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執筆者の写真池上秀志

大阪マラソン2017


 2017年11月26日大阪マラソン、2時間13分41秒で2位でした。スタートしてからずっと足が重く感じられ、体が警告信号を発し続けていました。集団が良いペースで行っていたのでついていきたかったけど、判断ミスは取り返しのつかない結果を生む、どこで離れようかということをずっと考えていました。結果的には20kmあたりで離れました。その後は自分のリズムを取り戻すことを考えながら走りました。一時は3位に落ちました。

 こういう時は駅伝の経験が役に立ちます。今までずっと後半の区間に配置されることが多かったので、前の選手を視野に入れて冷静に詰めていこうと思いました。心の底から勝ちたちと思っていたレース。最後の最後まで逆転できると信じて、自分の走りだけに集中しましたが二番でゴールするのが精一杯でした。タイム的にもものすごく悪いです。ゴールのゴールまで、「俺が一番強い。このまま負けるのはおかしい。何とかするんだ」と言い聞かせて集中状態を維持しました。ゴールした瞬間、集中状態から普通状態に戻り、我慢していた感情が一気にこみ上げてきました。悔しいの一言です。

 でも一晩たてば、もうどうでもよくなりました。もう終わったことですし、レースの後もコーチとの反省会でまた、今回は二つのミステイクがあったから次は違う形でやってみようという点が見つかりました。今回のマラソンもまた良い勉強になりました。よくあの時ああしておけば良かったっていうけれど、自分の経験から言うとやって失敗してみないと本当の意味では良くわからないもの、いつか大阪マラソンで失敗したから今回は上手くいったって言える日が来るはずだと思っています。寧ろ今は次はもっと良いレースがしたい、そのために今回学んだことを試してみたい、そういう気持ちでいっぱいです。

 今回の大阪マラソンに向けての準備でも練習のやり方を少し変えてみて、瞑想テクニックも新しくルーティーンに取り入れました。それに関しては、一応成果が見られましたし、さらに改善できるという手応えも見られました。まあでも改めて考えてみると、良かった点も悪かった点も結局改善を目指して取り組んでいくものなので、終わってしまえば良いも悪いもなくなってしまうのかなと思いました。昨日の失敗で自信を無くすことは無いですし、仮に昨日2時間9分で優勝していても今日の朝起きたら「だから何?」という話、今日の朝起きた時点で頭の中は次に向けて動き出しているので結局やることは変わらないなと思いました。

 そういう意味で、失敗にめげずに頑張りますではなく、昨日の結果とは関係なく自分の目標に向かって進んでいければと思っています。

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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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