年間数百人の市民ランナーを指導し、自身も大阪マラソン日本人トップの他国内外の様々なレースで優勝実績のある池上秀志が選んだエリート市民ランナーになるための43のワークアウトを完全公開!
戦前の1936年ベルリンオリンピックに1500mに出場し、当時の日本記録3分56秒をマークし、その後中国大陸で従軍、戦後は早稲田大学競争部を箱根駅伝優勝に導いたり、東急陸上部から8人も東京オリンピックに選手を送り込んだり、日本記録保持者やオリンピック選手を1ダースも育て上げた中村清先生が次のように言いました。
「どれだけ優れた文学作品もせんじ詰めればアイウエオの組み合わせ、どんな優れた音楽もドレミファソラシドの組み合わせ。マラソントレーニングもせんじ詰めれば、スピードと距離の組み合わせに過ぎない。これらをいかに組み合わせるかで、駄作にもなれば、芸術的大作にもなる」
私は中学校で陸上部に入ってから27歳の現在まで走り続けてまいりました。その中で、たくさんの挫折を味わいました。腰から下で故障したことがない箇所など一つもありません。オーバーワークで結果が残せなかったことも多々ありました。何度、悔しくて泣いたか分かりません。
同時にささやかな成功も経験してきました。都道府県対抗男子駅伝6区での区間賞、京都府高校駅伝3年連続区間賞、全国高校駅伝や都道府県対抗男子駅伝での9人抜き、西脇工業にいらっしゃった名選手志方文典さんの区間記録を更新しての浜名湖駅伝4区区間賞、当時関西学生歴代4位に値するハーフマラソン63分09秒で川内優輝さんを下しての谷川真理ハーフマラソン優勝、大阪マラソン日本人トップの2位(2時間13分41秒)、成功と書くには小さすぎますが、その都度両親には喜んでもらえる程度の結果ではあったでしょう。
それらの挫折とささやかな成功(成功と呼べるかは怪しいですが)を繰り返してきて一つ確信したことがあります。それは長距離走には色々な要素があるけれど、一番大きな要素は練習の組み合わせだということです。要するに、先述の中村清先生の教えが体感を持って理解できたということです。
では、ここで一つ質問です。確かに文学作品はアイウエオの組み合わせであり、音楽はドレミファソラシドの組み合わせです。では、長距離走・マラソントレーニングは何の組み合わせでしょうか?確かに速度と距離の組み合わせではあります。ですが、実際問題としてマラソントレーニングに5m100本のインターバルという練習はあり得るでしょうか?もちろん、可能性としてはあり得ます。しかし、実際にはあり得ないでしょう。
ピアノで言えば、絶対に弾かない鍵盤があっても仕方ないのです。では、どの鍵盤なら弾くのでしょうか?
長距離走・マラソントレーニングを複雑にするためではなく、シンプルにするためにはどのように組み合わせるのかではなく、先ずどれを組み合わせるのか、構成要素の方を先に考える必要があります。要するに、とりあえず音楽におけるドレミファソラシドをシャープまで含めて全て書き出す、或いは日本語におけるアイウエオからワヲンまで書き出してみましょうということです。
第一章 有酸素ランニング
誰が何と言おうと時代がどれだけ移り変わろうと、長距離走・マラソントレーニングのイロハは有酸素ランニ ングです。有酸素ランニングの特徴はローリスクハイリターンであることと、最終的にやりたい練習をするため の土台になることです。よくする例えとしては、土台がしっかりしていないのに大きな家を建てようと思ったり、 豪華絢爛たる天守閣を建てようと思っても無理があるということです。
あるいは、ピラミッドもそうです。 いくらエジプト王の威光を世に示すような立派な建物を建てようと思っても、先ずは土台の石をしっかりと積み上げないと、大きなピラミッドは建ちません。従って、エジプト王の威光も後世に伝えることが出来ません。 ピラミッドの土台と全く同じ役割を果たすのが、有酸素ランニングです。
先ずは土台をしっかりと作って、そ の上にインターバルトレーニング、テンポラン、タイムトライアル、変化走、レースなどのメインとなる練習を持ってこようという訳です。
では、そのような有酸素ランニングにはどのようなものがあるのでしょうか? これから具体的に見ていきたいのですが、その前に本書ではジョギングと有酸素ランニングを分けて考えていきます。有酸素ランニングはあくまでも、トレーニング効果のあるそこそこのペースで走るトレーニングであり、 ジョギングとは散歩の代わりに行うような本当にゆっくりとしたペースでジョグすること(同語反復ですみません)を指します。
それでは、順に見て行きましょう!
