あなたは「スピードトレーニングは大切」、「マラソンに5㎞レースや10㎞レースのスピードが大切」、「マラソントレーニングも質が大切」という話を聞いたことがありませんか?どこかで一度くらい聞いたことがあるのではないでしょうか?
特に近年は「質より量」が言われるようになってきたように感じます。 一方で、遅いペースのインターバルで5‐10㎞レースのタイムが速くなるという事実もあります。
森川賢一さんが監督をされていた頃の佛教大学の女子駅伝部が毎年のように全国駅伝でトップ3に入っていた頃、余裕を持ったペースでの練習をすることで有名でした。
スピード重視の練習をすることばかりが取り上げられるオレゴンプロジェクトもインターバルを導入し始めるシーズン最初の時期のマイルリピートは400mを71秒ペースでやると聞いたことがあります。これは10000mを27分台で走る選手のペース(約66秒/400m)からすると、相当遅いペースです。
アダム州立大学の指導者として全米選手権で14回も優勝し、何人もの大学チャンピオンを輩出してきたコーチジョー・ヴィヒルもマイルリピートの導入期は5000mのレースペースの約95%から始めます。
何故このような遅いペースのインターバルで5000mや10000mが速くなるのか今回はもう少し掘り下げてみていきたいと思います。
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