佐々木功さんがゆっくり走ると速くなったのは何故だったのか?
更新日:2022年8月27日
たった一年間でマラソン3時間16分からマラソン3時間16分から2時間33分へ
これはウェルビーイングオンラインスクールを受講して、ランニング人生を大きく変えられた大阪府在住の30代市民ランナー榮井悠祐様の話です。榮井様は元々野球部の方で、ランニングは初心者でした。
走り始めたきっかけは上司の方に知らない間にエントリーされていたマラソン大会です。初フルマラソンを4時間半かけて走り切られた榮井さまはこの時点では、まだ自分がその後エリート市民ランナーになることは知る由もありませんでした。
これをきっかけに走り始めた榮井さまは自己流のトレーニングで量と負荷を増やし続け、最終的には練習のほぼすべてが10キロのタイムトライアルという鬼練習になりました。まさに昭和のスポコン漫画顔負けの努力をされたのです。
その努力の甲斐もあって、タイムは少しずつ伸びていき3時間16分まで到達しました。しかし、ここから先はそうそう簡単にタイムが伸びていくものではありません。確かに、走り始めは走ったら走っただけ走るのが速くなっていきます。
これまで運動自体していなかった人であれば、週に一回走るだけでも速くなりますし、週末しか走っていない人が平日も走るようになるとそれだけで走るのが速くなりますし、週三回しか走っていなかった人が週五回走るようになるとそれだけで速くなります。特にインターバルトレーニングなどをしていなかったとしてもです。
そして、ジョギングしかしていなかった人がちょっとでもインターバルトレーニングを導入したり、テンポ走を入れたり、試合に出て追い込むようになると更に走るのが速くなっていきます。
ただ、それもある程度のところまでの話です。初期の段階は難しいことなど何もありません。やるかやらないかそれだけの話です。ところが、ある程度の段階になるとただただ体に負荷をかけているだけでは速くはならなくなるのです。
練習の組み合わせ、というものを考える必要があります。更には同じ練習をしていてもリカバリーの質によってタイムは変わっていきます。練習というのはやるだけでは不十分で、やった練習に対して体が適応しなければいけません。世界最高のコーチの一人レナト・カノーヴァ氏の言葉を借りるなら、「レースの結果はトレーニングに対する適応によって決まる」ということになります。
だから、コーチカノーヴァはトレーニングは走り終わった後のシャワーから始まると述べています。何故なら、回復を先ず第一に考えるべきだからです。この回復はただ単に何もしないという意味ではありません。食べ物や睡眠習慣でリカバリーの質が大きく変わるのです。それに加えて、自分で出来る体の手入れによってもリカバリーの質は変わります。
更に、心理的な部分によっても結果は大きく変わります。これは根性や忍耐力のことではありません。もちろん、それも含むのですが、自分自身の能力を最大限に発揮するための心の使い方というものが存在するのです。
榮井さまはそれらをウェルビーイングオンラインスクールを通して、身につけられました。そして、超効率的努力を実現し、ご自身でも驚かれるくらい、結果が出るようになりました。練習の負荷はあがっていません。寧ろ落ちています。それでも、練習の目的やリカバリーの質が変わることで、劇的にタイムが伸びたのです。
以下にご本人のお声をそのまま転記させて頂きます。
「池上さんのブログ、有料講義は、You Tube、SNS等の情報とは質が全く異なります。
池上さんの講義を受講して本格的なマラソン練習を2020年5月からはじめて、3時間16分から練習でロングランの位置づけで2時間41分出せるまで成長しました。
そして何より、ウェルビーイングの為の栄養学のおかけで食生活自体かわり花粉症やアレルギーがなくなりました。
そして、風邪をひいたり熱が出る頻度がかなり減りました。
まだまだ、砂糖、動物性食品(肉)等改善したいところは多々ありますが、、、
本来であれば自分で何十冊と本を読んでという作業が池上さんのおかけでかなりの時間短縮で濃い知識、正確な情報を手に入れさせていただいております。」
この段階ではまだ2時間41分でしたが、ここから2時間33分まで記録を伸ばし、今では2時間20分を目指して走っておられます。そして、先日以下のようなメッセージを頂きました。
「有益過ぎてあまりひろまってほしくないという本音もありますが、ウェルビーイング繋がりが出来ることは幸せです」
実は同じお声を他の方からも頂いております。有益過ぎて世間に広まって欲しくないほどの内容こそがウェルビーイングオンラインスクールなのです。
ここであなたに一つ質問させて頂きたいのですが、あなたは今どの段階にいらっしゃるでしょうか?
