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レース前に「絶対」やってはいけないこととは…

 まさかの高山さんに拙著『レース前四週間完全攻略本』を動画内で紹介して頂いておりました。いつも本当にありがとうございます。


 参考になる動画でしたので、是非ご覧ください↓↓


 レース前に「絶対」やってはいけないこととは・・・



レース前四週間完全攻略本の詳細はこちらから↓↓


 私はこれまで陸上競技に16年間取り組んでいました。最近は、年間数百人の市民ランナーさんを指導させて頂く機会に恵まれましたが、それでも私の気持ちはずっと競技者です。目をつぶると、これまで自分が闘ってきたレースの記憶がよみがえります。満足のいくレースはほとんどなく、満足できないレースがほとんどでした。

 しかし、両手で数えるほどの満足いくレースを思い出すとき、私の心の中には何とも言えない満足感が訪れます。小さな子供が自分の部屋の宝箱に自分だけが知っている宝物を入れて、その宝箱のふたをそっと開けて寝る前に一人満足感に浸るように、誰からも賞賛はされませんが、私だけの満足感が目をつぶれば訪れます。

 それは「自分の力を最大限に出し切れた。自分の思い描いていたレースが出来た」という満足感です。これは是非とも多くの方に伝えたいことですが、長距離レース、マラソンレースにおける、すべてを出し切るということは、お父さんやお母さんが小学校の持久走大会の前に「今日の全力を出し切ってきなさい」ということとは全く持って異質のものです。

 多くの場合、小学校のマラソン大会、持久走大会で「全力を出し切る」とはほとんど準備もせずに、あるいは大会の前せいぜい4週間ほどちょこちょこっと準備をして、その日の全力を出し切ることです。そのこと自体は素晴らしいことです。

 しかし、レベルが上がれば上がるほど、その準備は多岐にわたり、長期にわたって、様々なことに考えをめぐらし、複雑なジグソーパズルを組み合わせるように、いや解読不可能と言われたドイツ軍の暗号エニグマを解くように、無数に存在する選択肢の中から自分に合うと思うものを組み合わせていくのです。

 

 そして、そのパズルがはまった時、えも言われる快感に、あなたは残りの人生でずっと浸ることが出来るでしょう。もしかすると、誰からも賞賛はされないかもしれません。しかし、少年少女の宝物箱の中のように、誰にも知られなくてもあなただけは知っているかけがえのない宝物となります。

 残念ながら、本書のテーマはそのクロスワードパズルの詰めの部分しか解説しません。私はこれまで16年間の競技人生の中で、いくつもの満足できないレースとほんの一部の満足できるレースがあったことは先述しました。そして、その満足いくレースと満足できないレースの準備期間を二つに分けるなら、鍛える期間と試合で結果を出すための準備期間の二つが必要です。

 本書で解説するのは、試合で結果を出すための準備の部分です。本当に満足のいくレースをしたければ、鍛えるパートと試合で結果を出すための準備期間の両方が上手くいかないといけません。

 最悪なのは、鍛えるパートが上手くいったにもかかわらず、この試合で結果を出すための準備期間が上手くいかないときです。何故これが最悪のシナリオだかわかりますか?それは、多くのものをかけてきたにもかかわらず、それらが全て無駄になったことを意味するからです。

 一方で、何らかの事情で鍛えるパートが満足のいくものにならなかったとしても、試合で結果を出すための準備がきっちりと出来れば、そこそこの結果は出ます。このケースにおいては、本人もやる前から高望みは出来ないことを知っています。

 しかしながら、その中で自分のベストパフォーマンスが発揮できれば、とっておきの宝物を手に入れることは出来なくても、夏休みの思い出くらいのものは作れます。いわゆる及第点というやつでしょうか。あるいは宣伝風に言うのであれば、この夏一番の○○とか、この冬一番の○○!というものは作れます。

 いずれにしても、私が本書で解説するのはこの最後の試合で結果を出すための準備です。手品も魔法も魔術もありませんが、これが上手くいかないとあなたの努力が水泡に帰します。実際に、私の多くの努力が水泡に帰しました。水泡に帰すという言い方ではまだぬるいでしょう。戦艦大和が海の藻屑と化しました。本書では私のようなバカな過ちを犯し、枕を涙で濡らすことにならないようにするためのノウハウを解説します。

目次

・初めに


・レースで結果を出すための準備期間はいつから始まる?


・レースで結果を出すための準備の要素


・トレーニング編


・レースで結果を出すための準備期間にやるべき重要なもう一つのこと


・そもそもどのくらいの強弱をつけるのか?


・波を小さくする


・波の大きさを決めよう


・練習の負荷はどこで調整する?


・ハードな練習の中身はどうする?


・質を落とすパターン


・量を減らして質を落とすパターン


・レースペースで走り、量を減らすパターン


・つなぎ(休息)を長めに取るパターン


・4つのやり方を組み合わせる


・今まで良いレースが出来た時


・交感神経と副交感神経の仕組みを理解しよう


・交感神経と副交感神経のメカニズムを調整に活かす


・レース前最後の2週間


・交感神経と副交感神経のサイクルを掴む


・市民ランナーは調整が必要ない?


・私生活編


・食生活編


・カーボローディング


・カーボローディングのよくある誤解


・飲み物編


・カフェイン


・グリセリンローディング


・レース当日にあると便利なもの


・睡眠


・寝られないときはどうする?


・寝具の問題


・セックス


・マッサージ


・薬


・心理編


・ヴィジュアライゼーションテクニック


・レース当日


・ヴィジュアライゼーションテクニック


・アンカーとトリガー


・アンカーとトリガーを上手く設定できない場合は?


・言葉の力を借りる


・レース中の心構え


・レース戦術


・3分の2戦略


・最終章 レース前完全攻略4週間



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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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