LLLTの効果その6 鬱の緩和

 鬱は全世界で正式に医師から診断されている数だけでも、1億2000万人に昇ります。ざっと世界中で日本人と同じ数の人たちが鬱と診断されています。当然これは、正式に鬱だと診断された人の数なので、実際に鬱で悩んでいる人は、これを大きく上回ると思われます。

 また、鬱と自殺の関係性も大きく、自殺した人の半分は鬱と診断されています。鬱はある意味では、捉えどころのない症状で、一概に定義することは出来ません。自己肯定感が極度まで、下がるケース、悲しみから抜け出せないケース、中枢神経が疲れ切っているケース、気分が高揚しないケースなど、様々です。

 鬱と言えるかどうかはわかりませんが、現代社会では脳や交感神経の疲弊が著しい時代です。一言で言えば、ドーパミン過多の時代です。ドーパミンは快楽物質と言われることも多いですが、厳密に言えば、快楽になれそうな気がする神経伝達物質です。例えば、皆さんも好きな異性のことを考えただけで、ドキドキしたり、美味しい食べ物のことを考えただけでよだれが出たり、走り終わった後のビールを飲もうと思って頑張ったり、という経験がおありだと思います。これらは、まだそれを経験していないのに、気持ちよくなれそうだから頑張っていますよね?これがドーパミンが出ている状態です。

 ドーパミンが出ると頑張れるし、気分も高揚するので、基本的に悪いことではないのですが、やはり調和の問題はあります。人間は常に頑張り続けられるようには出来ていません。ですから、適度に気持ちよくなると、ドーパミンが出なくなります。先ほどの裏返しで言えば、セックスの直後はしばらくセックスをしたいという気持ちは無くなりますし(特に男性)、いくら美味しいものでも食べ続けると、食べたくなくなりますし、お酒も飲みすぎると気持ち悪くなって、それ以上は飲めなくなります。本来、人間は行動したくなるドーパミンとそれを抑制する機能が備わっています。

 ところが、その機能が正常に働かなくなったのが、現代社会です。というのも明らかにドーパミンが出やすい環境が揃っているからです。テレビ、SNS、ネットサーフィン、アダルトビデオ、ライン、メール、これらは全てドーパミンが出ている状態です。あなたも特に何を見たいという目的もなく、テレビのチャンネルを変えたり、次から次へとユーチューブ動画を見たり、ネットサーフィンをしたり、SNSで知り合いの投稿を見たりした経験があると思います。また、とりとめのないやり取りを一日に何通もラインでした経験もあると思います。これらの些細な行為は全てドーパミンを分泌させます。ドーパミンを分泌し続けると、本当に頑張りたい時に頑張れなくなります。

 普通に日常生活を送るだけなら、本当に頑張りたい時に頑張るという状況もそうそうないのかもしれません。その一方で、気づかないうちに本当に頑張りたい時に頑張れなくなるを通り越して、何もやる気が出なくなる時が来ます。これが鬱の一つの症状です。

 鬱というと悲しいというイメージが大きいかもしれません。実際に悲しみも大きいです。ですが、失恋したとか、受験で落ちたという、具体的な理由がある悲しみというよりは長期にわたって気分が落ち込む状態です。ある意味では神経伝達物質の分泌や抑制が正常に行われていない脳の慢性疲労状態とも言えます。

 ちなみにですが、スポーツ選手は携帯電話やパソコンを使わないに越したことはありません。今は仕事上使わないのが難しい時代ですが、できるだけ使用時間を減らしたり、メールではなく、電話をかけるというのも一つの手段です。最近は職業柄、不可能ですが、昔は私も練習に集中するときは1週間から最大3週間くらい、携帯電話の電源を切っていた時もありました。

 試合で先生にお会いして「お前、いつ電話かけても電源入ってへんかったけど、どうしてたんや?」とご心配おかけしたこともあります。ちなみにその時は私もまだ人間の心が芽生えていなかったので、当時メールでやり取りしていた女の子に寂しい思いをさせていたことには、まだ気づいていませんでした。

 閑話休題。本題に戻ると、マルチタスクも避けた方が良いです。今はテレビを観ながら、ラインをしながら、ラインニュースもチェックするということが普通になって来ています。便利になったと言えば、そうですが、知らず知らずのうちに中枢神経を酷使しています。

 最大の問題はLLLTが鬱を緩和するのかどうかということですが、2009年にハーヴァード大学の研究で、十人の鬱病患者の前頭部にLLLTを16分照射するという実験を行なったところ、感情の落ち込みと不安が大幅に改善されたという報告があります。これはLLLTのメカニズムと鬱のメカニズムを考えれば、実験するまでもないことではあると思いますが、一応ハーヴァード大学のお墨付きということで、信頼性の高いデータではないかと思います。

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