ウェルビーイングオンラインスクールのリニューアルについて2
- 池上秀志

- 7月19日
- 読了時間: 12分
皆さん、こんばんは!
前回のブログではウェルビーイングオンラインスクールのリニューアルについてご案内させて頂いたのですが、もうご覧頂けましたでしょうか?
まだご覧頂けていない方は是非こちらをクリックして、昨日のメルマガをお読みください。
本日は更にさかのぼって、そもそも私がウェルビーイングオンラインスクールをどういう作り方をしたのかということをお話しさせて頂きたいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、私は高校卒業後、いわゆる箱根組ではなく、一般受験で京都教育大学教育学部社会領域専攻へと進学しました。皆様はご存知だと思いますが、箱根駅伝は全国駅伝ではなく「関東大学駅伝」です。
陸上界では、いわゆる箱根組の指導者たちを快く思わない人も一定数います。何故なら、所詮地方大会でしかないものなのに、マスメディアに大きく取り上げられてなんだか態度が横柄な人が一定数いたり、割に合わない利権を手にする人たちもいるからです。
私もまあわからんでもないという気はしつつも、世の中そういうもんだとも割り切っています。
そんな話はどうでも良いのですが、ごく普通の国立大学に入ると、自分の練習は自分で考えるようになりますし、そもそも私と同じくらいの走力や熱意を持つ人もおらず、練習は基本的には一人でやっていました。
と言っても、京都教育大学から洛南高校までは約6キロ、高校時代にお世話になっていた中島道雄先生と現在弊社副社長の深澤哲也の最後の年ということもあり、初めの1年はだいぶ洛南高校にお世話になりました。
とりあえず、高校時代は高校レベルに到達出来なかったので、なんとか大学一年目までに高校レベルに到達したいと思っていました。なんとか、その通りに大学一年目でやっと高校生レベルには到達出来たと思っています。
問題はそこからです。その後は自分の頭で考えてやっていくしかない訳ですが、もちろん知識や経験が不足していたので、色々なことを自分で勉強しました。勉強したことを実践し、ハーフマラソンでは63分09秒という当時の関西学生歴代4位、その年の日本ランキングだと69位、高校時代は高校の100傑にも入れなかったのが、2年ほどで日本のトップ100に入れるようになりました。
その時のことを振り返ってみて、自分が何を勉強して、何が役立ったのかなと考えてみました。先ずは一番抽象度を上げて、抽象的に言えば何が一番必要だろうと考えました。
そうすると、トレーニング、リカバリー、マインドセットの3つが浮かび上がりました。横文字を使わずに説明すると、練習方法、回復方法、考え方の3つです。これよりも抽象度を上げて、何かこの3つを包括出来るような概念はあるかなと考えてみたのですが、当時の私には見つかりませんでした。
見つからなかったので、この3つが最も抽象度の高い概念なのかなと思い、とりあえず、この3つを最も抽象度の高い概念であると設定し、この下へとより具体的な詳論、方法論を解説させて頂きました。
そして、私一人の説明だと、ところどころ抜け落ちてしまうところもあるだろうから、特別講師もお招きさせて頂きました。
更に、全員に同じ説明の仕方をしたら、理解出来ないところも出てくるだろうから無料メールサポートをお付けさせて頂きました。
これで万全だと思いました。
実際に、サブ3、サブエガ達成者は続出でたった1年間でマラソン3時間16分から2時間半くらいまで伸びた人が二人、5000m17分台から1年で15分台に突入したり、1500m4分12秒から1年で3分台に突入したり、3年間3時間半切りが出来ずに足踏みされていた方がスッと3時間半切りを達成されて、3時間10分切りまでそのまま伸びたり、とにかく結果は出ました。
それはそれで良いのですが、ある時ふと、トレーニング、リカバリー、マインドセットを包括する一つの概念が作れるし、そしてそれを入れた方がトレーニング、リカバリー、マインドセット編に対する理解も深まることに気づいたのです。
それが人間編です。
人間編とはつまり、人間というのはどういう生き物であるかを理解することです。勉強すれば、するほど人間なんて大体皆同じだということが分かってきました。
昨日のメルマガでは歴史のお話もさせて頂きましたが、歴史を学べばだいたい人間とはどういう生き物で、間違いが起きるとすればどこで間違いが起きるのか、だいたいはわかります。
エジプト文明や中国文明はだいたい4000-5000年前くらいからあるようですが、あんまり古いとよく分からないことが増えます。日本史で言えば、現在皇紀2685年ですが、これもあんまり昔のことになると、だいぶ作り話が入ってきます。おそらく、史実も大分含まれているとは思いますが、どこまでが史実でどこまでが作り話かとなると判別がつきません。
