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執筆者の写真池上秀志

LLLTが鬱と睡眠の質を改善するメカニズム

更新日:2023年10月27日

こんにちは!


 先日、私がブログを書き始めた当初のころからずっとブログを読んでくださっているあるブログ読者様から「LLLTが鬱を改善させ、睡眠の質を向上させるメカニズムについて解説してほしい」とのリクエストを頂きましたので、今回はそのメカニズムについて解説させて頂きます。


 先ず、そもそも鬱のメカニズムと不眠のメカニズムを簡単に解説させて頂きます。先ず鬱の方からですが、脳から分泌されるホルモンの中でも情動に関するものは、主にドーパミンとセロトニンの2つでバランスを取っています。他にもベータエンドルフィンなど色々なホルモンがありますが、主にはドーパミンとセロトニンでバランスをとっています。


 ドーパミンというのは、ワクワクしたり、ドキドキしたり、これから頑張ろうとする時のホルモンです。


 例えば、好きな女性の前でドキドキしたり、美味しいものを食べに行く前のワクワク、レースを走る時の高揚感、営業マンが契約を成立させようとする時の頑張りなどがドーパミンの司る分野で、ドーパミンが出ると気分が高揚して、これから頑張ろうという気分が出ます。


 一方で、セロトニンは頑張った後の静かな幸福感で、レースやインターバルで追い込み切った後の達成感やご飯を食べ終わった後の満腹感、セックスの後の満足感などがセロトニンの働きです。雨の日にリラックスできる(あまり頑張ろうと思わない)のは、雨音がセロトニンの分泌を促すからです。


 鬱というのは主にドーパミンの分泌がなされず(もしくは減り)、何をしても楽しい気分になれない状態です。原因は様々ですが、主な理由としては、ドーパミンの過剰分泌でホルモン系が疲れ切ってしまい、それ以上はドーパミンが分泌されないことや日光への曝露量が少なすぎること、睡眠不足によるホルモンバランスの乱れなどがあります。


 またバランスの問題で言えば、ドーパミンが分泌されるとそれに応じて、セロトニンも分泌され幸福感に包まれないといけません。


 ドーパミンやセロトニンの分泌量が減ってしまうことが、鬱のメカニズムですが、LLLTの照射はホルモンバランスを整え、特にセロトニンの産生量を増加させます。人間はしっかりと休むとまた頑張ろうと思える生き物ですが、セロトニンを分泌させてしっかりと安らかな幸福感に包まれることが先ずは大切になります。


 そうすると、ドーパミンもまた分泌されるようになります。ちなみにですが、瞑想や座禅でもセロトニンの分泌量が増えることが確認されており、高僧と呼ばれる方は常にセロトニンをしっかりと分泌させることが出来るので、現代らしい実験で言えば、バンジージャンプをしても脳波が一切乱れないそうです(高僧に何させとんねん)。


 ちなみにですが、歳を取ると自然とドーパミンの分泌量が減り、セロトニンの分泌量が増加します。ということは、自然と高僧に近づける可能性は高まります。ドーパミンの分泌量が減るということは、お金、異性、食べ物への執着が減るということです。


 これは当たり前ですね、そもそもその気が起こらないんですから。私の大学時代の哲学・倫理学の恩師が「悟ったって言ってる人だいたいおじいちゃんでしょ?もう欲がなくなってるだけじゃないのかな」とおっしゃっていました。


 とは言え、同時に感情を抑制する脳の機能が低下すると、感情を抑制しきれずに頑固になったり、ヒステリックになったり、ただのエロじじいになるリスクも高まってきます。


 続いて、不眠の原因ですが、不眠の原因も鬱に似ており、ストレスホルモンの過剰分泌で副交感神経が活発にならないことが主な原因です。


 疲れているとかえって不眠になり、さらに不眠が疲れを回復させないという負のスパイラルに陥らせることがあるのですが、これもストレスホルモンの過剰分泌で体が戦闘モードに入ったままになっていることが主な原因です。


 実際には、戦闘モードほどではないので、アイドリング状態と言った方が適切かもしれません。ストレスホルモンというのは頑張るときに分泌されるホルモンの総称で、代表的なものにはアドレナリンがあります。


 カフェインは身体に良いとする人と、悪い人の両方が同じくらい存在しますが、一つ言えることは、カフェインを過剰に摂取すると不必要にストレスホルモンが分泌され、本当に頑張りたい時に頑張れなくなるということです。


 これは私自身が感じていることですが、知的作業と肉体作業をそこまではっきりと厳密に分けることは出来ず、例えそれがパソコン仕事や会社経営に関する知的作業であったとしても、ハードな時期が続くと走りに悪影響を及ぼします。


 やはり、神経がしっかりと休まらないので、本当に頑張りたいときに身体が言うことを聞いてくれないのです。カフェインの摂取は全て悪いとは言いませんし、私もコーヒーはたしなみますが、不必要にストレスホルモンを分泌させるということは述べておきたいと思います。


 ストレスホルモンは必要な時にしっかりと分泌されて、休んでいるときは分泌されないのが理想です。言い換えれば、休むときに身体がしっかりとオフになっているからこそ、出すべき時にストレスホルモンがたくさん出せるんです。LLLTには過剰なストレスホルモンを抑えてくれる働きがあるので、入眠が容易になり、しっかりと休むモードに体が入りやすくなります。


 更に、掘り下げてそれは何故なのかと色々と調べてみたのですが、私も納得のいく答えは今のところ見つけられず、とにかく実験して、ホルモンレベルを調べるとそうなったという実験結果があるだけなのですが、どうもさらに調べていくと、結局のところ神経の働きも神経細胞があり、神経前駆体細胞がありと細胞の働きによるものです。


 そして、そういった神経の働きやホルモンの働きがスムーズにいくかどうかは炎症反応や浮腫と関係があり、脳内での炎症反応や浮腫が抑えられると神経伝達がスムーズに行われ(従って思考がクリアにもなり)、ホルモン分泌も正常化されます(したがって、食欲を正常化し、肥満を防ぐ)。


 色々と勉強していて、気づくことはLLLTの働きはホメオスタシス機能の正常化であるということです。決して、LLLTに特別な力がある訳ではなく、細胞、DNA、RNA、ミトコンドリアなどなどの様々なサイズ(スケール)で正常化し、人間のホメオスタシス機能を正常化するということです。


 ですから、すでに引き締まっている人の脂肪がさらに燃えるということはないけれど、肥満の人には脂肪燃焼効果があるし、髪の毛がふさふさの人の髪の毛がさらに増えるということはないけど、抜け毛の治療にはなるし、元気な人を眠らせる睡眠薬のような効果はないけれど、不眠の人や寝る前まで携帯電話の青色光線を見つめたせいで入眠が困難になっている、もしくは睡眠の質を下げている人には理想の睡眠を促す効果はあるとそう言ったところになってきます。


LLLTには他にも様々なメリットがあります。


 LLLTについてもっと詳しく知りたい方は、下記のURLより問い合わせページに入り、『詳説LLLT』と入力して、送信してください。筆者が確認次第、LLLTについて詳細に解説した無料小冊子『詳説LLLT』を送らせて頂きます。


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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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