有酸素ランニング1 基礎中の基礎の有酸素ランニング:6-10 キロの中強度
ペース:楽でもないけれど、きつくもないペース。明日にダメージを残さない、心理的にも負担がない最も速いペース。およそレースペースの 80%。
6 キロから 10 キロの距離の中強度のペースは強豪中学や高校で最も多用される練習で、市民ランナーの方にとっても是非取り入れてほしい練習の筆頭です。このトレーニングはあくまでも感覚に従って行うことが大切です。何故なら、次の日にダメージを残してしまっては、練習の目的を果たさないからです。
この練習は例えば、3000m10 分ちょうどの中学生にとっては、6 キロを 25 分(4:10/k)で走るような練習であり、5000m15 分ちょうどで走るような高校生にとっては 10 キロを 40‐36 分(4:00-3:40/k)で走るようなト レーニングになります。非常にざっくりとした目安にはなってしまいますが、5000m のレースペースに一キロ当 たり 40 秒から 1 分ほど足したペースとなります。
この練習は 10 分くらいウォーミングアップをしてから、25‐40 分間のランニングで軽く流しをして、家まで クーリングダウンで帰っても 1時間以内に終わるトレーニングです。
また集中している時間自体は 25‐40 分間 なので、非常に使いやすいトレーニングで、疲労の残り具合もそこまでありません。一方で、積み重ねることに よって走力が確実にアップしていくトレーニングなので、是非取り入れてほしいトレーニングです。
有酸素ランニング2 セミロングラン:15-20 キロ中強度
週に一回距離走をするとして、或いは週に二回距離走をするとして、その間にもう一回か二回ロングランでは ないけれど、少し長い距離を走っておきたい時にお勧めの練習が 15 キロから 20 キロの中強度の有酸素ランニン グです。
ペースは、非常に大雑把ではありますが、やはり 5000m のレースペースに一キロ当たり 40 秒から 60 秒足したペースが良いと思います。
15 キロという距離は中学生にとっては少し長いですが、高校生ならすでに 20 キロまでの距離をカバーするよ うになっていきます。ただし、高校生にとって、この距離の練習はセミロングランではなく、ロングランになっ てしまうかもしれません。
ですが、マラソンやハーフマラソンにも取り組む大人の市民ランナーの方にとっては、 すでにセミロングランになっているでしょう。 仮にあなたがまだ一度も 20 キロ以上の距離を走ったことがないのであれば、絶対に先ずはこのセミロングラ ンから試してみて下さい。この練習はあらゆる意味で、中強度のトレーニングとなります。
あまり距離が長くな いので、そこまで体にダメージが残る練習ではありませんし、またペースも中強度です。
一方で、そこそこの距離であり、ペースも中強度なので、決して楽な練習ではありません。そういった、あらゆる意味で中強度であり、 故障やオーバートレーニングのリスクは低いが、しっかりと有酸素刺激が体にかかるという意味では、ハイリタ ーンなトレーニングです。 次の日がインターバルトレーニングでも充分に導入可能なので、使い勝手が非常に良い練習です。
有酸素ランニング3 基礎的ロングラン:25‐30 キロの中強度
次に紹介したいのが基礎的なロングランです。この基礎的なロングランという意味は5000m からマラソンラ ンナーまで等しく取り組んでほしい練習だからです。一部では5000m で結果を出すのに、25 キロ走や 30 キロ 走は必要ないという声もあります。必要ないという言い方をするのであれば、確かに必要ないです。
ですが、確実にメリットはあります。大きなメリットの一つは骨格筋が強くなることです。筋力にも色々な性質がありますが、故障なく継続的にランニングを続けるために必要なのは、接地の時にかかる衝撃に耐えられる 体を作ることです。故障をするときは、大抵心肺機能が筋持久力を上回った時です。25 キロから 30 キロという 距離を継続的に走り続ければ接地の衝撃に耐えることが出来るようになっていきます。
二つ目のメリットは、ミトコンドリアの機能が改善したり、サイズが大きくなったり、数が増えるというメリ ットです。ミトコンドリアは酸素を使ってエネルギーを生み出しているところで、ミトコンドリアの機能が改善されることが、長距離トレーニングの基礎中の基礎であり、有酸素能力の源です。