きちんとした記録が残っていて、なおかつ漢文の知識があれば資料が読み解けるというのはせいぜいこの千年です。もうちょっと遡って奈良時代くらいまで含めても良いかなとも思いつつ、せいぜいこの千五百年です。
世界史についてもまあ似たり寄ったりでしょう。二千年以上前になると、正確なところはかなり分からなくなります。
それでも、そのくらいのスパンで見た時に、人間はずっと同じことばっかりやっています。使ってる武器、貨幣、言語、所属している国家、歌っている歌が異なるだけで、だいたい同じことばっかりやっています。
特に、世界規模で物事を考えるのであれば、この500年間は同じことばっかりです。歴史は繰り返すというよりは、同じ支配者が同じやり方でこの500年くらい世界を支配していると言えます。
資本主義も民主主義もこの500年間世界を支配してきた支配者たちが自分たちに都合の良いルールを作ったというだけのことです。
ちなみに、日本語でルールと書くと規則という意味合いで使われることがほとんどですが、動詞でルール、つまりRuleと使う場合には支配するという意味です。この世の支配者たちが支配の為に定めたのがルールです。
もちろん、それに気づいている方はもう気づいているので、「そろそろ資本主義やめよう」とか「大学に行っても意味がない」とか「男らしさ、女らしさの否定はおかしい」とか「国民に平等に一人一票選挙権を与えるのはおかしい」という人もちらほらいいます。
ウェルビーイングオンラインスクールで特別講師を務めて下さっている「日の丸を背負った京大生」平井健太郎さんもそのうちの一人です。彼はさすが私よりも数段先をいく男なので、大学生の頃からそう言っていました。
これが人文科学の話です。
自然科学で言えば、体に良いものも悪いものもたくさんありますし、トレーニング方法も色々なやり方がありますが、結局のところ、一つか二つ、物差しを持っていれば、だいたいなんでも分かるようになります。
いちいちクコの実は体に良いのか悪いのか、ブルーベリーは体に良いのか悪いのかと具体的事例を持ち出して考えなくても、だいたい基本を理解しておけば、大抵のことはわかるようになります。
他の例も挙げると、インターバルトレーニングと中強度走とどちらが効率良い練習なのか、30kmマラソンレースペース走と10km中強度走とどちらが効率良い練習なのか、暑さに体を慣らすための練習はどうすれば良いのか、コロナワクチン打つべきか否か、インフルエンザワクチン打つべきか否か、抗がん剤投与すべきか否か、だいたいのことはわかるようになります。
普通は人間編だけ教えて、長距離走、マラソンが速くなるということは無理でしょうから、引き続きトレーニング編、リカバリー編、マインドセット編の各詳論は残します。無料メールサポートも特別講師による講義も残します。
ですが、もしもあなたが天才の部類に入るのであれば、人間編を教えればそれだけで長距離走、マラソンが速くなります。
私を含む普通の人は、人間編の内容だけで全てが理解出来るというところまでは無理だと思います(人間編しか教えなければ、皆さまもそれだけでは無理だとお怒りになられるでしょう)。
ですが、理解出来るとその他の具体的トレーニング理論や方法論の理解が格段に速まります。
ちなみにですが、私自身も人間編で解説させて頂く内容がきちんと理解出来るようになったのは最近です。本当はもっと早く知りたかったです。少なくとも、高校卒業時にこの内容を知っていたら、2時間10分を切れていたのではないかという気はします。あるいはもう少し多くのレースで優勝出来たでしょう。
ただ、口先だけでは意味がないので、引き続き2時間10分切りを目指して走り続けようとは思います。
それ以外の面についてですが、人間編で解説させて頂く内容が理解出来るようになってから、本当に迷いがなくなりました。
長距離走、マラソンにおける悩みは勿論のこと、会社経営に関する悩み、ウェルビーイングオンラインスクールの受講生様より頂く大量のご質問に対する回答への悩み、社員教育の悩み、その他ありとあらゆる人間教育の悩み、全てが消失しました。
それに伴って、疲労感が段違いに減りました。ここ4週間くらいずっと週に約200㎞のトレーニングと約60時間の労働を続けていますが、疲れを感じません。
もちろん、今日妻に買っていくのはソーダ味のガリガリ君か、パイナップルのガリガリ君か、どちらにしようくらいは悩みます(笑)
ただ、そういうしょうもないというかどうでも良い悩みを除いては(そもそも悩みと言えるかどうかも疑問ですが)、一切の悩みが消え失せました。