もしも、あなたがまだランニング初心者で、走れば走るほど伸びていく段階とか負荷をかければとりあえず速くなっていく段階であれば、ウェルビーイングオンラインスクールを受講されるのはまだ速いと思います。
ですが、ある程度真剣に走っているのに、以前ほどは伸びなくなってきた、あるいはまったく伸びなくなってきたというのであれば、これから私がお話しさせて頂く内容を一言一句逃さずに聞いていただきたいと思います。
いつまでも、負荷をかけるだけかけて結果に繋がらない努力はやめませんか?
改めまして池上秀志(ひでゆき)です。私は中学校入学と同時に陸上競技部に入りました。のちに国体でやり投げのチャンピオンとなる眞里谷健司先輩が体験入部初日に登校した私を捕まえて「池上、お前陸上部入るやろ?友達連れてきて」と言われてしまったのが運命でした。私に逃げ道はなかったのです。
中学時代は二年生の時に、京都チーム一回目の都道府県対抗女子駅伝5連覇の時代に中学生の指導にあたっておられた神先宏彰先生が教頭先生として赴任してこられました。今から思えば中学生を全国大会に出場させることなどわけないことですが、当時の私には名前の通り神様の先を行っているんじゃないかというくらい勉強になることばかりで、名指導者の薫陶を受けた私はめきめきと力をつけ、都道府県対抗男子駅伝に京都代表として出場すると区間賞を獲りました。
高校では、陸上競技の名門校洛南高校に入学しました。ここでも、部員たった3人(それも一番速い選手で5000m18分台)から始めてインターハイ総合優勝、全国高校駅伝2位まで導いた中島道雄先生の薫陶を受けることが出来ました。
この高校三年間は私にとっては試練の時でした。上下関係や学校生活が厳しかったというのもありますが、伸び悩んだのです。思うようには伸びず努力すればするほど遅くなっていった時期もありました。
それでも何とか駅伝シーズンには帳尻を合わせ、3年連続京都府高校駅伝区間賞、3年連続全国高校駅伝出場、都道府県対抗男子駅伝出場を果たすことが出来、全国高校駅伝と都道府県対抗男子駅伝では9人抜きを記録することも出来ました。
ですが、インターハイにも出られずロードでしか走れていなかった私を獲ってくれる大学はありませんでした。私は勉強で京都教育大学に進学しました。
力は出し切れませんでしたが、高校時代に培った基礎体力と経験を信じて大学入学後は自分で練習計画を立てて、実践するセルフコーチングで競技を続けました。箱根駅伝常連校のように寮があって、ご飯を作ってもらえるわけでもなく、トレーナーさんがいる訳でもなく、自分で練習計画を立て、自分で給水を準備し、自分でタイムを取り、自分でご飯を作り、自分で体の手入れをするというそんな環境での競技生活が始まりました。
関西はレベルが低いこともあって、入学してすぐに京都インカレ、関西インカレで優勝すると、西日本インカレでは5000mと10000mの二種目で2位、京都選手権、近畿選手権でも優勝しました。セルフコーチングを徹底する上で、陸上競技部と合わない部分が出てきたこともあって、二回生の10月に退部するとその後谷川真理ハーフマラソンで川内優輝選手をおさえて63分09秒で優勝しました。
この時期私は本を読んだり、インターネットで色々調べてトレーニングやリカバリーのことなどを勉強しようと思いましたが、書店の本やインターネットの記事は初心者向けの情報ばかりで信憑性も低く参考になるものがありませんでした。
ですが、ある程度競技力があったことも幸いし、他大学の指導者や選手の話を聴いたり、法政大学の合宿に入れて頂いたり、実業団の合宿に入れて頂くことも出来、様々な勉強をさせて頂くことも出来ました。
そして、3回生では長距離走のメッカ、ケニアに単身わたり、色々な勉強をさせて頂くことが出来ました。ケニアのイテンという町に滞在していたのですが、イテンはヨーロッパの一流選手がたくさん来る町で、ケニア人だけではなく、イタリア、ドイツ、フランス、ベルギー、イギリス、オランダ、ノルウェー、アメリカ、などなどの一流選手、指導者から勉強させて頂くことが出来ました。