また、ミトコンドリアの機能 が改善されるとアンチエイジング効果もあります。 三つ目は、走り方が経済的になるということです。人間の体は、長時間使っていると体がなるべく楽をしよう とするので、より疲れない体へと変わっていくのです。
ただし、この時に注意点としては、距離走はある程度の ペースでなければいけません。何故なら、速く走った時になるべく疲れないように走ろうとするのと、ゆっくりだらだら楽に走るのは全くの別物だからです。ひたすらゆっくり長く走っていると逆に悪い走り方が身につきか ねません。
だからこそ、中強度の強度がベースになります。 四つ目は、リラックス効果があるということです。距離走にリラックス効果があるというと、頭がおかしくな ったんじゃないかと言われるかもしれませんが、誰が何と言おうと距離走にはリラックス効果があります。
長時間走り続けると、やがて人は一種の恍惚状態に入り、気持ちよくなっていきます。しばしば、普段のストレスを 忘れることが出来る良い時間になります。高強度だとこうもいかないと思いますが、中強度なら頭を空っぽにし て走るのにちょうど良いと思います。
有酸素ランニング4 マラソンの為の基礎的ロングラン :30‐45 キロ中強度
次はマラソンランナー限定の基礎的ロングランです。個人的にはマラソンランナー以外は、30 キロより多い練 習はやめた方が良いと思っています。これは必要ないのではなく、やめた方が良いのです。
何故かというと、例え中強度であっても距離が長いと脚が重くなり、インターバルトレーニングなどの高強度な練習からの回復が遅れてしまうからです。ロングランにはメリットもたくさんありますが、あまりにも距離が長いと、体が疲れる割には目標とするレースの距離にはあまり役立たない練習となってしまいます。
同様の理由から、マラソンランナーが 60 キロ走や 100 キロ走に取り組むのもあまり良い考えだとは思いませ ん。
昔のマラソンランナーはそういった超長距離走にも取り組んでいましたが、その目的はあくまでも精神的な ものであったとはっきりおっしゃっています。要するに、体に適切な負荷をかけるためのトレーニングではなく、 長く走ることで精神的に 42 キロが短く感じられるための練習です。
しかし、マラソンをやるなら、練習で 30 キロから 45 キロまでの距離をカバーしておくに越したことはありま せん。歴史的には 30 キロまでの距離の練習で結果を残したマラソンランナーはたくさんいます。
ですが、やはりマラソンは 42.195 キロを競うスポーツなので、35 キロ走、40 キロ走もやるに越したことはないと思います。
何故なら、そうすることで筋持久力的にも 42 キロという距離に耐えられるようになりますし、代謝のシステム も改善され、有気的脂肪代謝が速くなるからです。
では、40 キロより長い距離の練習は必要なのかということですが、別に必要ではないですが、45 キロくらい までの距離であれば、メリットも大きいだろうということで、45 キロまでと書いています。私自身は練習では 42 キロまでしかやりませんが、45 キロ走も有効なトレーニングだと考えています。
有酸素ランニング5 実戦的ロングラン:30-40 キロ走中強度から高強度
次はマラソンランナー限定の実戦的ロングランです。このロングランでは、中強度から 走り始めて、徐々にペースを上げていき、望ましくは最後の 10 キロから 5 キロをレースペース、もしくはレー スペースに近いペースまで上げていきます。
大前提として述べておくと、必ずしもレースペースで走る必要はどこにもないですし、ましてや前半からガンガンペースを上げていくのは考えものです。
何故なら、長い距離をおもいっきり追い込むと体がその刺激に対して適応しないばかりか、回復にも時間がか かってしまうからです。トレーニングで重要なのは、タイムではなく、必要なトレーニング刺激をかけることで す。5000m のレースの次の日のダメージとマラソンの後のダメージ、再び普通に走れるようになるまでの日数を考えてみて下さい。
どちらも経験したことがある人なら、両者の違いをお分かりいただけると思います。このロングランの目的は、 マラソンに向けて仕上げていくことなので、追い込みすぎずマラソンのレースに近い刺激をかけることです。