そして、意外に思われるかもしれませんが、以前よりも怒るようになりました。それは怒るということにも一定の意味があることに気づいたからです。人間には生まれ持って怒りという感情が備わっています。それには意味があってのことだということが理解出来たのです。
ただし、これも少し不思議な感覚ですが「私が怒っている」というよりは「勝手に怒っている」という感じなんです。別の表現を使うと「怒っている私を虚心坦懐にみつめている」という感じです。
私が私の意志で怒っているというよりは、人間はこういう時に怒るというのが本能に組み込まれているので、それのなすがままにして、私はそれを見つめているだけという感じです。
普通は怒ってはいけないという前提が先ず先にあり、それがこらえきれなくなってしまって、ついつい怒ってしまった、「あっいけない、どうしよう」となるように思うのですが、私の場合は「あっここで怒るんだ。へー、じゃあ相手はどうなるんだろう?」という感覚です。
ちなみに、今のところ私が怒るのは秘書のSyokoさんに対してだけであるということも分かりました(笑)
これも面白い発見です。
だいたい話が通じない時に怒ることが多いので、おそらく言語で伝わらない部分を身体言語でカバーしようとしているのだと思います。
ただ、繰り返しになりますが、私が「言語で通じない部分を身体言語でカバーしよう」と思って怒るのではなく、勝手に体が怒っているのを私は見つめているだけです。
また、ここだけ切り取るとパワハラのようにも聞こえるかもしれませんが、Syokoさんも平気で私に怒りますから、そのあたりはご心配なく(笑)
今のところ、怒るようになってから人間関係が以前よりも円滑になりました。やはり、小さな芽を大きな芽になるまで放っておくよりも、小さな芽は小さな芽のうちに刈り取っておいた方が良いというのが一点と、なんだかんだで人間は感情が読めない人、腹の中で何を考えているのか分からない得体のしれない人と付き合うよりも、裏表のない人間との方が付き合いやすいんだなと感じています。
よく考えれば、世間一般では酒を使ってそれをやる訳ですよね。酒を使って理性を取り除いて、それで初めて本音で語り合うということをやる訳ですが、それなら酒を使わずに初めから本音で語り合えば良い話なのかなと最近の私自身を観察していて思います。
そして、そういった消極的な感情が持つ意義というものが理解できるようになってから、ますますやる気が高まるようになりました。
心理学系の本を読んだりすると、さまざまな消極的な感情との付き合い方が解説されており、だいたいはそういった消極的な感情の消し方が解説されています。
ほんの一例を挙げると、自分はマラソン2時間13分でしか走れないのに、あいつは2時間6分で走っている、殺したいくらいに嫉妬するというような場合です。
こういう時、心理学系の本を読んだり、カウンセリング系の本を読むと、「他人と比べることに意味はない。あなたはあなたで素晴らしい。あなたの存在そのものに価値があるのです。あなたの存在価値、存在意義を正当に認めてあげましょう」というようなことが書いてあり、その後にワークと称して「自分自身を抱きしめる」というようなことが書いてあるわけです。
ですが、自分が2時間13分でしか走れなくて、2時間6分で走っている相手に殺したいくらいの嫉妬を抱くのであれば、そこには何か意味があるのではないでしょうか?
もちろん、殺せば良いという話ではありません(笑)それでは目標が消失してしまうではないですか。
そうではなくて、殺したいくらい憎いのであれば、親の仇と思っていつか超えてやると努力をすれば自分の力になるのです。そして、自分が2時間6分で走れるようになるころにはもうお互いにお友達になってますよ(笑)
そんな訳で、以前よりも元気に毎日を過ごさせて頂いております。
そして、当たり前ですが日々充実しているので、以前よりも幸福に日々を過ごさせて頂いております。
そんな人間編、繰り返しになりますが、長距離走、マラソン以外のありとあらゆる分野、特に皆様のお子様の家庭教育にお役立ていただけますので、楽しみにお待ちください。
素敵な夜になりますように
ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志
追伸
ウェルビーイングオンラインスクールはプロの知識と経験をあなたにインストールし、超効率的努力を実現するハイテクシステムです。1年後、2年後、3年後に長距離走、マラソンの記録を劇的に伸ばしたいという方は今すぐこちらをクリックして、詳細をご確認ください。

























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