ多くのものをかけるのは非常に難しいです。

 今もマラソンに向けて準備を進めているのですが、これで中止になったら、シャレにならんなという気持ちは正直あります。しかし、あくまでも開催されるという前提でやるしかないですよね。考えても私には決定権のないことですから。でも、先述の克己会員様の一言で、「確かにその状況はみんな同じで、全体的な割合としてきちんと準備をしてくる人の割合は減る。だったら、きちんと準備をしていけば、普段以上に上位に入れる可能性は高くなる」と新たな考え方を手に入れました。

そんな訳で、今回はウェビナー「レース前4週間完全攻略」のご案内です。

1本のレースに向けての準備はいつ始まるのか?

 3か月前かもしれませんし、半年前かもしれませんし、オリンピックのように4年計画でやることもあるでしょう。しかし、共通して言えるのは、最後の4週間当たりを目途に鍛える練習からレースで結果を出すための練習へと切り替えるということです。

 どのスポーツにおいても共通していることだと思うのですが、鍛えることと試合で結果を出すことを両立することは難しいです。レースに出まくって強くなったと思われている川内優輝さんですら、初期の頃は練習で使うレースとレースとして出場しているレースを明確に分けており、そして練習として使っているレースは実業団の選手が練習でやっているのと何ら変わりのないタイムでした。

 本人も述懐しておられるように、市民ランナーにとっては給水もあり、周りにランナーがいる環境なのでレースというのはやりやすいのでしょう。私も地面に給水を置いて一人で走っていますから、この気持ちは分かります。


 一方で、実業団選手にとっては人がいっぱいいて走りにくい上に、給水もコーチやマネージャーさんが渡してくれるのと比べると取りにくく、市民マラソン参加のメリットはほぼないと言って良いでしょう。

 いずれにしても、スポーツ選手共通のテーマとして、鍛えることと試合で結果を出すための準備は別物だということです。これは短距離、跳躍、長距離、ロードレーサー、マラソナー、野球選手まで共通して言えることです。


 そして、今回のウェビナーではレース前4週間だけに絞って練習やカーボローディングなどの私生活での注意点などを解説させて頂きたいと思います。タイトルは分かりやすいように、レース前4週間完全攻略ウェビナーとさせて頂いておりますが、必ずしも4週間前とは限りません。

 鍛える練習からレースで結果を出すための練習へと移行するタイミングは人それぞれです。大きく分けるなら6週間前から2週間前となるでしょう。そのため、間をとって4週間前とさせていただきました。いずれにしても、4週間前が多いと思います。

 という訳でタイトルは「レース前4週間完全攻略ウェビナー」とつけさせていただきましたが、主たる内容はレースで自分が持っている力を出し切るための練習です。

 大きく分けると、練習には鍛える練習と試合で結果を出すための練習があることを説明したのですが、将棋に例えるなら、序盤・中盤の闘いと最後の詰めの闘いのようなものです。いくら序盤、中盤と優勢に進めても、最後の詰め方を間違えると勝負を落としかねません。

 あるいはゴルフの世界にはPat is moneyという言葉があります。これはプロ同士の戦いでは、グリーンに乗せるまではだいたい皆差がつかないけれど、最後のパターが決まるかどうかで勝敗が分かれるという意味の言葉だそうです。

 私がやっているオンラインビジネスの世界でも、ユーチューブの再生回数やSNSのフォロワー数と売り上げには実はあまり関係がありません。ユーチューブやSNSのフォロワー数というのは認知の段階です。認知=知名度を増やすには様々なやり方があるでしょう。しかし、知名度がいくら多くてもやっていることや売っている商品に説得力がなければ売り上げは伸びません。自画自賛で恐縮ですが、弊社は(特に私のユーチューブチャンネルは)この最後の詰めが非常に強力なので、ありえないくらい少ないユーチューブの再生回数、チャンネル登録者数からしっかりと収益化が出来ています。

また例えるなら・・・

あっもうそろそろ良いですか。すみません。

 という訳で、どこの世界でも同じで詰めが上手くいかないとそこまで積み上げてきたものも生きないのです。これは長距離走・マラソンも同じでそこまで良いものを積み上げてきても最後の詰めの練習が上手くいかないと、レースで自分の持ってる力を出し切ることが出来ません。

 実際に私も何度も練習の半分も力を出せずに終わってしまったレースがありました。レースに自分の状態を合わせるのも実力のうちなのですが、走力が無い訳ではないだけに本当に悔しく、はらわたが煮えくり返るような想いを何度もしました。

走力があるから走れる訳ではないということも、是非分かっていただきたいところです。

そんな訳であなたが今回のウェビナーに参加するメリットは以下の通りです。

・自分が今までやってきたことを確実に狙ったレース当日に発揮することが出来る

・プロのやり方を知ることで、レース前にあれやこれやと考えすぎることがなくなる

・自分に合った調整の仕方を学ぶことで、自分でも気づかなかった力を発揮できるかもしれない。

 レース前はカーボローディングなど色々と他にも知りたいことがあるかと思いますが、今回はレースで結果を出すためのトレーニングという1つのテーマに絞って深く掘り下げていきます。

 日時は2月27日日曜日の夜8時から1時間を予定しています。お申込みいただいた方には復習を兼ねて後日動画を再度お送りさせて頂きます。ですので、もしかしたら参加できないかもしれないという方にも動画は後でお送りさせて頂きますので、是非ご参加ください。

また同様の理由から、途中参加、途中退室も可とさせていただきます。

 受講費は2000円で、ランナーズユニバーシティの学生様は無料でご参加いただけます。ログインした状態で、お申込みいただきますと無料でお申込みできるはずです。下のリンクよりお申し込みください

それでは、2月27日日曜日の夜8時にお会いしましょう!

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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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