ですので、あくまでも最後の 10 キロから 5 キロ程度をレースペースもしくはレースペースに近づけることが重要 です。 また、大前提としてこの練習をするためには、最低でも一度は同じ距離を基礎練習として行っているべきです。
有酸素ランニング6 ノーマルランニング:6-15 キロ低強度から中強度
このトレーニングは私のコーチであるディーター・ホーゲンから「普通の日」と指示されるときの練習です。 この練習の第一目的は疲労の回復です。ハードな練習からの回復を目的としたトレーニングです。
その中でも、 少しだけ有酸素刺激を付け加えることを目的とした練習です。長距離走はあくまでも積み重ねが重要な種目です。 思いっきり追い込み切るような練習と何もしない日を繰り返すよりは、ある幅の範囲内で、継続的に練習を続け ることの方が重要です。
先ほど、紹介したマラソンの為の実戦的ロングランをレースのように走ってしまってはいけないのと同様に、 回復を主目的とした練習でも少し有酸素刺激を足すことが重要になります。この練習では初めはウォーミングアップがてらゆっくりと走り始めます。2,3 キロ走り体が温まってくると自然とペースが上がってくると思いま す。
自然とペースが上がってきたら、自然とペースが上がってくるのに任せて徐々にペースアップしていき、最後の 5 キロや 3 キロは少し意識的にペースを上げて気持ち良く終わることが大切です。 筆者がケニアで現地人と同じトレーニングキャンプで生活し、トレーニングしていたころはもっと極端にこの練習をやっていました。
赤道直下のケニアでは年中朝の 6 時過ぎに太陽が昇ります。5 時45 分に起きると服を着替えトイレを済まし、すぐに走り始めます。そのころは、まだ足元も暗く非常にゆっくりと走り始め、一キロ 6 分を超えるくらいのペースで走り始めます。そのまま体が温まり、陽も登り始めると徐々にペースを上げていきますが、10 キロくらいまでは非常にゆっくりです。
その後、徐々にペースを上げていき、最後はレースのような強度になり、最後の直線は本当にスプリントになります。
筆者が「どうして最後はそんなに速く走るんですか?」と聞いたら、「最後は少し脚を広げた方が良いんだ」との回答でした。何故脚を広げた方が良いのかはよく分かりませんでしたが、スピードワークの準備になるのと、 最後は交感神経を少し活発にして終わることで、体がだらっとしないためのものでしょう。
この練習は私たちのトレーニンググループでは通常 15 キロから 20 キロですが、市民ランナーの方にとってこ の距離は多すぎると思います。あくまでも、リカバリーを主目的とした練習なので、やはり 6 キロから 15 キロ、 その日の感覚に従って距離を決めるのが望ましいでしょう。
有酸素ランニング7 使い勝手の良いハードな練習 12-20 キロ走中強度から高強度
この練習はハードな練習に分類されるんだけれど、前半は抑え気味に走ることで練習に対する精神的なプレッ シャーを大幅に取り除いた練習です。この練習の使い方はこういうことです。例えばですが、すでに週に二回質 の高い練習を組んでいるんだけれど、体の状態が良くてもう一回質の高い練習を入れたい、
しかしながら、すでに質の高い練習を週に二回組んでいるのでこれ以上はやりすぎになる、そういう時にこの練習を入れてベースと しては中強度にしつつ後半はペースを上げていき、しっかりと負荷をかけていくんです。 別の使い方としては、週に一回すでに質の高い練習を入れている、同じ週にもう一回質の高い練習を入れるの は嫌だけど、もう一回追い込む日を作りたいという気持ちもある、という時に取り入れる練習です。
この練習なら、最悪走り出して状態が良くなければ、安全運転をして、最後の最後だけペースを上げるという選択肢を取る ことも出来ます。色々な意味で、精神的なプレッシャーや負担を取り除いてくれる練習です。
もちろん、走り始めて 2,3 キロで体の状態も良く、気持ちものってきたらそのまま突っ走ることも出来ます。 また、この練習の魅力はある程度の距離と質を同時に作ることが出来ることです。20 キロや 15 キロという距離 は普通に有酸素ランニングとしても良い練習です。
それに、後半だけペースを上げるという形でテンポランの要 素も入れることが出来ます。これは大きなメリットです。
有酸素ランニング8 テンポラン 6-12 キロ走高強度
今回はテンポランの紹介です。テンポランの目的は一体何でしょうか?