また、そこでのちに私のマネージャー兼コーチになっていただくディーター・ホーゲン氏とも出会いました。コーチホーゲンはサミー・リレイ、ラーニー・ルット、アラン・キプロノ、スティーブン・キオゴレ、クリストファー・チェボイボッチ、ウタ・ピッピヒなどボストン、シカゴ、ニューヨーク、ベルリン、ロンドン、フランクフルト、ハノーファーなどのメジャーマラソンで優勝する選手を何人も育てて上げ、実績的にも素晴らしかったのですが、それだけではなく、理論的で非常に勉強熱心で、私が知らないようなことをたくさん教えてくださいました。
私はそんなこともあり、コーチホーゲンに師事することにしました。
コーチホーゲンに師事した後、上尾ハーフマラソンの一般の部でも優勝したり、大阪ロードレースで30㎞1時間31分53秒で走ったり、大阪マラソンで日本人トップの2時間13分41秒で走ったり、ケアンズマラソンで優勝したり、ハイテクハーフマラソン3連覇などの実績を残しました。
そして、完全に引退した訳ではありませんが、いったん区切りをつけて2020年に今までの自分自身の経験や知識をもとに1万人のランナーさんの目標達成やお悩み解決をサポートさせて頂くという目標とともにランナーの為の日本一の学び場をオンラインに作り、現在はウェルビーイング株式会社代表取締役をさせて頂いております。
そんな私がウェルビーイングオンラインスクールを作成したのは、大学時代の経験が大きいです。今日本では真剣なランナーさんの為の学びの場がないのです。確かに情報自体はインターネットや本屋さんに溢れかえっています。ですが、そのほとんどがキャッチーなタイトルで人目を引きつけて何か極端なことを述べているだけです。
私に言わせればそれは学びではなく、ショーです。確かに、見ていると面白いです。でも、それはショーでしかありません。本質をついていないのです。
では、さすがに練習会に参加したり、ランニングコーチについたらさすがに専門的なことが学べるだろうとあなたは思われるかもしれません。ですが、私に言わせれば、日本のランニングコーチの大半は自分でも何をやっているのか理解していません。
これらランニングコーチのやり方は大きく分けると二つです。
一つ目は、目標タイムから逆算して、固定の練習計画を当てはめるやり方です。例えば、3時間15分切りを目指す人にはこの練習計画、3時間切りを目指す人にはこの練習計画、2時間50分切りを目指す人にはこの練習計画と型に当てはめてしまうのです。これはそのコーチの経験に基づくものであったり、他のランナーさんの経験に基づくものであったりして、実績があるので一見説得力があります。
ですが、こんなやり方で上手くいくのであればコーチなどはなから必要ありません。この練習をやれば、インターハイチャンピオンが作れるとかこの練習をやれば2時間10分を切れるという絶対的な練習があれば、誰も苦労しないのです。実際には、ある程度その時の状況や選手に合わせた微調整が必要で、練習は個々に応じたものであるべきなのです。
そして、二つ目のやり方は走り方を教えるやり方です。これも一見理にかなっているように思えます。ゴルフでも野球でもテニスでもレッスンを受けたら、握り方、立ち方、振り方などのフォームを先ずは教えてもらうことになります。そして、実際にそれで上達します。
ですが、長距離走、マラソンは違います。いくらその場で綺麗に動けても筋力や心肺機能がついてこなかったら、どうにもならないからです。確かに経済的な走り方とそうではない走り方というのはあります。でも、それよりも心肺機能と筋力が持つか持たないかの要素の方がはるかに大きいです。
また、人間の体というのは同じ動きを反復するとその動きを効率よくやるようになるという習性があります。ですから、基本的には走り込めば走り方は綺麗になるのです。もちろん、上を目指し続けるにあたって走り方を考えることも大切です。ですが、それは全体の5%以下であって、先ずは練習を考えるべきです。
また、走り方の難しいところも型にはめることが出来ないことです。一見、綺麗に見えても経済性の低い走り方もあれば、一見汚いけれど実際には経済性の高い走りも存在します。ですから、このあたりもよく観察しないと分からないことであり、並みのランニングコーチに指導は無理だと感じています。