これは結構答えに困る質問です。運動生理学的には、乳酸性閾値の改善というのがもっとも適した答えなのかもしれません。ですが、私は実践的な観 点からは、もっと多くの役割があると思っています。
例えば、10000m のレースに向けて 12 キロのテンポ走に取 り組む際には、先ずはその距離を全力で走るための体作りというとらえ方も出来ますし、ハーフマラソンの為の トレーニングとして 12 キロをハーフマラソンのレースペースかそれに近いペースで走る際には、レースに向け て本格的に体を仕上げていくための練習ととらえることも出来ます。
ただ、様々な練習のやり方がある中で、この練習はそこまで型に当てはめて厳密にペース設定をせずにある程 度の幅を持たせて高強度というざっくりとした面を残しておくことをお勧めします。何故なら、この練習で重要 なことは、ある程度速いペースで走るという刺激を体にかけることだからです。 まだ準備が出来ていない段階では、当然タイムは遅くなるはずです。しかし、適切に練習をしていけば、自然 とペースは上がってくるはずです。
一方で、まだ体が仕上がっていない段階のこの練習で無理にタイムを追いか けてオーバートレーニングになってしまうと、その後の練習がスムーズにいきません。設定タイムを持つことを 全否定している訳ではなく、あいまいな部分を残しておいた方が良いということです。
有酸素ランニング9 リカバリーラン 6-12 キロ走低強度
このランニングは完全にリカバリーを目的としたランニングです。長距離走は継続が大切なスポーツではありますが、休養も大切な練習です。この練習とジョギングとの明確な違いを述べろと言われると難しいです。
難し いですが、ポイントは楽ではあるけれど、何となくリズムよく走ることを意識することだと思います。この練習 は絶対に楽でなければいけません。
しかしながら、タラタラと完全に腰が落ちて汚い走りになってしまってはい けないということです。あえて、目安を述べるなら 5000 のレースペースから 1 キロ当たり 2 分から 1 分ほど遅 いペースのどこかになるでしょう。
これをジョギングと呼ぶ人がほとんどだと思いますが、ある程度リズムよくという部分を意識することは大切 だと思います。ゆっくりなんだけれど軽くパッパッパッと足を運んでいくことを意識してください。
実はここまでのブログ記事は電子書籍『エリート市民ランナーになる為のトレーニング全集』のほんの一部です。『エリート市民ランナーになる為のトレーニング全集』は年間数百人の市民ランナーを指導し、自身も大阪マラソン日本人トップの他国内外の数々のレースで優勝経験をもつ池上秀志が、市民ランナーの方に是非取り入れてほしい43のワークアウトを解説付きでお届けしているものです。
これら43のワークアウトをすべてやらなければいけないという意味ではなく、これ以外の練習をやる必要はなく、あとはこれら43のワークアウトを上手く組み合わせることだけを考えれば良いということです。もうあなたは余計な情報に頭を悩ませる必要はありません。
電子書籍『エリート市民ランナーの為のトレーニング全集』です。下記のURLよりたった1000円で、お買い求めいただけます。そして、こちらの『エリート市民ランナーになる為のトレーニング全集』には全額返金保証をつけており、読後万が一ご満足いただけない場合は全額返金させて頂きます。
ですので、想定しうる唯一の問題はあなたがもっと早く『エリート市民ランナーになる為のトレーニング全集』をお読みならなかったことだけなのですが、いかがですか?
読者様のご感想
「「トレーニング全集」電子書籍化 ありがとうございます。 練習の イロハ を 非常に丁寧 かつ 簡潔に 記述されており、大変参考になります。 私なりに さらに工夫しながら サブエガを目指していきたいと 心 新たに いたしました」
松岡継文様
「お世話になっております。榮井です。早速新刊一通り読ませていただきました。
この本は、トレーニング全集というだけあって辞書のように今後使っていきたいと思います。これから練習計画を立てる上で、必ず机に一緒に置いておきたい一冊です。
まず、練習計画を立てるに当たって、メニューを選ぶ際に非常に参考になります。時期、与えたい刺激、身体の疲労具合などから今の自分に合った練習メニューを選択できるのはいいなと思いました。
そして、2つ目の使い方として、練習メニューを決めて前日に、その練習する目的を読み返すことで練習目的をしっかりと頭に入れて集中して練習に取り組める。ただし、やっぱり全体の理論を理解してっていうのは前提になってくるお思うので、過去の講義をしっかり思い返しながらその上でこの辞書を有効活用していきたいと思います。困ったとき、迷ったときに助けてくれる一冊だと思います!
いつも思いますが値段設定が破格すぎる気が。。感想をお伝えしたくメールさせていただきました。これからも日々勉強させていただきます!」
榮井悠祐様
「大変興味深く読まさせてもらいました。
まだ、ざっとしか見ていませんが、これで1100円とは大変お買い得です。
漠然と私がイメージしていた通りの内容で、それを具体的な数値で明確に示していただいたので、これを基に練習計画を立ててみたいと考えています。
(自己ベスト)
フル 3:13:07(2012)
ハーフ 1:29:18(2014)
10km 40:??
5km 20:15(2014)
1500m 5:08(2012)
※8~9年前がピークだったようです。
(今後の目標)
現在61歳ですが、70歳まで別大に出場し続けることが目標です。
この数年は3時間25分前後で推移しており、一昨年は3時間29分台でギリギリゴールできました。
ただ、もう少し余裕をもって、確実に3時間20分以内でゴールできるようにしたいものです。
初めて、別大のスタートラインに並んだ時の感動は忘れることが出来ないものです。
あの緊張感は他の大会では体験できません。
いつまでも、このレースに参加したい、それが私のモチベーションです。
70歳過ぎてもこの大会に出場している人が一昨年は3人いました。
その一人に私もなる。適切な練習をやれば、不可能ではないと信じています。
また、60歳を過ぎたので、世界の6大レースにも参加しやすくなりました。(タイム的にも、時間的にも)
来月はボストンマラソンに参加します。ベルリンは来年に持ち越しました。
(購入理由及び感想)
上記のとおり、別大に参加し続けるためには、適切な練習が必要と考えていますが、還暦が近づくと同じ練習量でもタイムが落ちてきています。ただ、極端に落ちているわけではないので、まだ希望はあります。(マラソンを始めたのは50歳を過ぎてから)
加齢に伴い、回復力が確実に落ちてきているので、無理な練習は避ける必要があると考えています。
以前は、年間5000km走ったり、100~300kmの長距離マラニック(ナイトランあり、長距離マラニックは大好きです)とかやっていましたが、今はセーブしていて、月間250~300km程度しか走っていません。
今回、インターバルや短距離でのスピード練習の重要性を再認識した次第です。インターバルは合計12kmくらいまでというのは、体感的にも納得です。
しかしながら、今回の内容で「ヨガ」については、私の認識というか観点ととは少し異なります。(見方の違いと思います)
年を取ってきたため、最近は故障しない体づくりに重点を置き、特にフォーム改善に力を入れています。
私の場合、上半身の柔軟性に問題があったため、ジムでヨガやピラティス系のレッスンを積極的に受講し、ランニングで特に重要な股関節と肩甲骨周りの柔軟性と可動域が改善しました。
これにより、ハムストリングスとお尻の筋肉を使うこと出来るようになり、体幹が安定し上半身のブレが少なくなりました。
「上半身はリラックス」と言いますが、そのためには強い体幹と柔軟性が必要と考えます。
私にとって、ヨガは正しいフォームづくりに欠かせないものです。
ヨガのインストラクター数名に「ヨガにおける呼吸とは何か」を質問したら、「心と体の安定」と答えていました。
ランニングにおいても、適切な呼吸をすることにより、心(というか脳)と体を一致させることは重要かと思います。(特にレース終盤)
(最後に)
理論に裏打ちされ、すごく具体的な内容で、これまでのもやもや感がかなり解消されました」
春日潤一様
「いつもお世話になっております。
書籍を購入しました柴と申します。
・現在の自己ベスト
フルマラソン 2:49:12 (2021年)
・今後の目標
2022年別大での2時間45分切り。
・本書をお買い上げいただいた理由
現在48歳で走歴10年になります。
30〜40歳まで趣味でフットサルをやっておりました。
陸上経験は無く、ランニングクラブ等にも所属したことはありません。
仕事の都合上、かなり不規則な生活なので、なるべく効率良くトレーニング成果を
上げるべく試行錯誤している中で池上さんに辿り着きました。
本書の購入もその一環ということになります。
大久保さんの大田原のトレーニング内容をベースに本書で学んだことを加味して
10月からのトレーニングを組んでみようを思っております」
柴晃浩様
まだ『エリート市民ランナーの為のトレーニング全集』をお読みになっていない方は、是非こちらをクリックしてお買い求めください。たった1000円でお買い求めいただけます。
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