では、一体長距離走、マラソンが速くなるには何が必要なのかということですが、7割くらいは練習の組み合わせです。練習には流れというものがあり、戦略というものがあります。最も少ない負荷で最も良い結果を出すのが一番なのですが、その流れや戦略を立て、そして、実際にやりながら修正を加えていくという事が大切です。
練習の全体の流れや戦略を立てる上で必要なのはトレーニング理論であり、原理原則です。一方で、実際に仕事やプライベートと両立しながら、体調の変化や季節の変化なども頭に入れながら、修正しながら実践していく実践の部分の両方が必要です。
先ず何よりも重要なのは、トレーニングです。トレーニングに関しては、最も理論的な部分から最も実践的な部分までを体系的かつ網羅的に学ぶ必要があります。これが出来なければ、自分にピッタリ合った練習計画を立てることが出来ません。これが出来ないと結局、どこかから持ってきた3時間切り必勝法という怪しげな練習計画に頼ることになるのです。
そして、次にリカバリー戦略です。リカバリーの二本柱は栄養と睡眠です。これもよく誤解されがちなのですが、禁欲的な生活が必要だと思われていますが全然そんなことはありません。禁欲的だから体に良いなんて言いうことは全然ありません。早い話が美味しいかどうか、まずいかどうかと体に良いかどうかはあまり関係がないという事です。
また、食べる量を減らす必要もありません。寧ろどちらかと言えば、しっかりと食べる選手の方が強いという傾向があります。ただ、リカバリーを促進する食べ物とそうではない食べ物があるのは事実ですから、その知識を身につける必要があります。これは睡眠に関してもそうです。睡眠の重要性を理解するとともに、睡眠の質を向上させる方法を理解することが大切です。
そして、最後に心です。心も大きな問題です。心の問題を扱うと何故か日本人は両極端になる傾向になります。心を信じていない人は心なんて存在しないかのように扱いますし、心を重視する人は心頭滅却すれば火もまた涼しとか大和魂さえあれば、竹やりでもB29に勝てるみたいな感じになってしまいます。ですが、実際にはこういった両極端ではなく、自分のパフォーマンスを最適化する為に誤った心の使い方と正しい心の使い方があるだけです。
これは短期ではサプリメントのような働きをします。つまり、自分の実力に少しのプラスアルファを与えてくれるのです。そして、長期ではエンジンやガソリンのような働きをします。どれだけ速く、どれだけ遠くに行けるかはガソリンとエンジン出力でほぼ決まりますが、それと同じであなたがどこまで行けるかは基本的にはあなたの心の在り方で決まります。そのメカニズムを解説しようと思ったのです。
ここで、あなたはそれならオンラインスクールではなくて、実地で指導したり、実地じゃなくてもズームで教えれば良いではないかと思われるかもしれません。でも、本気で教えようと思ったら、週に一回では不十分なんです。ウェルビーイングオンラインスクールは基本となる講義だけでも30時間はあります。
またありがたいことに私の教えを受けたいと言ってくださる方は南は沖縄、北は北海道、そしてアメリカやドイツなど外国にもいて下さるんです。ですから、オンラインじゃないと実際には不可能なんです
またズームコンサルというサービスも導入していますが、私のズームコンサル料金は1時間1万円です。ウェルビーイングオンラインスクールと同じ内容をすべて解説させて頂くとなると基本的な事柄だけでも軽く30万円はするんです。また、ズームは互いに時間を合わせないといけないという制約もあります。
それに加えて、これまで数百人のアマチュアランナーさんの目標達成やお悩み解決をサポートさせて頂いた経験から申し上げますと、だいたい皆さん共通の疑問点やお悩みを抱えておられるんです。ですから、基本的な事項はオンラインに公開した方が良いと判断した訳です。
いずれにしても、私がウェルビーイングオンラインスクールを作った理由は、本当の長距離走、マラソンを学べる環境を作って、劇的に記録を伸ばしてほしい、というそれだけのことです。
そんなウェルビーイングオンラインスクールの講義概要は以下の通りです。